2020年1月31日金曜日

まさか香港かぜの変異型?

1月30日。星期四。                   132/90。64.3kg。

 0時過ぎに目が覚め、うとうとして1時過ぎから読書。泉麻人著「B級ニュース図鑑」。1950年以降の新聞ニュースから面白いものを取り上げて、コメントを付したもので、コメントの面白さは、その記憶力もさることながらユーモアが抜群である。

 面白いものをここで繰り広げたらキリがなくなるほどである。その中で、面白い、というものではないが、50年前に「香港かぜウイルス」の感染拡大の脅威についてのものがあり、現在とまるで同じような状況にあったことがわかる。記憶ないんだがなあ。出処は朝日新聞である。
 そういえば5時限授業の中にある1冊は「週刊朝日」の記事からまとめたものであり、やたらに「朝日」ネタが多い。体制批判しているように見せかける態度が嫌いなんだよな。

 東京新聞の別冊(月一)に上皇さんが2001年に韓国に対してのコメントについての記事が掲載されていたので、ケイのにぃにぃにも読ませた。
 内容は「続日本記」から天皇家と大陸の王家の深い契に関したもので、事実上韓国に対する謝罪と読めるものである。当時右翼と政府は無視した。
 特に右翼は歴史上日本の朝鮮半島併合についての正当化こそ声を大にしているが、こうした謝罪党態度をとったことはないんである。だから「続日本記」のそうした記述に対しても肯定的な態度をとるしかないんだが、そこを無視するという矛盾した態度をとり続けているんである。
 「日本書紀」、「続日本記」とも政権を正当化する「お伽話」にすぎないことは、まともな歴史家の共通したものであることは明白であり、これを事実とするのは右翼思想に凝り固まった連中だけだ。教科書からこうした記述をなくせないのは政権が右翼であり、天皇制を堅持し続けているからにほかならないんである。
 だから当時の天皇発言は受け取り方によっては自身の「天皇制批判」とも思われるのである。おやじの犯した罪滅しだったかもしれないな、と。
 が、残念ながら、当時、そして現在まで報道関係は大きく取り上げて来なかったんだよな。

 この日、上皇后さんが倒れて一時期意識不明だったことが伝えられてた。天皇制反対なんだけど.....お大事にしてください。

 そういえば安倍ちゃんがまた意味不明な発言しちゃったらしい。麻生と一緒に「国語」やり直したほうがいいようだ。今回のは「募る」と「募集」は意味が違うんだ、なんて言っちゃった。
 まともな総理と副総理を早く「募集」した方がいい。「募る」でもいいんだけど?

 早朝キッチンは「切り干し大根と人参の煮物」。レシピではあさり(缶)を使用するところなんだが、ケイのにぃにぃが極端に嫌うんで、あさり抜きで仕上げた。味はまあまあだが、切り干し大根が古いせいかちと硬い。が、使いきった。
 朝食は肉じゃが残り汁の雑炊、他。

 10時前から買い物。100均~ドラッグストア~スーパー2軒。

 昼食は「パスタ」。具材はベーコンとたまねぎ。仕上げに処分品で買った「白トリュフオイル」を使用。が、違いが全然わからなかった。

 午後のロードショーは「ドゥ・ザ・ライト・シング」。1989年スパイク・リー脚本・監督・出演作品。エネルギーがみなぎっていて、「ヘイト」があふれる現代にも充分通じていて古さを少しも感じさせない作品となっている。
 「デトロイト」では警官の狂気と暴走がこれでもかというくらいの描き方だったのに対し、こちらではスパイク・リーが完璧なほど中立な立場をとっており、過激な黒人グループからは敬遠されても仕方ないくらい「お馬鹿な」黒人の描写にも手を抜いていない。素晴らしい作品である。
 「インサイド・マン」が期待はずれだったんで敬遠してたが、最近でも「ブラック・クランズマン」で活躍しているので、今回初期の作品を初めて鑑賞して、少し追ってみる気になった。
 ジョン・タトゥーロが憎まれ役をうまく演じてたな。オジー・デイヴィスが懐かしい。

 先日の強い雨で、また同じ所が雨漏りしていた。やれやれ。早速業者に電話。

 夕食は、やたら暖かいので、当初鍋物だったのを取りやめた。
「ハムステーキ・サラダ付き(トマト・きゅうり・アスパラ・ブロッコリー)」、「ザワークラウト(今日の新聞に掲載されてたレシピで)」、「フライドポテト」、「たまねぎとベーコンのスープ」。

 発泡酒・ロング缶~ワイン~テキーラをレモンをかじりながらちびちび飲む。ケイのにぃにぃとタランティーノ&ダニー・ボイル評論を切り広げて9時前に解散。
 

 

 

2020年1月30日木曜日

温かいひやむぎ

1月29日。星期三。                156/101。64.5kg。

 早朝キッチンは昨夜水漬けしておいたひよこ豆を煮る。

 水まわり掃除。

 10時から買い物。自転車置き場からオリーブやリンゴの木にとまりにくるシジュウカラを観察する。鳴き声は高い音から「ジ、ジ、ジ、ジ、....」とあまりいい声ではないが動きは可愛い。

 昼食は「ひやむぎ」をかけそば風というかにゅうめん風にしたもの。具材は常温保存の「野菜天ぷら」、白菜、舞茸、ねぎ。

 午後のロードショーは「ウォーク・ザ・ライン 君につづく道」。2005年ジェームズ・マンゴールド監督&共同脚本作品。ジョニー・キャッシュの最近大流行の芸能人自伝映画である。60年代後半(まさに「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」)、ラジオでよくかかってたな。この作品で歌われたタイトルソングや「ジャクソン」、作品では歌われなかった「シューという名の男」とか。
 特に音楽映画に外れがないのは、二重のドラマを見られるからであり、歌自体にもドラマ性を持たせるような脚本が書かれているからだが、この作品も例外ではない。
 ヤクに溺れて狂気化してゆく姿は迫力ある演技の見せ場であり、ホアキン・フェニックスが熱演してる。驚いたのが全編の歌をすべて自分で歌い、共演のジューン・カーター演ずるリース・ウィザースプーン(本作でアカデミー賞受賞)も地声を披露している。最近でも「ロケットマン」は吹き替えなしだ。すごい、さすが役者。
 そういえば今年のアカデミーで主演賞候補の中でも有力とされているのがレネー・ゼルウィガーで、ジュディ・ガーランドを演じ、やはり全編吹き替えなしでうたっているそうだ。

 ストーリーとしては「レイ」や「クレージー・ハート」と似ている。最後の感動場面はヤクから復活である。

 夕食はケイのにぃにぃが作ってくれた「カレー」である。ルー作りからなので2時間近くかけて作ったものだ。
 下ごしらえはたまねぎをミキサーにかけ、鶏もも肉のカットで、これは俺が担当。香辛料はガラムマサラ、ターメリックなどを使ったようだ。義母が辛いもの(唐辛子)がダメなので、仕上がりはトマト(缶)が前面に出たものとなった。で、食べるときに辣油をかける。香辛料が効いていてうまい。
 サイドはサラダで、俺が作る。材料はひよこ豆、茹で人参、茹でアスパラガス、きゅうり、ルッコラで、味付けはオリーブ油、レモン汁、塩胡椒にクミン・シード。

 NADなんで飲み物はノンアルコールビールとトマトジュース。

 7時半に片付け終わり、8時半まで読書。

 1985年発行の食材に関する本の中で、「人生80年」まで伸びたことに触れるところがあった。35年後の現在「人生100年」がやたらと語られていていることを考えても、短期間でずいぶんと寿命が伸びたもんだと驚く。

2020年1月29日水曜日

四つ玉のビリヤード

1月28日。星期二。               108/79。64.5kg。

 早朝キッチンは緑豆を煮て「アジア風ぜんざい」制作。緑豆の量が多く仕上がり(膨らむ)も相当なものである。砂糖を500g使った。

 白菜の浅漬には醤油こうじと塩こうじの2種類を使った。

 朝食はもつ鍋の残り汁で作った雑炊の残骸をご飯にかけたもの。ようやく完食。こういった残飯整理が体重増加に一役買っていることは間違いなさそうだ。
 果物のスウィーティーはイスラエル産だった。

 FMでは残念な歌謡曲がよく流れる。つまりヒットしなかった曲であり、これはちょっとムリだろうというのがはっきりわかるような曲であり、実際に当時ラジオで流れていたかどうかは知らない。
 尾崎豊にインスパイアされて作られたような曲が流れたが、これもひどくお粗末なものだった。

 天気予報では一日雨、ということでひきこもりを決め込み、レンタルDVD鑑賞することにした。

 1枚目は「SOMEWHERE」。2010年ソフィア・コッポラ監督・脚本・制作作品で、制作には親父さんも絡んでる。「ロスト・イン・トランスレーション」と似た感じの作り方で、喧騒の中に自分を見失いそうになる主人公の姿を追う。
 主人公は売れてる?映画俳優で、妻とは別居中で娘が二人に間を行き来していて、演ずるはキーファー・サザーランドとマーク・ウォルバーグを足して二で割ったような俳優さんで、インディーズ系作品の出演が多いそうである。娘役はエル・ファニングで、多分監督を投影しているような感じである。前作で言えばスカーレット・ヨハンソンが相当する。
 ギリギリまで抑えこみ、最後に心情吐露する場面が秀逸。

 昼食は「肉なし焼きそば」。具材はキャベツ・もやし・人参。ソースにはウスターとオイスターを使った。

 二作目は「グレート・ビューティー 追憶のローマ」。2013年パオロ・ソレンティーノ脚本&監督作品。次回作が「グランド・フィナーレ」で、これは鑑賞済みだが、スタイルが似ている。各国で絶賛された作品。
 老人となった小説家が、ローマをさまよい、友人や恋人などと交わりながら追想する。撮影が素晴らしい。まさに叙事詩芸術品であり、それを背景にし、抒情詩を歌う、ってなかんじだな。
 流れもスムーズで142分の長さを感じさせなかった。

 夕食は「肉じゃが」、「ブロッコリーとツナのサラダ」、「赤カブの葉と大根の葉のゴマドレ和え」、「白菜の浅漬」、「煮大豆」。

 発泡酒~燗酒2合をちびちびやりながらTV鑑賞。「今夜はコの字で・自由が丘編」。
続けて録画したばかりの邦画を鑑賞。「ギターを持った渡り鳥」。1959年日活映画。斉藤武市監督は当時皆そうであったように多作な職人監督で、この作品の助監督には神代辰巳が。

 シリーズ第1作で8作まで作られ、うち5作に出演している宍戸錠さんがつい最近亡くなられたことで組まれた番組なんだろう。小林旭、浅丘ルリ子.....若すぎる~。80分の中にはみっちり詰め込んだエピソードが有り、当時の映画熱が沸騰していた雰囲気が強く感じられる。予算も豊富だったようでロケも多く、本作では坂道の多い当時の函館の様子が見られ、市電なども含め懐かしがる人も多かろう。
 ビリヤードが4つ玉というのも懐かしい。今でもあるんだろうか?

 〆にジンを2杯ばかり飲んでから9時半にダウン。雨はやまない。

2020年1月28日火曜日

1円を笑うものは

1月27日。星期一。               116/79。64.5kg。

 早朝キッチンは「煮大豆」。乾物の在庫が滞っているので、シンクの下と倉庫の在庫を点検して、順次加工してゆくことにした。で、第1弾が大豆である。

 はがきの郵便料金を何を勘違いしたか、64円だとばかり思い込んでいたため、63円切手を貼ったはがきに1円切手を貼ってしまったものが4枚あった。すでに2枚は送ってしまっている。当然ながら1円は戻らない。郵便ポストには義母が出したはがきが戻ってきていた。義母は62円で出したためである。たった1円なんだが、その手数は面倒なものであり、郵便局の労力も大変なものである。

 で、4枚のはがきから切手を水に漬けてはがし、台所で乾かした。やれやれ。

 ついでに新聞の日曜版のクロスワードの回答をはがきに記入して応募する。63円で。目指すはクオカード1万円である。

 朝食にスウィーティーを出す。これはケイのにぃにぃの好物であり、先日の買い物で見つけたもの。イスラエル産で98円税別。

 10時から買い物。3軒のスーパー、1軒のドラッグストア、酒屋。

 帰宅後庭で間引き。手がかじかむ。水菜と赤かぶ。

 新聞では「改憲」に関しての記事も多い。ロシアでもプーチンが改憲したがっているようで、今日の記事では反対派が動き出したとのこと。安倍が戦争やりたがっていのとは違い、プーチンは専制政治を目指している。トランプもそうだ。独裁政治は中国や中東なども多い。

 公文書管理専門職というものを設置するらしい。改ざんや隠匿を命令する奴がいる限り、何を設置しようが今の体たらくを改善することなんか無理じゃね?

