2010年10月31日日曜日

ロングゲーム、そして延長戦

 久しぶりに長い時間飲んだ。7時から始まり4時までである。ちょっと前だったら泥酔状態時間である。いや、その前につぶれてたろうな。

 場所は国分寺。何度か来た事はあるが、金曜の午後が空いていたので”ちぃ散歩”してみた。
西武国分寺線で小川まで、そこから国分寺まで戻る散歩である。
 スタートは府中街道を少し歩き、途中から横道に入ってぶらぶらと。

 ハーブガーデンショップがあったんで聞きたいこともあって見学した。入り口近くのタイムの上に犬の糞があったが、乾燥しきっていたこともあり店員には告げずにおいた。
 ”ハニーサックル”の特徴や苗の売り出し時期などを尋ね、他にも色々教えてくれた。小さな店だが客もよく来るようだった。

 いきなり大きな木があったり、畑があったり、農家も多く残っているところである。多品種栽培しているところが殆んどであり、それなりにお金持ち風の家も建っており悠々自適な農業生活を感じる。固定資産税の関係で続けているんだろうか?

 途中から玉川上水沿いに歩いた。方向としたら横道にそれたことになる。武蔵野を感じられる残り少ない場所として整備されているのがわかる。ただ、狭い。これも東京だからか。
 中途半端な田舎で育った自分としては、それでもわずかに残された田舎っぽいものに癒されるんである。

 再び府中街道に戻り、ヨーカ堂閉店セールに出会う。14年目にしての閉店である。31日が閉店ということでろくなものが残ってなかったし、どさくさまぎれに売ってしまおうという計画が丸見えの処分品が山積みされていたりしていたが、それでも結構客が入っていた。
 在来の小売店を駆逐してきた大手小売業のリストラの一環であろう。ヨーカ堂も業績は決してよくない。哀れヨーカ堂、ざまぁみろ!
 社員はともかく、パートやアルバイトは仕事を失う。またシルバーカーを押しながらの客、杖の客は今後どこへ買いに行くんだろう。跡地に同業種が出店してくれることを祈るのみである。

 街道沿いにある下水道館なるところでトイレを拝借。立派な公衆便所である。大手企業(ブリジストンなど)の税金のおかげで市の財政の豊かさがわかる。

 途中で”クラインブクラブ”なるところで室内にある崖を登る人を見学した。命綱をつけて3.4階の高さがある崖を登るんである。足をかけるところや手でつかむところを十分に気をつけながら登るのは面白そうに見える。高所恐怖症の自分としては下を気にせずに済むことならやってみたいものである。


 さて、途中で道を間違え西国分寺まで来てしまった。結局そこから電車で1駅乗って国分寺に戻って、ちぃ散歩は終わった。

 次は酒場放浪記である。取材された”いっぺいやっか”は照明の暗い店であったが、早い時間(5時半)ごろに5.6人入っていた。ただこの店は日本酒を冷やでしか出さないんで入る気はない。
北口にはこのほかにも20軒はあろうか。ただ、にぎやかさはないし、賑わっていた様子も感じられない。電車の便はすごく良いのだが、良過ぎて新宿あたりで飲んで帰る客が多いのかな?

 南口も似たようなものだ。タイ、ラオス料理屋と沖縄料理屋とショットバーっぽい店をチェックしてから駅に戻り、約束の時間に友人が来るのを待った。
 待ちながら気がついたことだが、改札口前を自転車を押しながら通り過ぎる人が多いのである。まぁ、どうでもいいことではあるが。

 結局タイ料理屋で10時過ぎまで、ショットバーっぽい店で2時まで飲んだ。この日に仕事がある友人はタクシーで帰り、自分は始発の4時半までの2時間弱を人気のない大衆酒場で飲みなおした。
 酔いより眠気のほうがしんどかった。

 今夜のメニューは”豆腐とにら鍋”、”ごぼうやその他のバルサミコ風味サラダ”、”肉じゃが(いただき物)”。後者2品はリサイクル料理?である。

 

