2019年6月29日土曜日

年金的天寿

6月28日。星期五。      124/90。61.8kg。

 目覚めの1測、っていうのか朝一番の血圧計測の時、目の前のブラインドに1匹の蚊がとまっていた。で、逃さぬよう慎重に指で潰そうとしたところ、微動だにせずされるがままにお亡くなりになりました。が、その後始末が大変だった。身体1つ分くらいの量の流血後の拭き取りである。
 寝ている間にしっかり吸われたものだと思う。以前、しっかり吸われると痒みが残らない、ということを聞いたことがあるが、まさにその通りのようだ。
 満腹で身動きもままならなかったようだ。

 早朝キッチンは「さくらんぼのシロップ煮(コンポート)」。ワンパック分なので小さいジャム瓶2瓶ちょっとしか出来なかったが、ケイ姉妹にひとつづつあげようと思う。

 新聞では3面くらい使って、なんとか審議会などが作成した老後不足金額提示を掲載している。老後(65歳から)30年生きた場合という試算であり、試算ということを考えればどんな金額が出ても驚くことはないが、その幅が1500万から3000万以上というのは、その差がありすぎだろうって気はする。
 こういう試算って、政権にとっちゃあ面白くない情報に違いない。少しでもその不足分を稼ごうとできるやつはいいが、そのあてがまるでないやつはひたすら金を減らさぬことだけ考えるからであり、そうなりゃあ経済ますます悪くなるからだ。浪費経済界とくっついてる政権にとっちゃあうまくないよな。
 話は脱線するが、三島由紀夫が現在まで生きていれば94歳。年金的天寿?をまっとうすれば来年まで生きるということになる。

 7時に24時間スーパーへ歩いて行く。途中の小さな森を通り過ぎる時、懐かしい匂いを感じた。この時期の蒸れ臭い匂いである。それにあじさいなどが加わる。そう、夏休み、朝早くから深大寺手前の森に遊びに行ったときにかいだ匂いである。あとひと月で夏休みだ。もっとも俺は毎日夏休みなんだが。

 庭作業では、もうすぐ収穫する赤しそにやたらに小さな穴が開いてる葉をもつ株があったのを見つけ、注意深く見るとショウリョウバッタの赤ちゃん?が数匹とまっていたんである。小さいくせに食欲は旺盛で、黙って見過ごせないので早速捕殺。あまりに小さいので逃すと面倒なので今回も慎重にやった。すぐ隣りの大葉ににでも逃げ込まれると見分けがつかない。5.6匹捕殺してから散らばっている赤しそをそれぞれ点検して回ったところ、被害に合ってたのはそのひと株だけだったようである。
 それにしても3ミリ程度の虫が5.6センチくらいまで育つんだから、3kg程度で生まれて60kgの成人になる人間と比べると、単位の違いこそあれ、そのスケールアップの比率はほぼ同じ。よく食うわけだよなあ。その食う量、「少量」では済まないはずだ。

 大根、みず菜を各一株づつ収穫。なるべく毎日消化しようとしている。洗い始めるとヤスデが出てくる。洗い桶につけておくと、逃げ出してシンクの中を這いずりまわる。つぶして殺すのは簡単だが、隠れるのがうまく、そういう意味での生命力というより生活適応力は強い。洗い桶の直ぐ側においてあった御膳ふきんに間に2匹も隠れていて、それをゆすぐまで気がつかなかった。

 昼食は「からみそば」。大根おろし、みず菜、小ネギ、大葉。

 午後のロードショーは「カプリコン1」。1977年、ピーター・ハイアムズ脚本・監督作品。脚本がよく、セリフも過去の映画のセリフを混ぜたりしてユーモアのセンスもいい。特に主演のエリオット・グールド(オーシャンズでも達者)とカレン・ブラックのやりとりがいい。
 もう一人の主人公はジェームズ・ブローリン(ジョシュ・ブローリンのお父さん)が地味に頑張ってる。
 バーブラ・ストライサンドの最初の旦那がエリオット・グールドで、現在の旦那がジェームズ・ブローリンだぜぇ~。最後に二人が揃って走っている場面で終わるんだが...バーブラはそれを.....?
 バーブラが制作から主演・監督した「マンハッタン・ラプソディ」では、「カプリコン1」でジェームズ・ブローリンの奥さん役のブレンダ・ヴァッカロも出演している。
 話がそれたが、この作品、後半の軽飛行機とヘリコプターのチェイス場面がちょっとダレるのが惜しいが、後半で事件の顛末をだらだらやらないのは好ましい。いい出来の娯楽作品。楽しめた。

 今日は9時から5時までNACK5の「ファンキーフライデー」が合間に流れ続ける。この日フリートウッド・マックが午前と午後に流れる。午後はグループについての解説付きだ。小林克也の本領発揮である。
 森山良子の50年前の曲「さとうきび畑」。この番組なら9分ちょっと全部流すかなとおもいきや、残念ながら半分ちょっとで切られちゃった。民放の辛いところか?でも解説が良かった。

 借りてきた「村に火をつけ、白痴になれ」読了。面白かった。伊藤野枝にぞっこん惚れた著者のストレートな書きっぷりに圧倒され、伊藤野枝の壮絶な人生よりも、そちらの気迫に参った。こりゃあ、しばらく追ってみるっきゃあないか~。

 夕食は冷凍「コロッケ&メンチカツ」。冷凍庫の整理である。「ペンネサラダ」。具材はアスパラ、トマト、きゅうり。「大根の味噌汁」、「ぬか漬けきゅうり」。
 発泡酒~燗酒2合をちびちびやりながら、この日ケイのにぃにぃが借りてきたDVD鑑賞。

 「いつだってやめられる 7人の危ない教授」。2017年イタリア映画。早い話、イタリア版オーシャンズである。うだつは上がらないが相当の高度な仕事ができる教授たち7人が集まって、新型「合法ドラッグ」を製造して稼ぐことによる騒動を描くコメディ。これは面白い。
 最後は全員パクられちまうんだけど、当然続編が作られるような伏線がはられている。事実3作まで作られているし、本国では相当ヒットすたらしい。
 「マカロニ・ウエスタン」に代表されるように「パクリ」が得意な国らしい。これを観てスティーブン・ソダーバーグも笑った、とか?キャサリン・ゼタ・ジョーンズが椅子から転げた、とか?

 〆にウイスキーをしっかりなめてから9時過ぎにダウン。

 

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