ストレスと歯は密接な関係にあるらしい。昨日かぶせてあった金属が歯磨きの最中に取れた。前回も歯磨きの最中だったが、今回はその反対側であった。
前回のときはレポートに追われて(勝手に締め切りを作ったんで)いらいらしていた頃だった。
今回は最近請け負った介護先が特殊(というよりはじめての経験)であることがストレスになっていることは自分でもよくわかってたんである。それはターミナルケア、つまり終末医療対象者である。
死期が迫った方が自宅で過ごされるので、そのご家族の手助けをするのである。
しょっぱな体位変換(寝返りさせる)のやり方にクレームがついた。もちろん家族ではなく看護士からである。角度が中途半端だったんである。が、この角度は引継ぎのときに覚えていたものであったはずなんだが。
そこで帰宅して去年の講習に使ったテキストで確認したところ、こちらのミスであることが判明した。
いずれにしても、反応が殆んどない方の介護は初めてなんで、たった30分の介護で結構疲れるものである。
赤提灯代は激減したが歯科に払う金は増大したようだ。
今日、2年前に辞めた仕事上の取引先の担当者から電話があった。ご機嫌伺いだったようだ。訪問介護の仕事をやってることは告げたが、ストレス状態なんで詳しい話は他の話題に変えて、しばらく話した。やはり業界は不調であるらしく、お互いが関係していた同業者が破産したとのことだ。
彼から”いいときに手を引きましたね”と、これまで何度となく言われてきた台詞を久しぶりに聞いた。
これだけものがあふれていながら人々が幸福感に浸れない時代が今まであったろうか?それでも、これでもか?これでもか?と売ってきたものにとって、これから先も売り続けていかねばならないとしたらものすごく不幸な話じゃないか。破産した人と自分は結果こそ違え、その悪魔の循環から逃れられたことは幸福駅行きの切符を買ったも同然だ、という気持ちになれれば良いんだが。
35年前の10月に買った切符のことを思い出した。北海道新婚旅行でのことだ。
今夜のメニューは”鶏肉の味噌マヨ焼き”、”大根の味噌汁”、”小松菜の胡麻和え”、”にらと豆もやしの炒め物”。
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