2010年10月27日水曜日

冬が来る前に

今朝ラジオで聞いた曲である。今日の天気は冬そのものではないか?                    本調子でないことは昨日のジョギングでわかった。5K満足に走れない。途中でウォーキングに変えたくらいである。しばらく続けて慣らしてゆかないとだめなんだな。

 今日は板橋方面に用事があり、なおかつ午後の仕事もない。用事を済ませて”東板橋体育館”のプールで1時間泳いだ。25Mで隣のレーンに移らなければならないという今まで経験したことのないルールなんで最初戸惑ったが、何とか泳ぎきった。しかしここでもふくらはぎに異常を感じた。

 これは有酸素運動なのに要らぬところに力が入ってるせいかもしれない。何にせよ少し生活改めないとだめかなぁ。介護の自転車だけではカロリー消費量が不足してるようだ。3ヶ月でジム2回というのも最近ではなかったことだし........。

 隣の”東板橋図書館”で時間をつぶしてから帰宅。足を伸ばして池袋で献血でもするつもりだったが、あまりに寒かったんで中止。かぜ引きそうな気がしたからだ。


 今夜のメニューは”キャベツとウインナの蒸し煮”、”かまぼこときゅうりのともえ和え”、”大根の味噌汁”。
 その他”かぼちゃジャム”、”しょうがジャム”、”さつまいもケーキ”なども今日製作した。つまり時間はあるのだ。本人の意思次第ってところか。

2010年10月26日火曜日

別れの朝

 出だしからいやな雨だった。天気予報が外れることも多いんだが、今日は外れまくってたな。出かける直前に大粒の雨が降り出し、戻ってレインウェアを着てから出直した。

 9時からはKさん。10時を少しまわってKさんとこから出たときには雨は止んでいた。雲が多くていつまた降り出してもおかしくない天気だ。


 自転車で5分のところに10時15分開始のWさんの家がある。大体2.3分前に入るようにしている。遅れは厳禁、早すぎてもだめという微妙な間合いの取り方も数回足を運んでの経験で決めてゆく。


 Wさんは最近退院されて自宅で介護されている寝たきりの”ターミナルケア(終末ケア)”である。自分を含め3人が交代で1日2回ヘルパーを勤め、訪問看護も毎日、この木曜からは入浴サービスも始まる予定だった。


 自分の今朝の担当は寝巻きの着替えである。午後にも陰部洗浄で来ることになっていた。奥さんに挨拶したときには本人は眠っているとのことだった。


 尿が入ってるバルーンバッグをチェックして量を記録し、それをトイレで始末してから陰部の確認のための声かけをしたときである。尿の量も極端に少なかったこともあって、即脈を診た。息も確認した。



 身体はまだ暖かく、亡くなっていたとしても数分前だと思ったが、それを判断するのは医療関係の人である。奥さんに伝えてから、マニュアル通りに医療関係に電話して緊急に来てもらうよう要請した。そして会社にも連絡して自分のとるべき行動を指示してもらった。


 15分で看護士到着。血圧、脈、瞳孔をチェックしてから主治医に連絡。慣れたものである。何回かWさんの顔を見たが苦しそうな表情ではなかったが、そのときはどうだったのかは誰も知ることはない。


 看護士の指示のもと、体位を仰向けにし、硬直が始まる前に手足の位置を直した。身体はがっしりした人で肌のつやも黄疸が出ているとはいえ張りがあって健脚であったであろうことが推測できる。     そうこうしてる時に会社から社員が来てくれ、Wさんに挨拶して一緒に退去した。時間はぴったり10時45分。サービス時間内である。