 ネットレンタルのCDを聴く。シンプリー・レッドという歌手(グループ?)で、10曲以上ある中から、3曲知っているものがあり、それを違うアーティストのものだとばかり思ってた。大体このシンプリー・レッドという名前さえ知らなかったんである。
 一番ヒット曲である「スターズ」は、曲調からしても「スターシップ」だとばかり思ってた。名前(曲名とグループ名)も似てるしね。残りの2曲(「二人の絆」、「フェアグラウンド」)も黒人グループだとばかり.....。
 まあ、いい曲であることは間違いない。

 昼食は「かけそば」。具材は3個パック入りの海老天(常温で売られているもの)、ネギ、茹で水菜、なめこ。

 午後のロードショーは、雪が振りそうだという天気予報を聴いて「ノーバディズ・フール」を選んだ。1994年ロバート・ベントン脚色・監督作品。当時69才のポール・ニューマンが60才の土木作業員を演じている。随分前に観たものだが、まるで記憶が無い。が、見終わって思ったのは、俺がこの歳になって鑑賞して感動する対象が変わってきているということである。
 今回、実に共感するものが多く、感動もした。

 作品の出来としては親子関係、友人関係がよくまとめられすぎ感はあるものの、小さな町の中での数日間は実にいい流れで描かれている。
 役者も当時としては豪華であり、ブルース・ウィリス、メラニー・グリフィス、ジェシカ・タンディ(彼女の遺作となり、エンドでそのことがクレジットされた)とフィリップ・シーモア・ホフマンがちょい役だがいい味出してる。
 ウイットが効いた会話が多い中で「ボニーとクライドのような」という台詞もあり笑わせる。「俺たちに明日はない」という大ヒット映画でボニーとクライドが描かれるその脚本を書いたのはロバート・ベントンその人だからである。

 いい映画だった。雪かき機というものがあることも知った。

 夕食は「唐揚げ」、「フライドポテト」、「ルッコラ・トマト・きゅうり・セロリのサラダ」「クスクス」、「さつまいものミルクスープ」。
 発泡酒~ワインをちびちびやりながらTV鑑賞。

 「孤独のグルメ・シーズン8」の再放送を録画したもので、この日の放送分は10月18日分。どうも出だしからおかしいなと感じてたが、やはりこれは観ていたんである。が、放送時間が深夜だったのに、どうして観ることができたんだろうか?謎である。
 続けて、ケイのにぃにぃが録画済みラインナップから「カーボーイとエイリアン」なるものを再生始めたので、自分で予約したものとはいえ、この日観る気はなかったんだがつきあうことにした。

 2011年ジョン・ファヴロー監督作品、スティーブン・スピルバーグも制作に名を連ねている。

 「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウエスト 宇宙戦争(番外)編」と改題したいね。西部劇とSF侵略ものの見事な?合体である。珍妙?かつ大胆な映画だよな。
 それをダニエル・クレイグとハリソン・フォードのダブル主演で、しかも脇で最近目覚ましい活躍をしているサム・ロックウェル、監督もするポール・ダノなども面白い役を演じていて楽しい。

 10時ダウン。


2020年1月27日月曜日

ジェノサイドの歴史 のお勉強

1月26日。星期天。                 134/93。64.1kg。

 もつ鍋~雑炊と使い回し、今回はきしめんを投入し朝食とする。が、丼1杯分の泥状のものが残った。味はいいので、明日の朝食に使うことにした。

 9時から買い物。ドラッグ1軒スーパー3軒。

 昼食は昨日に続き「牛丼」。キムチをトッピングし、味噌汁はインスタントの「ひるげ」。

 午後のロードショーは「ザ・プロミス/君への誓い」2016年テリー・ジョージ監督作品。トルコによるアルメニア人虐殺を描く。約150万人が犠牲になったされていて、現在でもトルコはそれを認めていないということがエンド・クレジットされていた。
 これって現在のミャンマーに似てるよな。約100年前の話なんだが、この100年の間に何度となく繰り返されてきていて今なおなくならない民族浄化事件である。
 作品自体は悲惨さを描きながら二人の男に愛される女性の運命を絡めたもの。現在売れっ子のオスカー・アイザックとクリスチャン・ベールの共演はかなり贅沢だ。
 だが、悲惨さとエンタメの味付け方が微妙で作品全体にしまりが亡くなってしまっていることは否定出来ない。ちょっと残念だが、歴史と宗教の勉強になった。そして、現在なおトルコはクルド人を殺しまくっている。テロがなくならないわけだよな。

 夕食は「子持ちししゃも」、「ほうれん草の柚子胡椒あえ」、「カニカマとネギの卵焼き」、「大根と人参の皮のきんぴら」、「大根の葉入り納豆」、「大根の味噌汁」。ししゃも焼きには大根おろしを添え、まさに大根オンパレードだ。大根とキャベツが安く手に入るんでしばらくこうした状況が続きそうである。
 発泡酒~そば焼酎のお湯割りをちびちびやりながらネットレンタルで借りたCDを聴く。最初はアンディ・ギブ。ビー・ジーズ兄弟の末弟であり早逝した人のベストだ。ビー・ジーズはよくかかるんだが、こちらはあまりかからない。曲はお兄さんたちが作ったものでいいものが多い。
 続いてゲームソフト「塊魂」のサントラ。BGMとしてもいい出来のアルバムだ。

 〆にウイスキーを飲んで8時にダウン。
 

2020年1月26日日曜日

新年快楽

1月25日。星期六。        141/98。64.0kg。

 旧暦の元旦である。大騒ぎの中国では春節初日になる。WHOが想定しているところに従えば心配ないということなんだろうか?やはり、人が集まるところには用事がなければ出かけない方がいいに決まってる。1ヶ月ぐらいで収束して欲しいところである。

 5時ちょっと前に起床。7時までに「もつ煮」制作。なんとか時間に間に合ったと思っったら、酢水に漬けといたごぼうをすっかり忘れてた。後半は夕方にした。

 9時から近所のスーパーへ卵などを買う。

 うんざりしつつも新聞をめくる。

 年金実質目減り。これは世情をまともに見れば、感覚的に理解できるし、普段から言っている「ダウンサイジング」を己に課さねばならぬ世代なんである。国は助けてくれない。

 エネルギー総研ってところが国から不正に補助金を引き出させていた、その受給を受けてた団体の会員ってのが電力・ガス・石油関係の大手だってさ。こいつら本当に国を食い物にしておきながら、国中汚しまくっているとんでもねえ奴らだ。国は助けてくれない。

 オリンピック開催中、猛暑対策費用が1日3億円だって。貧困家庭に中古のエアコンを設置するだけでもそんなにかからねえだろう。都民を守るために使ってよ、税金。都も助けてくれない。

 昼食は「牛丼」。うまい。キムチをトッピングして食べる。とても外で食う気になれないね。

 午後のロードショーは「モリーズゲーム」。2017年アーロン・ソーキン脚色・初監督作品。「スティーブ・ジョブズ」、「ソーシャル・ネットワーク」の脚本家である。
 実力派女優ジェシカ・チャステインの堂々たる主演。いい作品選んでるな。スキー選手が引退し高級ポーカークラブのオーナーになった後、FBIに逮捕され転落したのち、再生の歩み出すまでの実話を元にしたドラマ。
 マシンガントークと早い場面転換で一気に描く手腕は初監督作品とは思えないほど手慣れた感じだ。
 現在日本でも問題になっていて、なお近い将来さらに「ギャンブル依存症」を増やそうという企みのあるなか、この作品でも多くの人間が依存症となって破滅する姿を描く。
 笑えたのが現金(マネー)の持ち合わせのない画商がかわりに差し出したものが「モネ」の絵だったりする場面だ。
 ロシアンマフィアの怖さも真に迫ってた。

 父親(ケビン・コスナー)との確執の和解があっけないのがちと弱点となったかな。

 夕食は「もつ煮」、「ぬか漬けきゅうり&大根」、「大根の柚子胡椒サラダ」、「長芋のごまだれあえ」、「赤カブの甘酢漬け」。
 発泡酒~芋焼酎のお湯割り~そば焼酎のお湯割り、〆にバーボン。

 もつは300gちょっとだったんでケイのにぃにぃがおかわりして完食。この日の出来は良かった。もつ鍋の残り汁に冷や飯を加え雑炊にしておいたところ、義母が食べたので、更にその残りにもつ煮の残り汁と合体させ、明日きしめんを入れて食べることにした。

 9時ちょっと前にダウン。

 

 

2020年1月25日土曜日

(旧暦)大晦日のもつ鍋

1月24日。星期五。                124/91。64.0kg。

 寝ている間に腕をかきむしったらしく(痒くて?)シーツに血が付いた。やや、黄ばみも残っていて、以前より気になっていたので、全体を漂白してから洗濯した。残ったものは後でもう一度洗濯機を回した。

 水まわり掃除と床拭きと掃除を済ませて11時ころ実家にむけ出発。

 昨夜帰宅した後雑炊も食べたので、今朝は食欲がまるでなかったので雑炊の残りで朝食を済ませて、昼食を抜くことにした。

 ところが、A駅のホームに停車した時にスタンドそば屋から流れてきた匂いを嗅いで食欲のスイッチが入った。
 で、到着後「かけそば」を作って昼食とする。具材はネギと天かすのみ。

 午後から今日夜一旦閉店し、1週間休んでリニューアル工事をする24時間スーパーへ買い物に行く。が、もうほとんど商品がなく、残っている処分品も自分には縁のないものばかりとなっていた。

 夕食はケイのにぃにぃが作ってくれるというので、新聞とチラシにしっかり目を通す。

 「だったら結婚しなくていい!」と野次を飛ばした議員は以前から暴言を吐くことで有名だったらしいが、これを選んで投票した奴らも反省してほしいものだなあ。兵庫県?

 夕食は「もつ鍋」。具材はキャベツ、ネギ、ごぼう、豆腐。

 発泡酒~泡盛のシークワーサー水割りをちびちびやりながらTV鑑賞。「孤独のグルメ」シーズン8。長寿番組となったな。この日の洋食はちょっと高めで庶民(貧乏な)としては近寄れないな。
 続けて「今夜はコの字で」。横浜西口のもつ焼きは美味そうだった。やはり、貧乏人にはもつが合うんである。

 〆にウイスキーを飲んで8時半にダウン。

2020年1月24日金曜日

007は二度観る

1月23日。星期四。              計測休み。

 天気が良くない。予定では午前中に出発して銀座へ行くことになっていたんだが、雨で風もあれば出かける気にはなれないので、しかも急ぐ用事でもなかったんで中止にした。

 朝食はフライドポテトと間違えて買った冷凍マッシュポテトとパスタの後で残った生クリーム100mlを使ってスープを作った。
 これにトースト、ベーコンエッグ、フルーツ(りんごと伊予かん)、ヨーグルト(りんごジャム)。

 午前中、Wは新聞とTVで過ごし、その合間に俺は洗濯などをする。

 昼食は都電でM駅まで行き、11時半開店まで近くのスーパーの酒売り場で福島産の純米酒を買う。来月の飲み会用である。

 中華屋へはケイのにぃにぃと2.3回来ている。

 俺のオーダーは瓶ビール、ミニラーメンと麻婆丼のセット、これに茹で餃子をシェア用に。ミニラーメンはシンプルな味の素ラーメン。麻婆は香辛料が効いていて辛みは抑え気味。うまい。支払いはプレミアム券。

 帰宅後、TVで「007は二度死ぬ」を鑑賞。CM入りの吹き替えの、普段絶対観ることがないであろう。Wはへっちゃらなようである。ボンドはご存知若山玄蔵さん。「ラジマン」でも月に1度は聴く声である。
 1967年ルイス・ギルバード監督、日本ロケが多い作品。鑑賞は二度目である。大体007シリーズは二度は観てるな。中でもお気に入りの「サンダーボール」は4回ぐらい観ているはずだ。本作はシリーズの中でもあまり評価の高い作品ではない。それは原作を大幅に変えてしまいサスペンス部分が少なくなっているのと、後半の陳腐なアクション&バトルシーンが大きく影響していると思う。
 まあ、現在の撮影技術の進歩したものと比較してはかわいそうではあるが。
 浜美枝が日本人ボンドガールとして活躍する。ナイスボディである。合間に入った健康食品のCMで現在71歳の彼女が出てたんで驚いた。これも当時と比較してはかわいそう。
 他に丹波哲郎がMI6の協力者として活躍する。ストーリーもほとんど忘れてたんでCMも含め、つっこみを入れながら観るには申し分ない作品だった。良かったのは冒頭のナンシー・シナトラの歌ぐらいかな。

