2011年11月14日月曜日

とりいそぎ失礼してしまった

今日は二の酉、今年は三の酉まであるがその日は予定があるんで今日になった。一の酉の時は忘れてた。

 朝9時過ぎにはもうあちこちで手拍子が鳴ってる。それでも今回は比較的通路も空いてるんでゆっくり熊手を眺めながら神社と寺を回った。あいも変わらずごてごてした熊手が多い。このごてごては人間の煩悩がいかに強いかを表すものである。大判小判、鶴亀、七福神、干支、宝船、金額を明示したものまである。

 ある客が一万円のものを所望したところ差し出されたのは30センチ四方にも満たない小ぶりのそれであり、ごてごて感も今ひとつ寂しい。と、するとどの店でも一番上に飾られたものは一体いくらなのか、想像するだけでも恐ろしい。有名人のものもいくつかあったが、大体はその一番上に飾られたものでありその店のステータスのような役割を果たしているらしく、何もない店よりも活気があるように思える。ジャニーズ系を探してみたが見つからなかった。

 今年は鷲神社の熊手は買わずお隣のお寺さんで買った。なぜかと言えば値段が違うんである。鷲神社は千円、寺のは700円。

 鷲神社の方が圧倒的に売れている様子であるが、お寺さんのそれは見劣りもしない。やはり酉の市と言えば神社の祭礼とみられる傾向が強いからなのか?

 神仏習合でもないがそれぞれにいわれがあり、どちらかと言えば神社の方が庶民的な祭礼になっている点で昔からリードしてきたんではないだろうか?

 どちらにしても欲得にかられた連中相手に神社も寺もこの時期大いに稼いでいる。祭礼のない鷲神社はふだん閑散としていてうっかりすると見落としてしまう程である。

 惰性で続けているこの習慣、欲が少なくなったせいか賽銭投げて祈ることもないんでさっさと用を済まして入谷、日暮里と買い物して帰ってきた。

 
今日はロト6の発表日でもあり、はずれ券を見つめながらこいつを祈念してくるんだったと後悔先立たないことを今年も繰り返してるんである。

2011年11月9日水曜日

日本永代蔵 進行中

レポートはそっちのけで読み終わった。経営学ハウツー物として読んだ人が多かったんじゃないかな?
 倹約(しまつ)一筋、商売一筋って当たり前のことが書かれているんだが凡人にはやはり難しいことなんである。
 書かれている禁忌はほとんど破った節がある。

私はこうして会社をダメにしました風の物なら三冊位は書けそうである。

思わずにが笑いをしてしまったり、ごもっともとうなずいたりとメモを忘れたほどである。


あの時これを読んでたらなぁと思ってみても、あの時はあの時で、やはり聞く耳を持たなかったろうし読んでも頭に入ってこなかったと思う。そこが凡人なんである。

2011年11月6日日曜日

画期的な柿にはならなかった

毎朝果物がないと物足りなく感じるようになってから久しいが、同居人はどうもこっちのペースに乗らないことが多い。
 今回障害になってるのはグレープフルーツと柿である。

そこで手を加えることにした。作ったのはグレープフルーツのチーズカップケーキである。食感はプリンのようでもあり、焼き菓子にする必要性を感じさせないようなレシピだった。なんでもクックパッドでは好評らしいのだが。
 もう一つは柿のラムレーズン漬け。これも必然性を感じさせない代物。酒が強すぎて同居人にはちょっと無理だったようだ。

 最近値上がりしたココナッツミルクのデザートをと思ったが黒蜜がないことで中断。相当古い黒砂糖があるのを思い出し黒蜜を作ることにした。いたって簡単ではあるが古いせいかアクが強く取り除くのに手間取った。実家から持ってきたものでかなり古いのは間違いない。

 デザートが多いんでココナッツミルクのデザートは次回に回した。

午後は生姜ジャムと生姜ネギだれを制作した。この季節生姜ジャムはジャムとしても良いしお湯にとかして飲むも良い。

 夕飯のメニューが「中華帆立貝お粥」、「牛肉豆腐」、「青梗菜の胡麻和え」。お粥にネギだれはピッタリである。

 ここで使う干しホタテ貝柱も相当古いものだが、もどして使うものに関しては賞味期限など不要ではないかと思えるくらいである。同様に干しえびも賞味期限が切れてから久しい。

 最近では近所のスーパーで期限切れを承知で売っていることがある。つい先日は先月末の日付だが「イカカレー(レトルト)」が10円。二つ買ってきてひとつは昨日食したがもちろんなんともないうえに結構うまかったんで今日も店内をのぞいたら売り切れたようだった。

 真空パックや缶詰なんぞもとより期限を気にしてないんでこうして安売りしてくれる文には大分助かる。


 さて、今日はほとんど外出もせずに読書と決め込んでいたが、そもそも「日本永代蔵」なるものそれほど長い話ではなく短篇集のようなもので全部で30篇しかないんである。それもすべて金にまつわる成功談や失敗談、そして作者のお説教。もっと現代的に訳していただければあっという間に読みきってしまえるんだが。
 現代に通じる話も多い中、寿命については大分隔世の観があるなぁ。人生50年そこそこって書かれれば自分にとっちゃ現在はおまけライフを生きてるわけであり、欲出してこけた例を引き出すこともなくじたばたすることはないということだけは肝に銘じておこう。
 明日からこれについてのレポートを作らねばならない。じたばたしないで。

2011年11月5日土曜日

やわらかい週末

無職なんだから週末も平日も変わりはないんだが、失業して3年経った今でもやはり週末は週末であり何となく気分が変わる。
 あすの天気を新聞で見れば買い物は今日のうちに済ませたほうが良いと判断し明日は1日家で過ごすことを決めた。

 買い物先で鮮魚を除けば珍しいもの発見。「ホッキ貝」、それも刺身用である。新婚旅行の帰り札幌の何とか市場で買ってきて8割方死なせてしまったことを思い出しながら買ってしまった。

 35年前、当時はクール宅急便なんてもちろんなかった。ホッキ貝も東京の魚屋に並ぶこともなかった。母親の出身が北海道であり土産に頼まれたものであり、今から考えたらよくやったと思う。
 女房はのこった2割(確か2個)でお吸い物を作って供した。今でこそいろいろな料理を食したり作ったりしているからなんでもないことだが当時のことでも料理の感と腕は大したものだったと思う。

 オーブンを効率よく使おうと思ってメニューを変更したのがまずかった。
タピオカの粉を使ったクッキーを焼くついでに、明日の予定だったブロッコリーと卵のグラタンを作った。サイドはタマネギとベーコンのスープである。
 それにホッキ貝の刺身とひもをつかって酢の物を作ったが今日のメニューには合わなかった。

が、酢の物に香菜をちらしたらとても美味かった。
刺身も切ったあとも動いていて食べても歯ごたえが良く、ちょっとお酒が欲しくなったくらいだった。


 今月に入ってからの2度のジムはこたえているようで今日と明日は名実ともに週休である。
3日の長女と行ったモンゴルフェアも含め出だし好調だが今月はイベントがいくつか入ってるんで無理が禁物なんである。

 雨の日曜日は課題である「日本永代蔵」でも読み、昔の日本人の業の深さを今の日本人と照らし合わせる作業でもする予定である。