 明日はWさんのケアカンファレンスも予定されていたことも、今後のことを考えていたもの同士で残念がったりしてから社員と別れた。



 短い間の交流だったが、菊の好きな奥さんのことを考えながら自転車をこいでいたら、やけに冷たい風のせいか目頭に異常が出たようだった。


 それにしても1ヶ月ほど前に社員に尋ねたことがある。独居の老人の死に直面したときの行動指針みたいなものを。ケースとしては1年に1.2回あるそうである。それが会社全体でなのか、事業所内でのことなのかは確認しなかったが、このときマニュアルを聞いておいたことが役に立ったわけである。

 午後のサービスがなくなったことから1ヶ月ぶりのジムで汗を流した。


 今、手元にWさんの訪問介護計画書があり、その上には赤鉛筆で自分なりの注意点などが記入されている。担当が外れたときはこれらの書類は個人情報なんで返すことが義務付けられているが、亡くなった場合はどうするんだろう?明日電話してみよう。


 享年89歳、合掌。



 今夜のメニューは”かぼちゃのカレークリーム煮”、”なすとトマトのサラダ”。前者は去年までは公表だったのに今回は非難轟々。後者は前回不評だったんでナスの下ごしらえを変えたら好評。

 

2010年10月25日月曜日

久しぶりのきょんきょん

22日金曜日久しぶりに飲んだ。場所は東武東上線大山。友人Hとも久しぶりに会って随分としゃべった。終わらないので二人の帰り道途中の池袋でもう一軒。
 それでも総量は全盛時(多分去年)の半分位だろう。酔ったからではなく一杯に費やす時間が長くなったってことか。
 相変わらず勉強家である彼の話を聞いて、発奮すれば自分も見込みありそうだが、そこは単なる凡人。次の朝は見事に二日酔いで予定起床時刻を一時間過ぎてしまった。
 その日は実家に行くことになっていて普段なら朝の9時には着いているんだが、この日は昼になってしまった。それでも午後から庭をいじり、粉砕機を稼動し収穫の終わったさつまいものつるを細かく砕いたりした。


 日曜日、家族間で評判のよい”さつまいもケーキ”を実家でも製作したが砂糖の分量を間違えたりして、満足のゆくようには完成しなかった。やはりレシピを見なきゃだめなことがわかった。とにかく記憶力が衰えすぎてんなぁ。
 実家の近所のレンタルビデオ屋がキャンペーンで50円で借りられることから、張り切って(目的のものがなく)3枚借りた。

 ”幸福の鐘”。SABU監督作品。あまりコメントなし。映画というメディアを使う必然性を感じなかった。
 ”ホノカァボーイ”。きれい過ぎる老人問題。映画ならではである。所詮映画なんである。きれい過ぎて何故悪い、って開き直ったCM風作品。TV会社の製作であることが表面に出すぎた嫌いがある。〆の歌は小泉今日子が歌ってるが相変わらず下手クソである。
 3枚目はアメリカのホームドラマっぽいものらしいがレポートを済ませてからにしよう。


 今夜のメニューは、実家から大量に野菜を持ち帰ったんで(近所からのもらい物)作り置き分まで製作した。”筑前煮”、”かぼちゃの煮物”、”さつまいもの黒ゴマ煮”、”豚肉しょうが焼き”、”大根のオイスターソース炒め”、”小松菜の味噌汁”、”ピーマンと塩昆布のサラダ”。
 今日の料理はそつなくこなした、と思う。

2010年10月21日木曜日

まずいシナリオ

 トレーニング不足痛感! 体重も許容範囲を超えてるし、何より動きが鈍くなってるのを自身が感じている。
 ジョギングにしろスイミングにしろ有酸素運動で持続力を向上させる効果がある上、前述の回避には最適なんである。

 介護の仕事が午前と午後にあり、間に昼食を挟むと3時間の枠が取れないのが実情で、ゆとりあるトレーニングプログラムが設定できないんである。まぁ、諦めて他のプログラムを考えなきゃだめなんだろうけど。