 送りがてら大塚のスタンド酒場で飲む。このところWは一人でよく利用するらしい。つまみがほぼ全品200円以下でどんなに飲んでも3千以上になることはない。

 「もつ煮」、「あん肝」、「イワシの刺身」ともう1品。Wは「まぐろ刺し」、「茄子の揚げ煮」など。俺はゴールドハイボール2杯。宝焼酎金ラベルで作った物。そのあとはひたすらコップ酒。雪なんとかという知らない安酒であり1杯250円。ハイボールも250円。
 6時過ぎに先に上がるWは昼の分を含めて4千円置いて行った。ちょっと多すぎる気がしたがとりあえず預かって飲み続けた。TVのニュースを見ながら7時前には店を出た。

 駅そばのドンキで安売り(すべてだが)のコーヒーの小さいペットボトル入り48円を二本買う。帰りの電車の中用である。

 帰宅後ウイスキーを1杯飲んでダウン。8時ころ。

2020年1月23日木曜日

新種登場。ウイルスではない。

1月22日。星期三。     計測忘れ。

 3時過ぎ起床。朝食は「雑炊」に卵とねぎと大根の葉を加えたものなど。

 5時に新聞を買いにコンビニへ行く。ローソンではまだ届いてなかったんでセブン系で買う。こちらのほうが早いし、レジの青年の愛想もいいんだが....。

 9時からイオン系のミニスーパーで買い物。発泡酒他。

 帰宅後すぐにプールへ行く。この日は50分泳ぎ、15分歩く。お隣のコースで泳ぐお年寄りの前身を大きく使った泳ぎ方が何とも見ていて何とも気持ちが良い。

 昼食は直前に到着したWと「明太子パスタ」。明太子と生クリーム100gで作った。濃厚である。

 雑談で過ごし、Wはテレ東の洋画の後続けて相撲観戦し、俺は台所。

 夕食は「キャベツとキュウリの浅漬け」、「白菜とねぎ入り湯豆腐」、「たまねぎ、人参、キャベツ入り焼きそば」、「大根とカニカマのマヨサラダ」、「ウインナーソーセージ(シャウエッセン)&(冷凍)フライドポテト」、「チーズ・ブラックオリーブ・キュウリ入り納豆」、「キムチのせ韓国のり」。
 飲み屋のフルコースである。今回初登場となる調味料が2種。

 「サテ・トム」。えびの風味とレモングラスがアクセントになる唐辛子調味料で、湯豆腐に使ってみた。オリンピックで見つけたもの。198円税別。
 「ふりふりシーズニングパウダー・バター醤油風味」。ケイのにぃにぃに頼まれてマコーミック社のもので同じ名前のものを探しているが、多分似て非なるものとしても試しに買ってみた。商品名にあるバターは使われてない中国製商品で、業務スーパーで見つけた。「ふりふり」シリーズはほかに5種類くらいあり、最近導入されたシリーズらしい。今回はフライドポテトに使ってみたが、これはキャッチフレーズにある通りであった。次回はポップコーンに使ってみよう。

 発泡酒(Wは缶チューハイ)~Wが買って来てくれた宮城県産「真鶴(まなつると呼ぶ・まなづるは神奈川県だ)」純米吟醸酒。やや黄色く、香りはあまりない。辛口ではないが旨口でもない。印象に残らない酒だ。これは二人の共通した感想。
 感想といえば「乾燥」唐辛子の消費量の記事を思い出した。世界各国消費量の順位があり、首位がなんとボスニアへルツェゴビナ、だって。韓国はと誰も思うところだが、解説によれば韓国は生の消費量が多く断トツらしいが、乾燥ものだと順位は34位まで落ちてしまうそうである。それにしてもボスニアフェルツゴビナとはな。ほとんど知らない国の食文化だもんな。

 日本酒の後、俺はウイスキー、Wは焼酎のガラナ割り。8時ころお開き。

 

2020年1月22日水曜日

ウェーバー・フライ

1月21日。星期二。             計測ずる休み。

 24時間コンビニが減っているそうで、軒数自体も前年対比で減っているそうだ。深刻な人不足で、収益も減っているという、もう景気減速を如実に表してるようだ。

 朝食は「赤飯」、「大根の葉入りみそ汁」、「フルーツヨーグルト」、「豆乳」。

 そのコンビニへ5時前に買い物に行く。新聞とヨーグルトを買う。早朝営業しているのはやはり便利だ。が、やはりセブン~イレブンあたりの営業が人間らしく働ける限界かもしれない。

 厚底シューズが問題になっている。製品名が「ヴェーパーフライ」という。味覇(ウェーバー)で味付けした揚げ物(フライ)みたいだ。

 洗濯~掃除~年賀状の返事書き~スラックスの修理~アイロンがけと午前中は精力的に働く。晴れているが室内の湿度が低いので部屋干しにする。

 10時からプール。45分泳いで15分歩く。

 昼食はチキンラーメンの派生品「キムラー」。具材は白菜、ねぎ、青梗菜。残った汁を、昨夜の鍋の汁と合流させる。

 午後一番で買い物は駅近くの業務スーパーから始まり、ドラッグストア~オリンピック。

 午後のロードショーは「ヘイトフルエイト」。2015年クエンティン・タランティーノ脚本・監督・ナレーション作品。167分。二度目の鑑賞である。「ワンス・アポンナタイム・イン・ハリウッド」を見た後で繰り返し観たくなった。
 この後、やはり「イングロリアス・バスターズ」が観たくなったな。10本撮ったら映画制作から足を洗うと公言している「ヘイトフルエイト」はタイトル通りの8本目で、「ワンス....」は9本目になる。最後はどんなものを作るんだろう?「キルビル・3」とか「ヘイトフルテン」?

 夕食は「鍋・2」。具材はさば水煮缶、キムチ、豆腐、もやし、白菜。

 発泡酒~焼酎のお湯割り~ウイスキーをちびちびやりながらCD鑑賞。ジョニ・ミッチェル~リンダ・ロンシュタット~ディオンヌ・ワーウィック。
 8時ダウン。

2020年1月21日火曜日

残り物生活(貧乏時代)~おいしい生活(バブル時代)

1月20日。星期一。                  計測休み。

 3時起床。           

 早朝キッチンは「赤飯」、「さつまいもの甘煮」制作。

 朝食はカリフラワーの茎の卵の白身炒めで味付けはケイジャンスパイスでトッピングはホットチリソースというワンパターンである。これに水曜日の残りのカレーなど。白身は昨日作った「プリン」で
残ったものである。全卵2個と黄身のみ2個使うという、まさに「濃厚」にふさわしい材料を使ったレシピだ。

 四日分の食材はほとんど残り物である。これらを利用しながら暮らすのは非常にうまい暇つぶしになると自画自賛である。今回は冷凍品が多い。ほとんど米(1㎏以上)だが、それに大根の葉、刻み長ネギが加わる。野菜は白菜、大根など。

 新聞ではタガメの売買が禁止になるという記事があった。絶滅危惧種なんだそうだ。俺が最後に観たのはいつだっただろう?初めての海外旅行先であるタイはバンコクで注文したらシーズンオフで食べられなかったタガメだが、やはり死ぬ前に一度食べてみたいものだ。こういう状況では日本では食べられそうにもないしな。

 10時からケイのところへ向けケイのにぃにぃと出発。

 到着駅の駅ビル内で昼食を買ってケイのところへ行く。

 到着時、ハンクは寝てた。その間に昼食を済ます。俺は「ロースかつ丼」。これに「唐揚げ」。何という組み合わせとケイのにぃにぃに非難されながら食う。そう、俺も妄想の中ではビールを飲みながら唐揚げを食って、〆にかつ丼を食うという流れを考えていたんだが、それではいかにも重いよな。
 ハンクは「はいはい」寸前までになってた。子供の成長は早いものだ。ケイやケイのにぃにぃも同じ時期があり、俺はそれも見ていたはずなんだが、まるで記憶がない。多分、そういうことを予期して人は写真に残す、という作業をするんだろうか?

 ハンクは機嫌がよかった。「人見知り」時期に入ったということだが、この日はケイのにぃにぃにも笑顔を振りまいてた。

 4人で駅に向かい、途中で100均でのケイの買い物につきあい、そこで解散。

 今日から4日間東京で暇つぶし。年賀状が2通あった。その短い文章の中で誤字を発見し、広辞苑で確認した。年齢の齢は略字でも「令」はないんである。令和にかけたんだろうか?それだったら「にやり」ものなんだが....。

 持ちこんだ食材で夕飯を作る。

 今夜は「鍋」。豚肉のミンチと卵、しょうが、片栗粉で肉団子を作り、白菜・しいたけ・長ネギが材料。これはこれでうまいが、「どじょう鍋」が食いたい。
 発泡酒1缶~燗酒1合で済ませ、ナッツをつまみにウイスキーを飲む。8時前にダウン。

 

長尺2本立て

1月19日。星期天。               130/97。64.1kg。

 今日はボサノバの有名な歌手ナラ・レオンの誕生日であり、同じくエリス・レジーナの命日であることを早朝のラジオ放送で知った。前者が47才、後者が36才という短命さでも共通している。
 エリスの方は単独アルバムを持っていないので、いつか聴いてみたいと思っていたところだ。唯一持っているのはアントニオ・カルロス・ジョビンとの共演「エリス&トム」であり、これはボサノヴァの名盤とされている。

 朝食は「秋刀魚の花椒煮」を昨日水の量を間違えて「お粥」状態になってしまったものにのせて「秋刀魚丼」にして食べた。

 早朝キッチンは「小豆煮」。

 9時から買い物。郵便局~セブン系スーパーでペットボトルを処分~ドラッグ2軒。在庫整理が大詰めなんで買い物は殆ど無い。

 昼食は「インスタント担々麺」。具材はキャベツ、人参、ネギ、メンマ、ゆでたまご。

 午後のロードショーは「6才のボクが大人になるまで」。2014年、リチャード・リンクレイター脚本・監督・制作作品。
 6才の「ボク」が18才になるまでを描いているのだが、実際に12年かけて撮影されたという驚きものの作品である。その間の世相を描いていたら、それなりに面白かったかもしれないが、この作品の主題がボケちまっていただろう。監督は「家族」をしっかり描きたかったに違いない。
 親子の確執、どうしても分かり合えないたぐいの人間の存在など。DVやゲームなどにのめり込む少年時代、クスリに手を出してしまう少年時代後期など、こどもの成長とそれを取り巻く大人たちも成長してゆくさまが167分かけて描かれている。
 SNS批判と、実際に人間同士が直接話し合って理解することの重要性を説く。(元)家族4人が全員主人公のようなもので、(元・夫であり父親)演ずるイーサン・ホークがとても良い。

 夕食は在庫整理のため和洋中ごちゃまぜになってしまった。「麻婆豆腐(豚ひき肉追加・豆腐・間引き青梗菜・ネギ)」、「里芋・ゆず味噌」、「長芋入り納豆」、「しいたけの軸とキャベツ入りスープ」、「白菜浅漬」、「ヨーグルトサラダ(トマト・ゆでたまご・きゅうり・レタス・ブラックオリーブ)」。
 食材の種類は満点なんだが.......。

 発泡酒1缶で夕食を済ませ、昨夜同様台所を片付けてから、焼酎でも飲むつもりが、この日ケイのにぃにぃが借りてきたDVDを鑑賞することになり、食器は水につけておくだけとなった。

 ゆずを絞った汁を入れた焼酎をお湯で割ったものをちびちびやりながら鑑賞したのは「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」。昨年末の公開されたクエンティン・タランティーノの9作目になる監督作品である。
 監督がもっとも多感な少年時代を送った60年代後半のハリウッドを舞台に、落ち目俳優とその専属スタントマンを中心に描いたドラマ。
 会話中に出てくる俳優や監督、作品中に出てくるポスターや、実際にスクリーン映し出される映画など、ハリウッド映画好きにはたまらない作りになっている。
 アル・パチーノやブルース・ダーン、カート・ラッセルなどのベテランに使い方も妙味がある。ブルース・ダーンの役は当初バート・レイノルズだったのが、亡くなってしまったので代役としてのものだということだ。
 スティーブ・マックイーンとブルース・リーとロマン・ポランスキーはそっくりさんが演じている。

