2019年6月30日日曜日

梅雨対策レシピ

6月29日。星期六。        137/91。62.1kg。

 ちゃんと寝ているはずが、このところやたら眠い。「梅雨だる」ってなかんじだ。

 「豆腐と浮世は柔らかでなければゆかず」。5時間授業の1冊である「食い物ことわざ」からのものだが、大体言い得て妙なものばかりの中でもこれは気に入った。もっとも木綿豆腐派の俺としては言葉が好きでも「やわらかすぎる豆腐」つまり安物の絹豆腐は食べる気がしない。
 で、その豆腐のトッピングに最適なタレのレシピを見つけたので作ることにした。「スタミナ薬味だれ」。にら、ネギ、生姜、にんにく、煮切り酒、醤油。まあ、全員集合といったところの面々だね。
 
 続いて「夏野菜のピクルス」制作。両方の単語が、このうっとおしい季節対策にぴったりじゃないだろうか。2色のパプリカ、セロリ、人参、きゅうりが材料で、香辛料で塩、白黒胡椒粒、ローレルを使う実にシンプルなレシピで、土井善晴氏によるものである。

 で、上記のレシピは国営放送出版の料理番組テキストに掲載されていたものだが、なんと同じテキストに同名のレシピが各ふたつづつ掲載されているんである。それぞれ違う人によるものなんだが、非常に珍しいケースではないだろうか?編集の段階で問題にならなかったんだろうか?

 9時から近所のスーパーへ買物。95円税別の卵他を買う。木曜日の特売では卵が売り切れてた。10時ころでは売り切れる場合もあるのだ。もっとも、このスーパー、週4回やってんだよね、卵の特売。

 霧雨の中、庭作業は大根、みず菜、大葉の収穫のみ。

 昼食は「そうめん」。かけ汁にトマトやみず菜のみじん切りが入り、大葉と乾煎りしたあみがトッピングされる。

 午後のロードショーは「太陽はひとりぼっち」。1962年イタリア映画。ミケランジェロ・アントニオーニ共同脚本・監督作品。原題は日食とか、かけた太陽とかいう意味らしい。
 主演モニカ・ヴィッティが演ずる女性は、婚約者と別れ、女友達と遊びまわり、母親と親しい株のブローカーと付き合ったり、自分の居場所探しに夢中になることもなく、柔らかく生きている。
 ブローカーにはアラン・ドロンが扮し、これが俗物的な男で、車と金にしか興味がなく、二人は決してひとつにはなれないことが読めてくる。
 漠然とした不安は、株の大暴落や核実験の報道なども絡めて描かれているが、心のなかの不安を度々でてくる無機質な都市の風景の画像を通して描こうとした野心作であると思う。

 夕飯は「生姜焼き」、「ぬか漬けの大根」、「かぶの味噌汁」、「枝豆」、「夏野菜のピクルス」、「大根の入り納豆」、「みず菜のスタミナ薬味だれ和え」、「おかひじきのなめたけ和え」。

 発泡酒~金柑酒の水割り~ミント酒の水割り。果実酒はちょうど1年前の制作である。

 ちびちびやりながら昨夜の続きを観る。「いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち」。2017年イタリア映画で3部作の2作目である。
 捕まった教授たちが警察から条件付きで、今度は自分たちが合法ドラッグを摘発する、というメインストーリーにした医療系コメディで、その筋の人達にもめちゃ面白いんじゃあないだろうか?
 メイキングで観たら監督は体を張って演出するタイプのようで、若く、そしてイケメンだ。これから先が楽しみな監督の一人となった。
 さて、完結編だが、2作目と3作目は同時に撮影したというから驚きである。キネ旬によれば完結編の評価が中でも一番高いという。
 医療系の映画を観たせいか、2日連続で寝る前の血圧計測を忘れていない。さらにこの日覚えたイタリア語は「プロント」。「もしもし」だって。9時半ダウン。

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