 朝晩はプロでもない限り運動するつもりは毛頭ない。この時間帯にするのは身体にはよくないが、時間がなくてする人や、とにかく何が何でも鍛えたい人には止める言葉もない。自分も”健康のためなら死んでも良い症候群”にでも罹ったらやるつもりだ。

 というわけで夜は風呂浴びて早々に寝るに限る。”寝るほど楽はなかりけり。浮世の馬鹿は起きて働く”。
 昨夜のDVD 鑑賞は”ユリイカ”。4時間近い作品で、昼間に半分見ておいたので何とか1日で見終えた。ワンカットの長回しが気ならない珍しい作品で、当然4時間近いことも気にならなかった。
 登場人物の心理を考えるのにちょうど良い”間”があって、思考能力の落ちた自分にとって都合の良い映画であった。
 ディテールの無理な設定は”月の砂漠”でも感じたが”のり”で乗り切れるストーリーではないので違和感は最後までついてまわった。もっと家庭崩壊のエピソードを重ねた方が説得力が増すと思う。つまり、ラストの人間再生がより生きてくるのではなかったろうか。


 今夜のメニューは”クリームシチュー”、”パスタサラダ”、”きのこのパスタ”。バランスの悪い組み立て方だが、在庫処分のためと毎週木曜日の帰宅時間の都合がマッチして、午前中に殆んど作り終えてしまったメニューである。当然消化し切れなかった。

2010年10月20日水曜日

ウエザーリポート

 天気は雨のち曇りですっきりしなかったが久しぶりに胸のもやもやがすっきりした。

 1ヶ月前に出したレポートが合格になって返送されてきたんである。しかも殆んど満点に近い評価でである。延べ2ヶ月かかって提出した文化人類学である。本当に手間がかかっただけでなく、精神的にも参りそうになった課題であった。苦労のしがいがあったというものだ。
 お隣の区の図書館へも、このレポートのためだけに3度も足を運んだんである。


 もっとも控えてるレポートも2ヶ月近くなった今もまとまらない状態なんだが...。スクーリングで知り合った人から、このレポートでかなり苦労したという話を聞いているんで尚更慎重になりすぎてるかもしれない。
 ”現代日本人の死生観”。なんとも重たい課題だ。およそ自分の軽率な文章で語れるものではない。
今夜もそこから逃げてDVD鑑賞に埋没予定。ここの天気は晴れのち曇り。
 今夜のメニューは”豆腐と鮭の炒めもの”、”ブロッコリーと人参のタルタルサラダ”、”小松菜とえのきのスープ”。

2010年10月19日火曜日

炭火焼の焼肉、食後感。

最近の調理は魚より肉のほうが圧倒的に多い。魚のレシピはあるにはあるのだけれど、決定して勇んで買い物に行ってもふられることもあり、それも敬遠する原因のひとつである。

 全体的には野菜を多く取り入れてるので栄養分に偏りはないはずであるが.....。

肉といえば、最近気がついたことがある。それは尻の筋肉である。介護の利用者の大半は尻の筋肉がなくなってる。たるんで下がってやせている人は介助が必要である。
 最近担当になった寝たきりの利用者の尻は立派である。80代だが張りがあって疾病がなければ介助なしで歩けるに違いない。
 が、身体自体も大きいので体重もあり、体位変換(寝返り)や更衣介助などは大変である。今日は失敗をしでかしてしまった。寝巻きのすそを引っ張った拍子に破いてしまったんである。
 初心者が状況を把握してない典型的なミスである。

 まず、ベッドが特殊で利用者の身体が沈んでいる。シーツも都合で(適切ではない)滑りにくいシーツであり、更にタオルケットが敷いてあることにより滑りにくくなっていたんである。

 奥様に謝罪し、会社に連絡をいれ上司にも謝罪に行って貰ったり、とえらい騒ぎにしてしまった。とても人のよい奥様だったので事なきを得たのであるが、午前中ちょっぴり落ち込んだ。