 音楽もいい。サントラにしたら2枚組になりそう。

 今日鑑賞した映画は両方共160分以上で、「ワンス...」は161分。それでも10時前にダウン。

2020年1月19日日曜日

連続ストリープ

1月18日。星期六。                 141/95。63.3kg。

 3時半起床。昨日の二日酔いはひどかったなあ。が、そういう時は体調も良くないわけで、晩酌も進まなくなるわけだから、自然体ということでいいことにしよう。

 朝食は残り物のカレー、他。

 原発の差止請求が取り上げられる毎日が続く。が、福島第1に関して、自治体や地裁だけの問題じゃあないということが広まっていない。現に、俺が住んでるところでも、原発事故直後はセシウム量の多さに大騒ぎしてたと思うんだが、近所で原発再稼働反対には一言も触れずに街宣してる議員ばっかりである。30km圏内だけの問題でないことはチェリノブイリが証明してくれてるはずなんだがな。

 山口県の医者で、実際に映画「パッチアダムス」のしゅじんこうである本人に会って感化されて、パッチアダムスさながらに医療に取り組んでいる様子が報じられていた。いるんだなあ、いい人って、山口県にも。どうも安倍ちゃんばかり目立つ記事が多かったんで.....。

 「はなちゃんの台所」の連載が終わった。あの映画になった「はなちゃんの味噌汁」のはなちゃんが書いていたもので、最終回の大根の煮物での父親とのエピソードにはホロッと来たな。いい連載だった。

 9時から買い物に行くつもりが、外は小雨?いや、みぞれのようになってきて、確かにかなり気温は低くなっているようなので、ひきこもりを決め込む。

 5時限の授業の後に放り出しておいた「江戸戯作絵本」を久しぶりに引っ張りだして読む。この日は歌舞伎でも有名な「曾我もの」をパロディ化したもので、金に目が眩む人たちを笑う。
 全4巻で、続編2巻は持ってない。ちなみに以前杉浦日向子さんのお気に入りであることを何かで読んだことで買い揃えておいたものである。

 ラジオで「10番街の殺人」に日本語の詩をつけて小山ルミが歌うものを初めて聴いた。原曲はベンチャーズのヒット曲で、小山ルミは今で言うグラドル?だったかな。

 岩井俊二監督の最新作が公開されたらしい。「ラストレター」。だいぶ前の「ラブレター」がかなり良く出来た作品だっただけにちょっと期待しているが......。

 昼食は「きつねそば」。具材は油揚げ、わかめ、天かす、かまぼこ、ネギ。

 午後の2本立て。
 1本目は「リチャード・リンクレイター 職業映画監督」という90分のドキュメンタリー・インタビュー映画で2016年のもの。
 「6才のボクが、大人になるまで」とセットで放映された。名前が知っていて、その作品の幾つかも知っていたが、未知の監督なので今回初めての鑑賞となる。
 非常に精力的な監督で、脱ハリウッドを実行している点でも注視してみる必要がありそうだ。
 で、明日「6才の....」を鑑賞する。

 2本目は「マーガレット・サッチャー」。2011年イギリス映画。「ウインストン・チャーチル」を演じてゲイリーオールドマンがアカデミー賞を獲得したのは記憶の新しいところだが、この作品でもサッチャーを演じてメリル・ストリープがアカデミー賞を受賞している。まさにメイクもすごいが名演技だ。昨日観た「マディソン郡...」でもノミネートされているし、大女優である。

 サッチャーが初入閣したあたりの場面は、ちょうど現在の日本の国会で障害者が入閣した時の周囲の対応と酷似している。
 さらに、サッチャーが首相になって「強い英国」を唱える場面は現在の英国首相ジョンソンとダブルのも興味深い。

 夕食は「豚肉の甜麺醤炒め」、「ごぼうの生姜煮」、「白菜炒めの山かけ」、「しいたけの明太マヨのせ焼き」、「大根の味噌汁」。
 発泡酒1缶で食事を済ませ、台所を片付けてから、いも焼酎のお湯割りを飲む。たまにクラッシクを聴きながらのこうした時間もいいものだ。
 8時半にダウン。ちょうどいい酔い、だ。
 

2020年1月18日土曜日

骨まで愛して

1月17日。星期五。               計測忘れ。

 完全なる二日酔い。寝不足も手伝ったかもしれない。7時起床。

 朝食を済ませてからすぐに24時間スーパーへ買い出し。

 帰宅後、庭で青梗菜の間引き。

 あっという間に昼食準備時間になる。

 昼食は「インスタント醤油ラーメン」。具材は自家製チャーシュー、青梗菜、メンマ、ゆでたまご、ネギ。
 昼食後「白菜の浅漬」制作。

 午後のロードショーは「マディソン郡の橋」。ベストセラー小説を1995年クリント・イーストウッド監督で映画化された作品。うろ覚えだが、一部は鑑賞している。20年以上前にハワイ行きの飛行機で上映されていたものだが、エコノミークラスでの上映スクリーンのすぐ前のところの座席で、見にくいったらありゃしない。映画は一番前で観るものではない。だから殆ど覚えてないのである。

 脚本(脚色)が素晴らしい。スピルバーグが関わっており、複数の脚本家に書かせたらしい。その中で女主人公(メリル・ストリープ)の視点から書かれたものが本作の脚本として選ばれたらしい。演出もじっくり撮っている、という感じが伝わり、長尺ながら交換が持てる作品として成功している。
 食事後、食器を片付ける女に、男が手伝いを申し出ると「今はただ水につけておくだけ」というセリフなどや、日常の中に生まれた「非日常」を組み込みながらも、生活の細部にわたって描く姿勢が良い。
 女主人公の遺書を娘と息子が読む、というスタイルにして読み進んでゆくうちに、母親の強い情念に「自分らしく行きてゆく」というメッセージが子どもたちに伝えられてゆく。決して順調ではない子どもたちの夫婦生活を見なおしてゆくきっかけにもなってゆく。
 最後の散骨シーンもいい。先に死んで、その遺書により「橋」から散骨した男の後を追うように、女はその骨を同じ所から散骨するように遺書で子どもたちに依頼するのだった。いい話だ。
 泣かせた、な。老境に達して鑑賞すると自分でも意外な感動をするものだ。

 夕食は「ぶり大根」、「里芋とスルメのさっと煮」、「ハスとしらたきのきんぴら」、「茄子の味噌汁」、「白菜の浅漬」。
メニューの組み合わせが最悪の好例。「茶色」一色だ。
昨日の飲み過ぎが効いているようだ。バドワイザー1缶で、それ以上のむきが起こらなかった。

 7時に片付け終え、蒲団の中で読書タイム。これを「放課後授業」としている。この日は杉浦日向子著「百物語」を読了。続けて「B級ニュース図鑑」を少し読んでから8時にダウン。
 
 

2020年1月17日金曜日

色物のシロモノ

1月16日。星期四。               計測忘れ。

 1時半に目覚める。3時までベッドで読書。泉麻人著「B級ニュース図鑑」は去年までに買ったものの最後になる。1956年以降のニュースの中で著者が面白かったものを選び、解説を加えるといったお遊び本である。時代が俺自身の過去と2.3年の差なんでリアル感が強く、楽しい。

 早朝キッチンは夕食材料のゆでたまご、昼食用のわかめの戻しなど。

 朝食はカリフラワーの茎の卵炒めなど。

 新聞も読書もネットもたっぷり時間をかけた。

 次回作の007の主題歌をビリー・アイリッシュが担当することになった。あの生意気な感じの彼女のコメントが興味を引いた。何と彼女は007のファンであり、好みの主題歌が「ゴールドフィンガー」と「死ぬのは奴らだ」ということだ。前者はシャーリー・バッシーが歌い、後者はポール・マッカトニーが自作自演で、両者とも大ヒットを記録している。何故か交換が持てるコメントだなあ。

 プリンターのインクを交換(補充)する。何と100均で買ったインクは液体ボトルであり、正規のインクカートリッジに穴を開けて補充するという、なんとも古典的?なシロモノだったのだ。こんなのってあり?というのが素直な感想だ。カートリッジに指定されたようにシールを貼り付けると、そのシールに穴を開ける場所が印刷されていて、黒はひとつだが、色物には3箇所あり、それぞれシアン、マゼンダ、イエローとなっている。ドライバーのネジ穴開けで底の穴を開けろということだ。
 今回は黒のみを補充してみたが、結構注意を要する作業だった。

 5時限目の本は「デキゴトロジー」。週刊朝日の過去のおもしろ記事を編集したもので、何とも安易な本だと思いながら読む。

 「説明責任」って一体何なんだ。菅が河合に求めた言葉である。だったら安倍にも言えよ、と言いたい。今の政権、糞野郎だらけだ。

 10時から買い物。スーパー1軒と酒屋。

 昼食は「天ぷらそば」。具材はスーパーで買ってきた「かき揚げ」、「げそ天」、わかめ、ネギ。

 午後のロードショーは「遥かなる大地へ」。1992年ロン・ハワード監督作品。ヒット作が多い監督であり、原案と制作お兼ねている。終盤でオクラホマ州での土地獲得レース「ランドラン」が描かれ、そこまでに至る男女のドラマ。主演はトム・クルーズとニコール・キッドマンの元夫婦で当時は夫婦だったようである。舞台はアイルランド~ボストン~オクラホマで、それぞれのドラマがシリアスとメルヘンが交じり合ってなんとも締まらないものになってるのは脚本が悪いからである。
 「シマロン」のような重厚なドラマを期待していただけに失望した。昨日に引き続き「ハズレ」。

 
 夕食は「甘塩鮭のポテトグラタン」、「カリフラワーの塩レモンサラダ」、「きのこと卵とトマトのサラダ」、「さつまいものミルクスープ」。

 発泡酒~オーストラリア産白ワイン~ボージョレ・ヌーボー処分品をちびちびやりながらCD鑑賞。〆にバーボン(ジム・ビーム)を飲んでベロベロになってダウン。
 9時にダウンしたことは血圧記録帳を見て判明。酔っ払って計測したようであるが記憶はない。

 

2020年1月16日木曜日

初カレー

1月15日。星期三。                143/96。63.8kg。

 3時半起床。

 朝めし前に台所(シンク)と1階のトイレ、浴室の排水口掃除。

 朝食はセロリの薄切りの卵炒め、他。

 雨がぱらついていたんで買い物は止むまで待つことにして、新聞と読書にたっぷり時間を割く。

 ミュージックミックスではこのところ毎日ポール・マッカトニーがかかる。シカゴの「old days」がかかる。ピーター・セテラ加入してブラスサウンドがほぼ消滅する前の作品で、このバンドの特徴がよく出ている作品だ。もっとも今日の天気なら「雨のニューヨーク」の方が合うかな。

 中小企業の倒産件数が上昇に変わったということである。まさにアベノミクスの瓦解の始まりである。
 オーストラリアの森林火災はひどいなあ。気候変動が被害を拡大させているというのが識者の見解であり、日本でも同様なことが青切る可能性は十分あるんだそうだ。それには森林の落ち葉の堆積はまさにコンロの火種の役目を果たすことになるんだと。あれって土地の栄養になるからいいこと尽くめだとばっかり思ってた。

 5時限目の「世界史の12の出来事」は以前から読んでたので、この日読了した。残りの2章はフランス革命恐怖政治で命を落としたダルトン、ロベスピエールと「コモンセンス」のトマス・ペインについて書かれたもの。
 三人の風貌などもよく書かれていて、まあ三人共奇人変人コーナーでゲストに呼ばれてもいいくらいの描き方である。
 特にロベスピールのくせある仕草を読むと、まるでビートたけしである。

 この本は河井継之助とロレンス(アラビアの)についての章があったんで買ったんだが、それについての章は文庫化するときに改稿したということだ。出版後に新たな論説やら事実が解明されたということなんだろう。史実に関してはある程度知っているので、あまりおもしろく読んだ記憶はない。

 携帯会社から機種変更の勧誘の電話があり延々としゃべられちまった。丁重に考慮中ということでお断りしたが、売る気まんまんの?嬢は非常に感じの悪い応対の仕方をする珍しい女性だった。気分が悪い時だったら怒鳴ってたかもしれない。

 昼食は「小豆粥」。旧暦1月15日は「小正月」でこうした風習があったらしく、初めて作ってみた。小豆を煮た後、土鍋で米と合流して作った。お餅も追加。
 これに合わせるのが「秋刀魚の花椒煮」、「赤カブの甘酢漬け」、「キムチ」など。

 午後一番で近所のスーパーに行ったが、目的のキャベツ88円税別は売り切れてた。で、肉コーナーで「豚ロースブロック」の処分品と、牛乳の処分品を買う。

 午後のロードショーは「フッテージ」。原題「sinister」で邪悪なという意味らしい。2012年アメリカ映画。一家惨殺で子供一人だけ行方不明という事件があった家に越してくる、作家一家を襲う恐怖を描く。作家は10年前に殺人事件の真犯人を暴く本を出してベストセラーを出すが、その後鳴かず飛ばずで、二匹目のドジョウを狙っての取材を兼ねた引っ越しなんである。
 最後は「邪悪な」宗教の儀式であるという、実に陳腐な筋立てで、お粗末スリラーとなっている。久しぶりの「ハズレ」。が、ヒットしたらしく、続編まで作られている。

 夕食は今年初の「カレーライス」。残り物のひき肉、セロリやパプリカも加える。

 今夜はNADなので片付けして7時には二階に上がり、ベッドで読書。杉浦日向子の「百物語」を94話まで読む。
 そろそろ本の在庫がなくなってきそうなので古本屋巡りをしたいものだ。8時にダウン。

 

2020年1月15日水曜日

ワンス・アポン・ア・タイム......