 昨夜の”酒場放浪記”は神楽坂だったんで、とにかく見た。取材された店自体に興味は沸かなかったが、BGMにゴードン.ライトフットが流れてたんで気分が良くなった。次の取材先になるとビージーズが...。久しぶりに聞く”マサチューセッツ”。
 そういえばこのグループの初期のヒット作に”ニューヨーク炭鉱の悲劇”というのがあったことを思い出した。
 チリの炭鉱事故での救出劇が話題になったばかりである。タイムリーな企画として映画が放送されるかな、と思ってたら本当にやってた。
 ”わが谷は緑なりき”。炭鉱を舞台にしたJ.フォードの名作である。ただこれは偶然であったらしい。

 あと思い出すのは”穴”とか”大脱走”とか.....。脱獄ものばかりだ。


 今夜のメニューは”鶏肉とわけぎのオイスター炒め”、”きのこのサラダ”、”なめこのスープ”。

2010年10月17日日曜日

畑掘るも~ん

BS映画にカットがあるなんて思いもよらなかった。勝手にないものと決め付けていただけのことであり常識なのかもしれなかった。
 確認のため先日放映された”ゲッタウェイ”のDVDを借りてみたところ、記憶に間違いはなく冒頭のシーンはかなりカットされていて、この作品が半分ラブストーリーなんで、かなり大事なシーンであると思うのだが。まっ、今回BGMもしっかり聞くことが出来たからいいか。
 ともあれBS映画に多くの期待を持つのはやめ、けちらないでレンタルにしよう。ちなみに茨城の実家に近いレンタルビデオ屋は現在1枚50円で貸し出してる。

 赤とんぼの編隊が舞う空の下で久しぶりに畑仕事。昨日今日と連続で気持ち良い汗をかいた。先週収穫したさつまいも畑の整地であり、次回はすぐたまねぎの栽培が始まるとのこと。企画は全て長男がやり、自分は労力を提供するのみである。たまねぎも連作障害はあまりないらしい。

 来週から庭を囲む柵の下を整備して、ハーブを植え育てる担当を申し出て実施することとなった。当初この春からの予定だったのが、仕事や大学のことなどで大分遅れてからの開始となった。


 近くのスーパーで陳列されたさつまいもを見たら1本99円だった。しかも重量1K強である。実家で取れた最大級の物でさえ940Gであるから、家庭菜園がいかに割の合わないものか、はたまた農家がいかに儲け抜きで出荷してるか、を考えさせられてしまうんである。

 今夜は久しぶりに家族3人で外食焼肉ツアー。”ホルモンセット”、”シロコロ(小腸)”、”タン”、”ロース”、烏龍茶にライスの大盛り。なじみの焼肉屋で酒抜きで済ますこと4?回目。店の人には禁酒したことになってるんで、相変わらず続いてることで感心されることしきりである。

 畑仕事の1日の終わりは焼肉で〆たいものだ。

2010年10月15日金曜日

あきらめの悪いあき

貯めてた小銭を入金しに行って数えて(もちろん機械で)もらったら10万以上あった。これは旅行資金にする予定なので、近々他行の口座に移す予定である。

 予定では9月末か10月初旬に行くはずだった沖縄。今年の初めに立てた予定である。それが介護の仕事を始めてから狂い始めて、とうとうご破算になった。一旦引き受けた以上、穴を空けたりするのは不本意である。

 11月のはじめなら.....と、諦めがつかずにいたところへ知人からの絵葉書が届いた。Y君である。知り合ってかれこれ15年になろうか。3年前には京都で痛飲した仲である。

 昨年結婚されて、勤続10年の休暇にご夫婦で沖縄黒島へ旅行していて、旅先からの便りである。8月はこちらからはがきを出した。奈良からである。二人はこうして旅先から便りを出し合う間柄として長く付き合っている。旅に対する思いが似通っているのかもしれない。一緒に旅行しようなどということは一度も思ったこともないし、それは彼も同じだろうと思う。それが長続きしてる理由でもあるらしい。

 それにしてもタイミングが合ってるなぁ。無性に行きたくなってきた。11月の沖縄は2度経験があり、そのどちらも良い思い出しか残ってない。と、すれば.....。黒島の絵葉書を見ながら黒かりんとうを食べながらジャスミン(さんぴん)茶を飲みながらカレンダー見ながら企んでる夜になった。

 今夜のメニューは”ブロッコリーのグラタン”、”小松菜のスープ”、”れんこんサラダ”。

2010年10月14日木曜日

幸福駅行き

 ストレスと歯は密接な関係にあるらしい。昨日かぶせてあった金属が歯磨きの最中に取れた。前回も歯磨きの最中だったが、今回はその反対側であった。
 前回のときはレポートに追われて(勝手に締め切りを作ったんで)いらいらしていた頃だった。

 今回は最近請け負った介護先が特殊(というよりはじめての経験)であることがストレスになっていることは自分でもよくわかってたんである。それはターミナルケア、つまり終末医療対象者である。

 死期が迫った方が自宅で過ごされるので、そのご家族の手助けをするのである。

 しょっぱな体位変換(寝返りさせる)のやり方にクレームがついた。もちろん家族ではなく看護士からである。角度が中途半端だったんである。が、この角度は引継ぎのときに覚えていたものであったはずなんだが。
 そこで帰宅して去年の講習に使ったテキストで確認したところ、こちらのミスであることが判明した。

いずれにしても、反応が殆んどない方の介護は初めてなんで、たった30分の介護で結構疲れるものである。


 赤提灯代は激減したが歯科に払う金は増大したようだ。


 今日、2年前に辞めた仕事上の取引先の担当者から電話があった。ご機嫌伺いだったようだ。訪問介護の仕事をやってることは告げたが、ストレス状態なんで詳しい話は他の話題に変えて、しばらく話した。やはり業界は不調であるらしく、お互いが関係していた同業者が破産したとのことだ。
 彼から”いいときに手を引きましたね”と、これまで何度となく言われてきた台詞を久しぶりに聞いた。

これだけものがあふれていながら人々が幸福感に浸れない時代が今まであったろうか?それでも、これでもか?これでもか?と売ってきたものにとって、これから先も売り続けていかねばならないとしたらものすごく不幸な話じゃないか。破産した人と自分は結果こそ違え、その悪魔の循環から逃れられたことは幸福駅行きの切符を買ったも同然だ、という気持ちになれれば良いんだが。

 35年前の10月に買った切符のことを思い出した。北海道新婚旅行でのことだ。

 今夜のメニューは”鶏肉の味噌マヨ焼き”、”大根の味噌汁”、”小松菜の胡麻和え”、”にらと豆もやしの炒め物”。

2010年10月12日火曜日

秋の夜長の前哨戦

先週の土曜日に遅くまでテレビを見てたもんだからバイオリズムが狂ったらしい。あくる日も友人Sと飲み会をして帰りが遅かったんで更に追い討ちをかけた。

こういうときは睡眠時間は充たしていても疲れがとれないことが多い。回復に2.3日要する。それが最近になって要する時間が増えたのは明らかに老化現象である。

その土曜日の映画は”ウエストサイドストーリー”である。40年以上前にテレビで1度だけ見たことがある。確かスポンサーは資生堂で、特番であった。それでもカットしていたんだろうと思う。しかし当時この作品がミュージカルの最高傑作だと思った。

その感想は今回も変わらなかった。50年前の作品とは思えない。息もつかせぬほどのストーリー運びといい、ダンスシーン、スローなバラードのラヴシーン....だれることなく3時間を見させた。今回”アメリカ”と”クール”が記憶より素晴らしいものに思えた。ナタリーウッドの吹き替えなんてこの作品評価を下げる理由にはもちろんならないし、原作者も脱帽するくらいうまい脚色であり、演出である。