1月14日。星期二。                 138/92。64.1kg。

 早朝キッチンは「さらしタマネギ」、アボカドの皮むき、と言うより実の取り出し。刻み青ネギなど。これ、すべて昼食の「ポケ」用であり、今回使う魚はカツオで、ケイのにぃにぃが買ってきて昨夜のうちに「漬け」にしてある。

 新聞~5時限の読書は、4時限目の「シネマ大吟醸」を一気に読み、終了となる。太田和彦さんの映画評論なのだが、前半は戦前から昭和30年ころまでの邦画で、そのほとんどが絶賛されているがその中でも特に良いと感じたものに「大吟醸」がつけられている。続けて「吟醸」~「純米」~無印となる。

 後半は映画館、そこで観た作品、鑑賞後飲んだ店の印象を書いたもので、洋画も多く語られるが、こちらの語り口は厳しく、こき下ろされた作品もいくつかあった。小津さんの「東京暮色」は本人も失敗作と認めていたということを初めて知った。それには俺も同感だった。
 タイトル通り、映画を観たあと1杯やりたくなる太田さん、TVの印象そのまんまだね。

 5時限目に参入した杉浦日向子さんの「極楽珍味」が面白い。ショートストーリーに珍味が1品絡むという構成になっており、描き方が絶妙でツマミにして1杯やりたくなっちまう。で、今回4時限目に移動し、5時限にはどの本にしようか考慮中である。「酒」が絡まないものにすべきだな。

 新聞ではケン・ローチ監督の最新作がよく取り上げられている。「麦の穂をゆらす風」しか観ていなくて、社会派と呼ばれている所以の代表的な作品にお目にかかるのも近いな。
 そういう意味ではアカデミー賞外国映画でノミネートされそうだとか言われている韓国の「パラサイト」もよく取り上げられているが、こちらも気になるところだ。

 昼食はケイのにぃにぃの制作による「ポケ」。

 午後のロードショーは「ウエスタン」。原題は「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウエスト」。「むかしむかし、西部で」となり、この監督には「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」という作品もある。クエンティン・タランティーノの新作はそれをもじったものをタイトルにしている。
 1968年セルジオ・レオーネ共同脚本・監督作品で、原案制作にベルナルド・ベルトルッチも参加している。
 主演の3人はヘンリー・フォンダ、ジェイソン・ロバーズ、チャールズ・ブロンソンと亡くなった人ばかりである。ヘンリー・フォンダは長い芸歴で初めて悪役を演じ、その後の作品でも演じるようになった。ジェイソン・ロバーズは儲け役だが、やはり最後は死んじゃう。俺の記憶ではほとんど最後に死んでる。「墓石と決闘」、「砂漠の流れ者」、「マグノリア」.....。チャールズ・ブロンソンはひげなしでもこの作品は日本でヒットした。
 167分。この監督作品はどれも長い。カットが長くても雰囲気を出し、成功している作品だ。特に冒頭の駅での決闘シーンは秀逸である。ジャック・イーラムやウッディ・ストロードがあっさり殺されちゃう。タイトルではゲストスターとなっていた。後で知ったんだが、この役は当初クリント・イーストウッド、リー・バン・クリーフ、イーライ・ウォラックという「続夕陽のガンマン」の面々に打診してたそうである。実現してたら更に贅沢な作品になってたな。
 
 この作品の後に1杯やるとしたら、やはりバーボンと来るところだが、残念ながら切らしてる。

 夕食は冷凍しといた「ハンバーグ」、「白菜の浅漬」、「ジャーマンポテト」、「茹でカリフラワー」、「ブロッコリーのシチュー」。
 発泡酒~そば焼酎のお湯割りをちびちびやりながらTV鑑賞。「今夜はコの字」神楽坂編。「モヤさま・高知編」。テレ東だらけだな。

 8時半過ぎにダウン。

 

2020年1月14日火曜日

ジ・エンドウ

1月13日。星期一。           計測忘れ。

 庭作業は九条ねぎの収穫。そろそろ掘り起こし、やんなきゃな。

 買い物もなく、新聞と5時限読書をたっぷり。5時限目の遠藤周作のエッセイを最後まで読んでしまう。最後の章は大往生のエピソードというまとめ方だった。誰しも考えそうなことをちょっと違った語り口で表現するうまさはさすがのプロである。

 昼食は冷凍してあった「メンチカツ」。これに2週間以上前のビーフシチューの具なしを煮詰めた「デミグラスソース」風のものを加えた「メンチカツ煮」。たっぷりの千切りキャベツの上にのせたもの。「なめこの味噌汁」、「ぬか漬けきゅうり&大根」。大根はほとんど漬かってなかった。

 午後のロードショーは「オデッサ・ファイル」。1974年フレデリック・フォーサイス原作、ロナルド・ニーム監督作品。ナチスのSS隊員が敗戦後もその組織を維持していたという事実を突き止める記者を描く。その組織の名前が「オデッサ」。その組織はドイツ全土(海外にも)に拡散しており、政府の中枢まで及ぶということで、これを追求する組織と合流した記者は、命を張ってオデッサに入り込もうとするんだが、この緊張感は充分伝わってくるね。主演のジョン・ボイトがうまい。地味だが傑作に違いない。

 夕食は冷凍しておいた「にらまん」、「大根サラダ」、「小松菜のオイスターソース炒め」、「小松菜とベーコンのスープ」、「長芋入り納豆」、「いちご」。

 発泡酒~焼酎の水割り~ワイン(カベルネ種・398円税別)をちびちびやりながらケイのにぃにぃと音楽談義。
 〆にウイスキーを飲んで9時にダウン。
 
 1日、外出することもなく平凡な暮らしだった。
 

2020年1月13日月曜日

キャサリン・ビグロー礼賛

1月12日。星期天。                計測忘れ。

 英国は「離脱」がお好き。今度は王室内部でのお話だ。日本でも起こらないだろうか?

 民間航空機をミサイルで落としたイラン。アメリカの報復と間違えたということだが、この責任ってイランだけの問題じゃあないだろう。元はアメリカ?いやその元はイラン........続く。

 9時前に買い物。3軒のスーパーをはしご。たまねぎとジャガイモが15円税別がメインだ。

 10時から先週に引き続き「チャンネルはそのまま!」の第3話と4話の鑑賞。今回はシリアスな問題(スポンサーとの関係と報道の公平性)で対立する同期生がお決まりの「回復」に至るまでがメインとなる。TV地方局の内部の騒動を面白おかしく描いていている。

 昼食はケイのにぃにぃが作る。インスタントラーメンの「ゆず塩スープ」を使わず、醤油スープを作って麺だけを利用する「醤油ラーメン」。具材は自家製チャーシュー、ゆでたまご、海苔、ネギ。
 うまいが、麺はもう少し細めんのほうが良かったというのが一致した二人の感想である。

 デザートはいただきものの大粒のいちご。甘くてうまい。もらいものでなければこういう美味しいいちごには出会うことがない。

 午後のロードショーは「デトロイト」。2017年キャサリン・ビグロー監督作品。実話に基づき、デトロイトで起こった黒人暴動とそれを鎮圧する警察と軍隊、特に3人の警官が常軌を逸した狙撃者探しをすることで起こった殺人事件を描く。自白を強要する場面はものすごい緊張感が迫る。
 この143分は目が離せないし、鑑賞あとの疲労感と言ったらないな。この監督の作品に共通しているのがその「緊張感」だ。「ハート・ロッカー」~「ゼロ・ダーク・サーティ」、そしてこれだ。
 最後の聖歌を歌う被害者の一人の声に救われた気持ちになった。

 夕食は「牛肉ともやしなどとの韓国風炒め」、「ブロッコリーのツナあんかけ」、「たけのことベーコン炒め」、「わかめとじゃがいもの中華スープ」。

 発泡酒~そば焼酎のお湯割りをちびちびやりながら夜のロードショー。「ジョン・ウィック チャプター2」。2017年アメリカ映画。キアヌ・リーブス主演。派手なガンアクションが売りの殺し屋映画である。現在までに3作作られており、前作を凌ぐほど売れている。多くの観客はこういうのを観て、日頃の不満を解消してるんだろうか?
 主人公は更に組織に懸賞金をかけられて命を狙われるという最後が、続編ありということなんだろう。やれやれ。
 そういえば、昼鑑賞したキャサリン・ビグロー監督の作品で「ハートブルー」というなかなか面白いアクション映画があり、これにキアヌ・リーブスが主演してたな。
 〆にウイスキーを1杯飲んで9時半にダウン。

2020年1月12日日曜日

気になるグラインドハウス

1月11日。星期六。                     132/91。63.8kg。

 早朝キッチンは「秋刀魚の花椒煮」、「秋刀魚醤」制作。前者で3匹、後者で2匹使う。両方共脇屋さんのレシピによる中華料理で、前者は日本の佃煮に似た仕上がりになる。

 ブロッコリーを茹でたあとの湯を使って油揚げの油を取り、夕食に使うゆでたまごを同時に作るという制限時間である7時まで忙しい台所だった。

 9時前に線路の反対側にあるスーパーへ買い出しに行く。業務スーパーとイオン系のスーパー。業務スーパーは月に1度は行かないと食材が不足する。今回はアンチョビである。近辺ではここでしか手に入らないし、あったとしてもここより高い。

 帰り道ディスカウントスーパーで昨日飲んだ日本酒(白鹿・すずろ)を2本買う。

 昼食は「炊き込みビビンバ」、「麻婆茄子豆腐」。後者はインスタントである。前者はフライパンの選択ミス(底が厚いものを使ったので火の通りが良くなかった)が原因で米に芯が残ってしまった。仕方なく、「2分でご飯」を代用にして、トッピングの野菜と肉を剥がし取り、ごくふつうの「ビビンバ」に仕立てあげた。
 芯の残った米は、水を加えて、もう一度炊き直しして、仕上がりを確認したあと冷凍した。味付きで、これだけでも1品になる。

 ケイのにぃにぃの提案で、スープを作った。ダシダスープにネギとごまを入れたものだが、この日のメニューにはピッタリの1品だった。

 午後のロードショーは「プラネット・テラー・グラインドハウス」。2007年ロバート・ロドリゲス監督作品。これはアメリカ映画界と言うより映画館事情に詳しいとより楽しめる作品となっている。
 先日鑑賞した「デス・プルーフ・グラインドハウス」と2本立てで、更に存在しない映画の予告編5編とともに「グラインドハウス」として公開されたというから驚きである。
 で、そこから編集し直されてから独立して公開されて、それぞれヒットしたと言うんだからそれも驚きだが、さらに存在しない予告編から1編、本当に作品に仕立てあげられ、その後続編まで作られたというのには、その才能には感心するばかりである。
 「デス・プルーフ」はクエンティン・タランティーノが監督していて、彼は両作品とも出演している。

 有名な俳優がちょい役として使われるのも特色ある作り方だが、ここでもブルース・ウィリス、ジョシュ・ブローリンがうまい使われ方をされていて楽しい。
 映画自体はゾンビものである。セックスの絶頂のところで、フィルムが止まり、焼けてしまい中断するところで、観客に対するお詫びメッセージが流れるなどのお遊びもめちゃ楽しい。

 夕食は「トマトとゆで卵ソース・(アメリカ産)牛肉ソテー」、「コールスロー」、「チーズ粉ふきいも」、「たまねぎとベーコンのスープ」。
 発泡酒~ワインをちびちびやりながらケイのにぃにぃのCDを聴く。〆にカティサークを飲んでから?時にダウン。

 

2020年1月11日土曜日

残り40本

1月10日。星期五。                  142/98。64.1kg。

 早朝キッチンは金柑ジャムの追加火入れでほぼ完成。レシピに記入してある記録を見ると、前回(18年11月から19年1月)は3kg収穫していることがわかった。
 今年は今回の第1回めが750gで、前回の4分の1に当たるわけだが、あと3回分くらいあるんだろうか?

 朝食はスパムとセロリ、それにトマトを加えた卵炒め、その他。

 「ヌクチャム」制作。

 8時半から24時間スーパー~イオン系のスーパーへ買い物。55円税別の秋刀魚を5匹買う。ちょうど秋刀魚醤が無くなりそうだったのでいいタイミングである。

 昼食は昨日の豚味噌鍋の残りでの「雑炊」。これに餅と三つ葉、卵を加えた。

 午後のロードショーは「ルージュの手紙」。2017年フランス映画。カトリーヌ・フロという俺には馴染みのない女優が主役を演じ、助演というよりW主演でカトリーヌ・ドヌーブが達者な演技を見せる。
 愚直なベテラン助産婦(後半では助産師となる時代の変わり目も丁寧に描いている)の主人公の生活と、血の繋がらない母親が30年ぶりに現れたことによる騒動を、主人公の息子、そして家庭菜園で知り合い恋人となる男を交えてのドラマ。
 昨日に引き続き、スタチャンで放送されたものだが、良い映画をセレクトしてくれるね。

 で、ちょっと確認したら、この映画は9月に放送されたもので、現在までに録画してあるものは40本あった。ざっと計算すると3月の初めころに追いつくことになる。その間、ネットレンタルしなければという条件付き、でだ。まあ、しばらく浮気せずに消化していこう。

 夕食は「豚肉とじゃがいものはさみ焼き」、「ひじきのおから煮」、「人参のおかか炒め」、「しじみの赤だし」。
 千切りスライサーをじゃがいもと人参で使用した。もう少し太めに見れる奴がほしいところだ。

 発泡酒~白鹿・冷酒をちびちびやりながらTV鑑賞。「モヤさま・大井町編」。これは去年の夏のもので女子アナも4代目である。9時半ダウン。

 

2020年1月10日金曜日

断茶離

1月9日。星期四。               115/78。64.5kg。

 1時には目覚め、蒲団の中で読書。「眠れぬ夜のために」を読む。

 3時に起床。「山査子茶」、「ルイボスティー」を作る。山査子茶は先日アメ横で買った乾燥山査子を煮だしたもの。酸味が強く、ネットのレシピでは黒砂糖を加えて飲むものもあったくらい。
 多数ある中国茶などの在庫が動かないので、今年は毎朝飲む紅茶に混ぜたり、かなり飲むコーヒーの量を減らして「茶」を飲むようにするとかして、在庫を一旦空にするつもりである。
ルイボスティーはケイのにぃにぃが買ったもので、今回で在庫がなくなった。

 金柑ジャムの制作。恐ろしく手間がかかる。レシピでは三温糖を使用してあり、在庫がちょうど尽きるところで間に合った。これもグラニュー糖の容器が並べられなかったんで、これを機に定番から外すことにした。
 ということで今年は身近なものの「断捨離」をすることにしている。だいぶ減らしてきてはいたが、不必要な物はまだまだ残っている。残していいものは「金」だけだが、それだけは一番先になくなるようだ。

 朝食は「セロリとスパムの卵炒め」など。

 戦争が始まりそうなんで、中東に行くつもりだった腰抜け総理はそれをやめた、とさ。自衛隊は行かすけどね。

 中国で新種のウイルスによる伝染病が発生したらしい。核にやられるかウイルスにやられるか?小松左京の「復活の日」では両方にやられちゃってたな。

 食に関する本では「得食(好物)に毒なし」なんて格言が解説されてたが、これはないだろう。節制という条件ならわかるが。俺の場合の「酒」をあてはめてみてもそう思う。俺の場合は核とウイルスの前に酒にやられちまうかもしれない。

 今朝は南沙織による「「グッバイ・ガール」のカバーを聴く。1977年の映画の主題歌を邦訳したもので、なかなかいい訳で、声も合っている。早速レンタルに登録。
 この映画はデートで観たもので懐かしい。ハッピーエンドラブコメディーで、良いチョイスだった。

 CDを買うか借りるか考えていたポール・デイビスの「アイ・ゴー・クレイジー」がそれぞれ違う番組で二回もかかった。命日なのかな?

 10時から買い物。

 昼食はミニ「いくら丼」、「そうめん」。当初はにゅうめんにするつもりだったが気温が高いので冷そうめんにした。

 午後のロードショーは「おみおくりの作法」。2013年ウベルト・パゾリーニ監督・脚本・制作のイギリス・イタリア合作映画。「パゾリーニ」は不気味だ。期待しないで鑑賞したところ、なかなかの佳作だった。
 孤独死をした人の葬儀までを取り計らう市の民生係が主人公であり、それまでは親戚などを探り当てても葬儀に立ち会うものはほとんどいなかったが、最後の仕事でなんとか親戚を探り当て葬式に立ち会わすことができるまでを描く。まさにハートウォーミングストーリーである。
 パゾリーニさん、名前で判断してごめんなさい。主人公演ずる俳優は覚えがないんだが、「21g」や「ギャング・オブ・ニューヨーク」、そしてこれから観る予定の「バイス」に出ているそうだ。

 夕食は「豚味噌鍋」。具材は豚肉団子(ローズポーク)、白菜、ごぼう、豆腐、えのき、ネギ。
「大根の明太子ソースかけ」、「たこ刺し」、「ぬか漬けきゅうり」、「にしんの白子ポン酢漬け」。

 発泡酒~焼酎の水割り~テキーラをちびちびやりながらTV鑑賞。一昨年の暮れに録画した「モヤさま・蒲田編」、「モヤさまリゾート・パラオ編」。酒を飲みながら観るのに最適な番組であることを再認識した。
 9時にダウン。長い1日だった。

2020年1月9日木曜日

初NAD

1月8日。星期三。                133/92。64.2kg。

 3時過ぎに起床。

 朝食は野菜室で大根(足)によって潰されちまったトマトを使って「卵炒め」にしたものを中心に。

 水回りの掃除。

 10時までは新聞と読書。新聞では「不寛容の時代を生きる」と題した高橋源一郎と中村文則の対談が面白い。この中村さんの「過激発言で煽る」というのはアナキストの栗原さんと似ている。

 プライベート機のチェックが普段から甘いということには驚いた。大金持ちは簡単に密輸とか出来るんじゃあないの。で、更に儲かって格差は広がる一方だ。

 去年ちょっとかじった江戸時代の「黄表紙」本の作者の一人である「恋川春町」が住んでいたところが「小石川春日町」というから、ペンネームはここから来ていることがわかった。
 読みかけたままになってるんで、今年も引き続けて読んでみるかあ。

 読者投稿欄では俺と同じように古書店で買う100円の文庫本で暇つぶししてる人がいた。安上がりに生きようとすると、同じようなことしか浮かばないってのも寂しいものがあるな。

 小雨だったんで、徒歩で近所のスーパーへ徒歩で行く。「米だけの酒」2リットル入りが処分品コーナーで1本だけ残ってたんで買ってきた。579円税別。

 昼食は「天ぷらそば」。買ってきたイカゲソ天とさつま天、間引き菜の湯通ししたもの、ネギ。

 午後のロードショーは「マーニー」。1964年アルフレッド・ヒッチコック監督作品。一度テレビで観たことがあるが、ウィキペディアによれば1969年であることがわかった。
 幼い時の事件がトラウマになって、虚言癖、盗癖、男性拒否と、精神を病んだ女性と、彼女に恋しなんとか彼女を救おうとする大企業の跡取り息子(ショーン・コネリー)のドラマ。
  ヒチコックは自作にワンシーン必ず出演するというスタンスをとり続けたことでも有名で、ここでも冒頭のホテルの客として出ていた。
 馬に乗るシーンの合成が現在では考えられないくらいひどい。当時の多くがそうであったからしかたがないんだろう。
 ほとんど記憶が残ってなかったが、女性の実家がある港のシーンだけはよく覚えていて、それがボルチモアであることを知ったが、その港が絵のようにみえるんである。今回もその印象は変わらなかった。絵なのかな?
 終盤の追想シーンでブルース・ダーンがちょこっと出てた。この作品の15年後にヒチコック監督作品で主演を務めている。

 夕飯はケイのにぃにぃが作ってくれた「お好み焼き」。午前中の買い物で特売品のお好み焼き粉を買ってきて、収納しようとしたところ、奥からたこ焼き粉の使いかけが出てきたところから、早速それを消費しようということになったんである。
豚肉入り2枚、焼きそば入り2枚。
今夜はNADなんで、つれないお供はノンアルコールビール。

 早々に片付け、7時半にはベッドイン。遠藤周作のエッセイを読み始めてまもなく眠気が襲いかかり、8時にはダウン。

 

2020年1月8日水曜日

あって七草、なくて....

1月7日。星期二。             112/78。64.3kg。

 早起きしたんで、昨日の新聞の残り~今日の新聞~5時間授業を済ます。

 「セシウム電子時計」というものがあることを初めて知る。ものすごい正確さなんだそうで、東京に設置されて「標準時」を特定しているとのこと。明石じゃあなかったんだ。しかもセシウムって福島周辺の県まで撒き散らされた放射能じゃん。

 災害時に有効な「病院船」。30億円で作れるそうだ。ちなみにイージス艦2000億円。

 証券欄はいつも飛ばすんだが、この日はあんまりにも黒いんで目についた。▼だらけなんである。景気も冷え込む?

 外も結構冷えているんで10時ころから庭に出て、野菜の間引きをする。「七草粥」にするためである。
収穫したのは青梗菜、サンチュ、水菜、白菜、赤かぶ、春菊、セリ。

 その後の水洗いと根の切除で1時間半はかかったな。

 昼食は冷凍してあったミートソースをケイのにぃにぃに水増ししてもらい「ミートソースパスタ」。

 午後一番で安売り衣料品店に行く。69円税別タオルがお目当てである。が、3日間の最終日前に売り切れになったということだ。往復40分が無駄足となる。まあ、運動不足解消の足しになったと思えばいいか。

 午後のロードショーは「愛を読む人」。2008年スティーブン・ダルドリー監督作品。制作に名を連ねているシドニー・ポラックとアンソニー・ミンゲラは途中で他界しているので、エンドクレジットでこの二人に捧げる由が流れる。
 ナチスに関する名画は多いが、その中でも「善き人のソナタ」と並び、純粋な男を描いた傑作だな。脚色もよく、俳優、演出、撮影、音楽もよい。
 出演シーンの半分は裸のケイト・ウインスレットは文句なし、男主人公の若き日を演ずる俳優も表情の変化をうまく演じていたし、レイフ・ファインズは言うまでもない。
 裁判の焦点になる「死の行進」の教会に閉じ込めての大量虐殺事件は「炎628」やその他の映画でもナチスの残虐行為としてよく描かれる。その逆が「イングロリアス・バスターズ」での映画館シーンだ。
 この作品ではそうしたシーンは一切描かれてはいないが、その残虐さが裁判を通して感じさせるという描き方も素晴らしい。そして、女主人公が「文盲」であり、本人がそれをすごく恥じていることが争点になるべきところ、それを誰に知られることもなく刑に服するという女主人公、それを公表すれば重刑にならずに済むところを、あえて彼女の自尊心を守り、沈黙を通す男主人公という物語はよく出来ている。

 夕食は「七草粥」、「ふろふき大根」、「車麩の照り焼き」、「ぬか漬けきゅうり」、トッピング用の「大根の葉ときゅうりの浅漬け」、「小松菜のお吸い物」、「にしんの白子のポン酢漬け」。

 
発泡酒~焼酎のお湯割りをちびちびやりながらTV鑑賞。ドラマ「今夜はコの字で」。よくある実際ある酒屋でのミニドラマみたいなもので、漫画が原作だそうだ。
 主演の中村ゆりは好みの女優さん。今回の飲み屋さんの2軒目の「だるま」へは2回行ったことがある。最初は知人と二人で、2回めは一人で行った時は、周りの客が話しかけてきて大いに盛り上がったのを記憶する。他の番組でも紹介される人気店である。