 脇役のS.オークランドも良い味。R.ワイズのお気に入りかも。


この監督は本当の意味での職人であり、どのジャンルでも1級の作品を残している、ハリウッドの大御所である。近く”砲艦サンパブロ”もやるらしいんで再見しよう。

 そういえば夏も終わり、冷蔵庫で冷水で作っていた”さんぴん茶(ジャスミン茶)”が切れた。季節柄お湯で飲むジャスミン茶を買いに行かなきゃならない。やはり上野より池袋の”友誼商店”だろうな。それだけじゃもったいないんだが......。

今夜のメニューは”ナスのピリ辛炒め”、”もやしときゅうりの中華サラダ”、”大根と春雨のカレースープ”。

2010年10月7日木曜日

金木犀の咲く道を~

 目標までは届かなかったが試験勉強?大分はかどった。これも国会のおかげである。

国会中継のおかげで国営放送のプログラムに変更が出、フランス映画特集はどこかへ行ってしまったんである。

当然国会中継を見ることなく昼寝と自習に励めたんである。政治に興味がないわけではもちろんなく、新聞やラジオで用が足りるときには(ほとんど足りる)テレビというメディアは自分にとって不要なんである。答弁に使われる原稿を新聞社に渡すなりしてくれれば国会開催も不必要なんじゃないか?


 今日は秋晴れに近い天気だったから金木犀が余計うるさかった。95歳のじい様は今日よくしゃべってくれたが、5回くらい同じ話なんでしまいにはうるさかった。それでも別れ際には”ありがたや~”なんである。

 今夜のメニューは”キャベツと鶏肉の味噌炒め”、”にらと春雨のスープ”、”りんごと柿のヨーグルトサラダ”、”れんこんのチーズ焼き”。さつまいも一休み。

2010年10月6日水曜日

成熟拒否

 昨日の新聞のコラムで読んだ言葉である。

 昨今の坂本竜馬ブームに物申す内容であり、坂本竜馬の熱血青年の生き様に共鳴し過ぎると陥ってしまう病気だそうである。
 
 更に史実と異なった物語が多いことにも言及されていて、竜馬ファンがそれで減るとも思わないが、確かに現在も続くブームは異常であることだけは間違いない。

 火付け役はもちろん司馬遼太郎の”竜馬がゆく”で、自分も知り合いの経営者から薦められ30年前に読んだ。それからしばらく読みやすさも手伝って司馬らく他の著作も読み続け、いっぱしの維新通になったつもりでいた。が、”坂の上の雲”で途切れた。どうにも面白くなかったんである。特に正岡子規が出る最初のところで嫌気が差し放り投げた。そして、それっきりになった。

 印象に残ってるのは”峠”と題名は忘れたが佐賀の乱の江藤新平の話の2編である。後者は作者が好意を持って書いていないことが露骨に出ていたことがかえって面白く読めた。

 ともかく歴史小説は作り物という認識を持って読めばそれほど面白いものではないんじゃないか?とにかく小説そのものも読まなくなった理由のひとつである。

 今夜のメニューは”豆苗のにんにく炒め”、”もやしと揚げのスープ”、”さつまいもとキャベツのコチュジャン煮物”、”マーボーナス風(いただき物)”、”子きゅうりの中華風しょうゆ漬け(いただき物)”。
 いただき物が多くて非常に助かってる。

2010年10月5日火曜日

40年前の映画と5年前の写真

10日は2科目試験がある。そのうちの1科目は再試験であり、前回40点で不合格であった。
今週は身を入れて試験勉強しなければ、と思いつつもこういうときに限ってタイミング悪く、普段見ないテレビを見てしまってるんである。

 国営放送で昼間っからフランスやくざ映画である。フィルムノワールというのはフランス語。

昨日は”勝負をつけろ”。J.P.ベルモンド主演、脚本はJ.ジョバンニ。この人の本は台詞が少なく暗くてリアルであり、いわゆるストーリーテラーではない。淡々と話が進みそして終わってしまうんである。冷たいやくざ映画である。ただ、”冒険者たち”の原点が垣間見えた。J.ジョバンニの原作とはかけ離れた青春友情映画となって公開されたが。