 ふぐ焼きほぐし(缶9を空け、「眠狂四郎・勝負」を鑑賞。1964年三隅研次監督作品。今回のヒロインは藤村志保さん。いかにも時代劇にピッタリの顔立ちの女優さんで市川雷蔵と組んだ作品も多い。脇の高田美和も懐かしい。
 人助けをする狂四郎、それに絡む権力を描き、83分の娯楽作品となっている。貧富の格差を糾弾する様子は現在と変わらないところが面白い。
 8時45分ダウン。新しい血圧記録ノート、夜の文も欠かさないようにしようと思ってるが、いつまで続くやら。
 
 

2020年1月7日火曜日

超ミニ新年会

1月6日。星期一。               125/83。63.8kg。

 残り物が多い冷蔵庫となっている。廃棄を出さないためにも知恵を絞らなきゃならない。こういう時のネットは、たくさんあるレシピ本より役に立つ場合が多い。使う素材が決定している場合は尚更である。加工されているもののリサイクルでもヒットすることが多い。

 寝坊(5時過ぎ)したので、急いでログ付けを済ませて7時に家を出る。歩く。めちゃ寒い。指先の感覚がなくなったんで、手袋を外し、ズボンのポケットに手を突っ込んで暖を取り、駅に到着してすぐにホットコーヒーを買い手を温めた。

 慌てていたので、ブログに昨日午前中鑑賞したTVドラマ「チャンネルはそのまま」。北海道放送制作のドラマで、放送業界の賞を獲得したりして話題になったもの。
 TV局の内部を一人の新人が局の「馬鹿枠」で採用されてから引き起こす騒動を、巻き込まれる他のスタッフなど共に描く。コミックが原作。テンポが良く楽しい。
 3回連続での再放送であり、あと2週お楽しみである。

 行きの電車の中、ドアそばで対面に立つ女性の顔が富士山のような台形顔してたのがおかしかった。外は筑波山がはっきり見える程のいい天気だった。で、途中で入れ替わった女性は、鼻水をすすり続けながらスマホを擦ってったんでうんざりした。

 駅に着いて、乗り換えたバスでは橋を越えるところで本物の「富士山」が綺麗に見えた。

 病院に到着し、待合コーナーでは、掲示板が新しくなっていることに気づく。2台あり、その内の1台は待ち人数などが記載され、自分の受付番号が何番目待ちなのかを表示してくれる。ただ、いままで先生がアナウンスで名前を読んでくれていたのに対し、女性のアナウンスが受付ナンバーで呼ぶことになって、高齢者(が多い)はわからず、仕方なく看護師が受診室から出てきてあらためて名前を呼ぶことになってしまった。慣れるまで大変だろうなぁ。

 血圧記録ノートが全部埋まってしまったので新しいものを先生からもらい、処方箋を持って薬局へ行く。
 財布に3千円しかなかったんで不安だったが、千円ちょっとで済んだ。

 近くのコンビニで金をおろしてからケイの所へ行く。

 ハンクはちょっと眠そうだったが、あやすとよく笑う。

 あとから合流したケイのにぃにぃは笑いかけるも、ハンクの「人見知りシールド」に跳ね返され、苦戦を強いられていた。

 昼食はケイのにぃにぃに買ってきてもらった「ロースカツ丼」。一人で食ってもうまいが、みんなと食うと尚更うまい。ケイは「おこわ弁当」、ケイのにぃにぃは「にぎり寿司」。

 一足先に一人で駅へ向かう途中の中華食材店でひやかしたり野菜を買う。レモン、アボカド、セロリ。「山査子シロップ」をたずねたところ、缶詰はあるがシロップはないとのことだ。

 合流してみんなでセブン系のスーパーへ行き、ケイの買い物に付き合う。ステンレス製の鍋はガス火、IH対応の優れもので千円税別だった。

 その後、スタバで飲み物を買って、屋上の庭園遊び場コーナーへいき、ママ友連とその糞ガキどもを眺めながらそれぞれの飲み物を飲む。俺の「トール」タイプコーヒーは量が多い。「スモール」という音が嫌で、いつも「トール」を注文し、いつも「多い」と思う。

 屋上にはレストランが有り、アジアンテーストものが多く、なかなか良さそうである。というより実家周辺と比べると圧倒的に選択肢が多い。都会である。ちなみに駅そばには「大都会」という飲み屋さんがあるくらいである。

 駅で別れ、ケイのにぃにぃはケイとハンクを送っていく。俺は先に戻り、途中で駅そばのスーパーで買い物。豚肉と牛肉が安かったんで買う。帰りも駅から歩く。

 買い食いすることも考えたが、1日に2回は贅沢だ、と考え、帰宅する途中メニューを考える。ついでに医療費の集計も行う。昨年は49010円。月に換算すると4千円ちょっとになる。多いな。

 で、夕食は「豚肉生姜焼き」、「ポテトサラダ」、「わかめと豆腐の味噌汁」、「白菜の醤油麹漬け」。

 ケイのにぃにぃの到着を待って4日分のメニューを、今日買った豚肉と牛肉を配分して考える。

 発泡酒~焼酎のお湯割りをちびちびやりながら映画鑑賞。「眠狂四郎殺法帖」。1963年大映映画。市川雷蔵の当たり役シリーズの第1作である。今回国営放送でこれと第2作が放映された。
 編集もよく、83分という短尺の中で、物語は江戸から金沢へと動き、多彩な登場人物もきちんと描かれている。
 若山富三郎演じる少林寺の達人との決闘もうまい。若山富三郎の弟の勝新太郎の奥さんである中村玉緒と市川雷蔵のラブシーンが実にいい。エロさより色気。太田和彦さんに言わせれば、まさに吟醸酒の香りと味わいである。
 昨日の長尺でしょうもない邦画を観たあとで、こういった作品に会うと、やはり邦画が良かった時代をつくづく懐かしく思うんである。

 映画に集中してたんでお酒が進まなかったが、今日はかなり歩いたんですぐ寝られそうだと考え8時半にはベッドに入った。多分30秒でダウン。
 

2020年1月6日月曜日

たかが58円、されど58円。

1月5日。星期天。          計測休み。

 早朝キッチンは残った卵白を使ったスィーツ「クロッカン」、これまた消費しきれなかった約半分(125g)のクリームチーズとこれまた半分残った生クリームで「ベイクドチーズケーキ」を制作。

 朝食は残ったアンチョビとネギで「アンチョビ丼」、昨夜の残り物の「ブロッコリーの茎と人参のマヨサラダ」、「大根の入り納豆」、「鍋の残り汁で煮たセリ」。

 9時から近所のスーパーへ行き、昨日の買い物のレシート上の価格が実際と違っていたので、返金を求めに行った。昨日と同じ店頭表示だったんで話は早かった。58円返金。
 いつもチェックしないんだが、月に一度、まとめてチェックしてからレシートを捨てるんだが、それが昨日だったんで、すぐわかったというわけだが、今までで初めてのことだ。これからはその都度チェックすることにしよう。

 新聞の書評欄の「記者のおすすめ」で、またまた遠藤周作の本が紹介されていた。「沈黙」。最近マーティン・スコセッシ監督で映画化されていて、小説ながら読んでみる気になっていた有名な作品である。どうも東京新聞の記者は狐狸庵がお好きなようである。

 昼食は「焼きそば」。3人分だと、いつもフライパン2つ使って悪戦していたが、今回は大きな鍋とフライパンで作業した。フライパンでキャベツを炒め、次はその他の野菜、最後に麺、と炒めたそばから鍋に入れ、最後にソースを加えて混ぜる。これなら3人分以上は楽に対応できる。

 午後のロードショーは「横道世之介」。2013年沖田修一監督・脚本、吉田修一原作作品。主人公のモデルはあの新大久保駅人身事故で犠牲になったカメラマン。
 青春映画の触れ込みで大いに売れた作品でもある。映画はひどい。編集がまるでなってない。意味なく長過ぎるカット。脚本に忠実にやったのかもしれないが、これは脚本もよくないというしかないな。160分を前後編に分けて上映したらしいが、2回分料金を払って観る気にはならないな。

 国営ラジオ放送番組で佐野元春がゲストに出ていて、「アンブロージア」が好きであったことしゃべっていた。当時はこうしたAOR風味のものは結構「軟派」と呼ばれていて、仲間内では声だして「好き」と言えなかったらしい。
 偶然だが、今朝アマゾンで「アンブロージア」をチェックしていたので驚いた。俺の方はレンタルで探していて、取り扱いがなかったんで、アマゾンまで手を伸ばしていたところだったんである。
 かかった曲はベタな「biggest part of me」。

 おやつは「おしるこ」。

 夕食は「筑前煮」、「白菜の浅漬」、「アボカド」、「大根の葉の味噌汁」。アボカドは醤油をかけて食う。これが一番簡単でしかもうまい。ケイのにぃにぃは更にマヨネーズをかけてた。
 発泡酒~白鹿・冷酒をちびちびやりながら「鉄人28号」最終話。堪能した。9時ころダウン。

2020年1月5日日曜日

平常営業

1月4日。星期六。     142/98。64.7kg。

 いきなりポカをやっちまった。水道水浄水器のカートリッジをネットで注文したところ、注文先のアマゾンから返金のメールが来た。届け先でトラブルが有り、届けられないとのことだが、後で確認したところ、最終履歴から自動的に届け先がケイの引越し前の住所になってたんである。それを確認しないまま発注した俺の責任であるわけだ。で、再発注し、今度は届け先もちゃんと確認した。やれやれ。アマゾンもいい迷惑だったろうな。

 朝食は昨夜の鍋の残り汁で作った「雑炊」。これに残り物の「大根のミルクスープ」。このスープは定番にしたいが、ケイのにぃにぃの受けは決していいものではない。

 9時から近所のスーパーへ、卵などを買いに行く。

 市場が動いてないのだろう。魚売り場の空きが目立つ。「生鮭」が欲しかったが、あきらめてメニューを見直すことにする。

 新聞~5時間授業(5冊の本)のパターンが戻ってきた。三が日も空けたことだし、暴飲暴食も改めなければならないところである。

 金柑にネットを張る。ヒヨドリによる被害が目立つようになったため。

 昼前に義母が戻る。昼食の件をたずねたところ、10時半に外で済ませた、とのこと。それ、昼飯?と思わず口から出そうになった。

 昼食は「スパム&目玉焼き」、「白菜の漬物」、「インスタント味噌汁」。「スパム定食」。ケイのにぃにぃのリクエストである。
スパムの量は缶の中身の4分の1。

 午後のロードショーは「サバービコン」。2017年、コーエン兄弟脚本、ジョージ・クルーニー監督・脚本・制作作品。「ファーゴ」風味のドタバタ・ブラック・コメディで、主題がボケてしまった失敗作と言っていいだろう。人種差別(黒人とユダヤ人に対するもの)も中途半端、計画殺人も「ファーゴ」や「ノー・カントリー」のような鮮烈さはない。「スター・ウォーズ」などで売れっ子のオスカー・アイザック扮する保険屋の怪演も空振りになってしまった。
 これで今回ネットレンタルで借りたものはすべて鑑賞した。たまってるTV録画分を消化しなきゃな。

 夕食は「芋煮」。具材は牛肉、ごぼう、里芋(セレベス)、長ネギ。「大根の葉入り納豆」、「人参とブロッコリーの茎のマヨ醤油和え」、「雑煮」、「ぬか漬けかぶ&きゅうり」。
 発泡酒~麒麟ブラウマイスター~燗酒をちびちびやりながら「鉄人28号」鑑賞。9時前にダウン。

2020年1月4日土曜日

ねずみ年に観る映画?