今日は”さらば友よ”。A.ドロン、C.ブロンソン主演、脚本はS.ジャプリゾと監督。この監督はこの後”ジェフ”(これもA.ドロン主演)で才能のなさを露呈してしまった。この本もS.ジャプリゾの主導ではなかったんではないだろうか。
 とにかく凝っている本であり、登場人物の過去や癖、小道具にいたるまで非常に濃い映画である。当時の日本でヒットしてたはずで、C.ブロンソンが売れてきたのもこの作品がきっかけになったんじゃないかと記憶する。

40年前に見た映画はよく覚えてるものと、そうでないものの差が大きいが、この作品は込み入ってる話の割に覚えていたほうである。有楽町シネマという駅近くのビル2階にあった小さな名画座で見た。

 今日見終わってから気がついた。タイトルから全編英語だったんである。記憶が正しければこれはフランス語であったはずだ。タイトルも”アディユ ラミ”だったと思う。これは変だ。フランス語原版を探してみることにしよう。

 まだ頭のなかにF.ド.ルーベの主題曲が流れてるんで今夜はこのまんま風呂入って寝てしまおう。明日も面白そうな作品だったらどうしようか考えながら寝ることにしよう。

 今夜のメニューは”大根の煮物(いただきもの)”、”春巻き(スーパー惣菜)”、”栗ご飯”、”えのきの味噌汁”、”れんこんといんげんの炒め物”。

えのき で思い出した。火曜、水曜と2日間行ってる95歳のご利用者さんの部屋に猪木(アントニオ)と一緒に写ってる写真が何枚か貼ってあるんだが、認知があるご利用者さんに尋ねてもわからない。5年前だということだけしかわからない。不思議である。


 

2010年10月4日月曜日

焼きもの3題

 金曜日は友人Tの誘いで六本木はミッドタウンのサントリー美術館での鍋島焼展を見学。鍋島焼だけのってのも珍しい?

 もちろん伊万里焼も数品出てたが、詳しくない自分としては違いもよくわからない。ただ、酒のつまみをのせる器としてみれば、適当なものがなんと少ないことか、なんて考えながら見てきた。

 中にいかにも渡来系の作と思えるものが一品あった。以前上野で朝鮮の焼き物を見たときの記憶では、ひん曲がってる器がやたらに多かったのだ。技術は確かに優れてはいたんだろうが、緻密性とか整然としたものに対する美的感覚ってのはあまりなかったんだろうか?

 土曜日は”アド街っく天国”というTV番組で深大寺をとりあげていたものを見た。小学校も中学校も近くだったんで非常に懐かしい場所である。水木しげるのブームでの企画であることは明白である。

 そういえば高校生のとき、立ち読みしていた水木しげるを間近で見た書店も随分様変わりしていた。

 深大寺はデートのスポットでもあった。理由は簡単でお金を使うところがないんである。特に山門近くの甘味やでの”楽焼”体験は値段の割には楽しめる。しかも時間も稼ぐ。こんなところで時間を稼いでいた自分の純情さが懐かしい。

 ここの名物はもちろんそばだが、なくなった友人Nに案内してもらい、数ある蕎麦屋の特色を聞きながらそばをすすったのも懐かしい。

 もうひとつの名物は”だるま市”である。小学校の帰りに寄ったっけ。漫画雑誌のおもちゃの付録だけを売る出店があり、必ず行ったものだった。そういえば40年間行ってないんじゃないか?
 来年あたり行ってみるとするか。

 実家から持ってきたさつまいもがまだ1キロ残っていた。今日は夕飯を残り物で済ますんで余った時間で”さつまいもケーキ”を製作した。先週長女のところに届けたところ、好評だったようで今回のは自分が登録している訪問介護事業所に差し入れ分として焼いてみた。