1月3日。星期五。               135/92。64.1kg。

 3時半ころ、携帯の地震情報で起こされる。

 いつ怒ってもおかしくない大地震だが、その個人的対策は何もできてない。大方の人たちがそうであるように「安全神話」に取り憑かれているんである。が、これは自然に対するもので「原発」に関しては安全神話で対応してはいけないと思う。稼働しなければ100%ではないにしろ、稼働時より危険度は減らすことができるからである。「安全神話」国家の「安全」は所詮神話なんである。なんせ「紀元節」なるものを信じてる国家なんだから。

 朝食は「ちゃんぽん」の残りで、ようやく完食。

 早朝キッチンは「大根のミルクシチュー」。バターと牛乳と小麦粉だけで作るシンプルレシピで、新聞に掲載された年末年始の暴飲暴食の胃腸を整えるというキャッチフレーズのもの。

 9時前に24時間スーパーへ買い物に行き、足を伸ばして郵便局本局へ行き1円切ってを買う。

 年賀状の返事を投函する。

 新聞を読む。まさかと目を疑ったが、紙おむつ(幼児・成人)のリサイクルが本格化するそうである。紙おむつにはプラスチックも使われており、環境保護の為でもあるそうだが、画期的なことではある。
 「水を無駄にすると寿命が縮む」なんて格言があることを初めて知った。現在でも環境保護として通じる格言である。水も何とかしないとなぁ。

 坂口安吾の「日本論」は文章がクドすぎて諦めた。代わりに遠藤周作のものを読み始めた。エッセイ集で1編の長さもちょうどいい。週刊誌か何かに連載されたものだろう。今日のところは「表参道」を歩く話である。つい先日歩いたばかりなので、その当時周作さんが歩いた景色との違いがあまりに大きいので驚く。俺がデートで歩いた頃と同じなんだろう。
初めてのプリン。濃厚である。

昼飯。
 午後のロードショーは「1984」。Qではない。あの「イル・ポスティーノ」のマイケル・ラドフォード監督の同1984年に作られた1948年のジョージ・オーウェル原作の映画化作品である。
 ディストピアもので、全体主義国家の民衆管理の非情さ、異端者を徹底して洗脳するという恐怖を描く。
 書かれた当時の共産主義やファシズムを批判する態度が鮮明で、現在広まりつつある専制政治や国家管理システムの悪用などと古さを感じさせない内容となっている。
 ところで、やたらにネズミが出てくるのがきになった。最後では主人公を拷問にかける場面で、頭にカゴをかぶせ、凶暴で飢えている仕切りを設けてネズミを入れ、その仕切りを外すと脅かす。過去の記憶の中でもネズミが多く出る。主人公のネズミ嫌いを管理システムが知っておるというのも怖い。1984年はねずみ年でもある。

 リチャード・バートンが狡猾な高級官僚として主人公を追い詰めるという怖い演技をしている。彼の遺作だということだ。
 もう一人主人公の同僚で、太めの俳優に見覚えがあったんで調べたら、「ラブ・アクチュアリー」で、ビル・ナイ演ずる老歌手のマネージャーを演じていた俳優だった。その後「ウイスキーと二人の花嫁」でも主演している。

 台所に立ちながら聴いていたラジオから「アナ雪2」のサントラが流れていたが、しっかり聴こうとすると非常に疲れる歌い方だということに気がついた。懸命さが伝わるんだが、それがきついんである。その後かかったバービー・ボーイズのアップテンポの方に癒やされたほどである。



 夕食は「ハムステーキ」、「里芋(セレベスを使用)のクリームグラタン」、「卵のサラダ(たまねぎ、パプリカ、きゅうり、プロセスチーズ、コーン、レタス)」、「砂肝のアヒージョ(缶)」。

 発泡酒~ワインをちびちびやりながら「鉄人28号」鑑賞。その後、三人の女優による旅行番組を観る。モロッコが良かったな。さっき聴いていたCSNの「マラケシュ急行」の舞台だ。
 〆にテキーラを2杯飲んで9時過ぎダウン。




2020年1月3日金曜日

初めての「プリン」

1月2日。星期四。            計測忘れ。

 朝食は先日のちゃんぽんの残りの半分。2人前作って食べた残りがこれだけの量あるんだから、チルドの2人前の量って結構多いんだな。もっとも野菜もかなり加えたんではあるが。

 処分品の生クリームを使った「カスタードプリン」を作る。製作過程で、かなり濃厚なものができることを確認した。カラメルソースはちょっとトチったが、まあ何とかなるだろうという勝手な判断をして終了。明日が楽しみだ。

 洗濯。乾燥してるんで部屋干しを決め込む。花粉症のケイのにぃにぃのこともあり、できれば四季を通して部屋干しにしたいものだ。

 庭作業は九条ねぎとセリの収穫。セリは気温が下がったせいか大きくはないが数が多い。その勢力はますます拡大しているようだ。以前のランナーは完全に枯れ死しており、順調に更新している。スーパーで買ったものの根がこんなに増えるとは、ただただ驚いている。

 今日は新聞が休みなんで、坂口安吾を読む。戦争における狂気と、キリスト教殉教者の狂気を比較した考察はおもしろかったが、何しろ文章がくどく、読後ゲップが出た。
 年賀状は2枚。Wとエダルからである。両者とも付き合いが長い。Wは奥さんが書いたもので、今回は奥さん名義で返事を書く。エダルには普通に。63円切手しかないので明日郵便局へ行くしかない。

 昼食は「ざるそば」。信州そばだが、ケイのにぃにぃが買ったもので安かったらしい。年越しそばとして食ったものと比較すると、やはり差がついてしまうが、これはこれでうまかった。
 俺はこれに「ミニいくら丼」。

 午後のロードショーは「きっとここが帰る場所」。2011年パオロ・ソレンティーノ監督作品。主演はショーン・ペン。オカマメイクの元ロックスターが、30年も音信不通の父親の死をきっかけに父親の復讐の相手をさがす旅に出るという独特のユーモアの語り口で描くロード・ムービーである。
 彼なりの復讐を終えてオカマメイクもやめて素の自分の姿で帰ってくるまでのお話。よくわからないがなんとも脱力映画である。
 それにしても映画が始まる前の製作者のタイトルの多いこと、10以上はあったな。

 久しぶりに「雲南紅茶」を飲む。今年は中国茶を消費しよう。5年以上経っているものばかりだしなあ。
 ラジオのトラフィックインフォーメーションでは帰省ラッシュが始まってるって。耳を疑ったが、本当らしい。「働き方改革」って言葉先行で何も変わってないってことだよな。みんな同じ日に働いて、同じ日に休みをとってるからこういうことになるわけだろう。同じような時間に働いてるから満員電車がなくならないわけだし。

 夕食は「煮こごり(ハム&れんこん)」、「中華風鍋(鶏もも肉、しめじ、豆腐、ネギ、セリ)」、「にしんの白子のポン酢漬け」。
 発泡酒~焼酎のお湯割りをちびちびやりながらアニメ鑑賞。「鉄人28号」15話~17話。
15と16は京都編で、敷島博士の戦時におけるプライバシーが暴かれるというオリジナルストーリーだ。エンドタイトルでは「何故にあなたは京都へ行く」というチェリッシュのヒット曲が流されるという凝りようである。
 京都行き列車の中で大塚署長がスキットルを取り出し、敷島博士とウイスキーを飲むシーンは「こどもアニメ」では観られないものだ。製作者の遊びが随所に見られて楽しい。
 17話のファイアー博士のエピソードは、オリジナルでは物足りないと感じていたことを思い出した。当時は劇画がというより、ストーリーものはリアルなものが流行りだしていた頃で、ちょうど自分の成長の流れに符合していた頃で、横山作品のきれいごとに不満を持ち始めていた。これが今川さんの手にかかって料理されるのを見るのが楽しみだ。これから物語は原作とどんどん乖離してゆくんである。
 鍋の残り汁に冷や飯を突っ込んで雑炊の準備をしたあと、9時過ぎダウン。

2020年1月2日木曜日

昨日の続き

1月1日。星期三。               124/95。64.4kg。

 年が変わっても水曜日であることに変わりはない。

 まずは水回りの掃除。玄関の掃き掃除など。

 10時から酒屋へ徒歩で買い物。今まで飲んでいた物がなくなり、今回買ったのはオーストラリア産シラーズ種ワインで3リットル1780円税別で、高く感じるが通常の750mlに換算すれば1本500円位のものである。

 道の途中で、茶色のがまぐちのようなものを見つけ、よく見ると動物らしく、棒きれで裏返ししてみたら「コウモリ」だった。大きさから見て子供なのかもしれないと思ったが、実際のものを見るのが初めてなんでわからない。豚面してて、犬歯?が2本はっきりわかる。
 処置の仕方がわからないので、元の体勢に戻して放置した。「正月早々....」といったところか。

 昼食は「ハンバーガー」。
パテはハンバーグを半分に薄く切ったもの。いつでも冷凍してあるので、バンズの処分品が出た時はこうなる。

 飲み物はコーラ味のかき氷用シロップを炭酸で割ったもので、ノンカフェインで、めちゃ安っぽいコーラ味がいい。

 午後のロードショーは「キャロル」。トッド・ヘインズ監督作品特集3本目。2015年作品で、舞台は年末から年始にかけての話。どうもこの監督は同性愛を描くことに熱心なようであり、1950年代を好むようだ。今回も垢抜けないニューヨークが描かれており、デパートやレストランの雰囲気がとてもいい。
 役者はケイト・ブランシェットとルーニー・マーラ。ケイトが「キャロル」で、ルーニーが「べリベット」だ。そのベリベットの名前の由来をキャロルが尋ねるシーンがあり、「北欧方面」の由来であることを答えていた。そういえば彼女の代表作「ドラゴン・タトゥーの女」の役名は「リスベット」だったっけ。
 キャロルの複雑で苦悩多き人生を生きる姿を名優ケイト・ブランシェットが堂々と演じ、ルーニー・マーラががっぷり四つで答えるという見応えのある作品となっている。
 ラブシーンもきれいに撮られていて、悲劇と曲折のあとのエンドの二人の表情がいいね。

 夕食は「ミートローフ」、「百合根のチーズ焼き」、「おからのサラダ」。

 発泡酒~前述のワインをちびちびやりながら「サウジ・サウダージ、スペシャル」を少し聴いてから「鉄人28号」12話~14話までを鑑賞。12話のブラック博士のエピソードは原作にもあったが、もちろん話はだいぶ変えられている。13話14話はまるっきりオリジナル脚本のようだ。特に13話は「シェイプ・オブ・ウォーター」はこれにインスパイアされたんじゃあないだろうか、と思うくらいよく出来た脚本で、失礼だが横山さんではこれだけのストーリーテリングはできなかったろう。

 〆にウイスキーを2杯飲んで、9時にダウン。
 

2020年1月1日水曜日

コスパ度外視のそば

12月31日。星期二。       129/89。64.1kg。

 早朝キッチンは「ルイボスティー」煮出し、白菜の漬物の漬け直し。

 10時から近所の3軒のスーパーへ買い出し。

 帰宅後、ひたすら新聞読み。

 安倍の犯罪が悪化している記事に腹立てていると実に疲れる。加えて安倍のお友達の悪行。元TBSのエロ野郎、IR癒着の巾着野郎、まだまだ出てきそうだ。その前のかけそば(加計)野郎、もりそば(森友)野郎への追求も辞めないで欲しいものだ。

 税金を使っている行事なのに、その内容を記した公文書が公開できない、ってどういうことよ。これ、明らかに違法じゃん。違法でなければ、日本って法治国家じゃなくて「放置国家」じゃん。

 昼食は「ちゃんぽん」、「チャーシュー&キムチ丼」。ちゃんぽんの具材はキャベツ、たまねぎ、人参、長ネギ、コーン(缶)、ハム。

 午後もひたすら新聞読み。国営放送聴きながらで、スペシャル番組の「ラジマン」なんだが、内容は国営放送の「番宣」そのものだった。合間のレギュラーによるおふざけが面白いんでかけっぱなしにした。

 夕方、完了。

 夕食はケイのにぃにぃが作ってくれた。「鴨せいろ」。この夜用に、いつもの価格重視のそばではなく、270gで400円近くする高級信州そばである。細くて滑らかでうまい麺だ。

 一人135gはさすがに腹がふくれる。で、つまみは冷凍してあった「チキンナゲット」と「にしんの白子ポン酢」で、エビスビール~高清水・初搾りをちびちびやりながらアニメ鑑賞。
 にしんの白子ポン酢がめちゃうまい。この日食べたのが10分の一程度なので当分楽しめる。なんともコスパのいい魚だ。

 「鉄人28号」。ギルバートが登場する11話まで。続いて「プラネテス」。初めて鑑賞する、宇宙ゴミを拾い集める仕事に従事する人たちを描いたもので、なかなかおもしろい。これが2話。で、残り24話となり、この年末年始の夜のお楽しみとなる。
 
 最後のほうでそば焼酎のお湯割りを飲んでダウン。11時半。もうちょっとで除夜の鐘だったんだが、毎年、除夜の鐘を聴くという習慣がないのでとっとと寝る。