2019年6月8日土曜日

性時色満載

6月7日。星期五。           130/89。63.0kg。

 3時起床。早朝キッチンは「さらしタマネギ」。

 「働き方改革」なんて騒ぎで、これまでの労働環境などを振り返る記事が多い。政権主導型で振り回されている状況に対して冷めてるんで、まともに読むことは少ないんだが、暇な時はじっくり読んだりする。この日がそうだ。
 「リーマンショック」が我が身に直接影響してなかったと思うんだが、あらためて2008年を思い起こすと、ちょうど俺が商売に見切りをつけ、浪人の身になった年である。これが景気が良けりゃあまだ良かったのかもしれないが、景気が下降線を描き始めたところだったから余計ショックが強かったんだろうな。
 これで「派遣切り」という状況が生まれた。そもそも「派遣」が自身を大安売りしている状態であるということを認識している凡人はいないな。エリートはそういう状況でもちゃんと自分を高売りしてるわけだが、ほとんどの凡人は安売りしてるんである。
 で、中間搾取してるのが「派遣会社」で、こいつが政権と結託してるのが間違いなく、法律もそれに沿ったものになっているのがその証だ。この仕組みに関しては俺は最初から感じてた。
 「女衒」なんて言葉を知る前からだ。「働く場所を自由に選べる」なんて言葉に誘われた凡人はどれだけいたろう?いつでも簡単に解雇できる会社というものを想像した凡人はどれだけいたろう?
 そいつらがまた「なんとか改革」なんて目先を変えた状況を作り出して、あらたな儲けルートを創造し始めていることを、今度こそは認識して就職先を選ぶべきなんだが、果たしてあるだろうか?

 「飽食の時代」と呼ばれて久しいが、可食物質の廃棄に関してはつい最近だったように思っていたが、最近読み始めてる何時間目かの本は1985年出版である。それによれば当時米の国内生産量が1千万トンで、残飯排出量が同量であることが書かれている。34年前で(当然それ以前だろう)これだもんな。
 調理前のものは土に返し、調理後は残さず食べようぜ。

 6時半に24時間スーパーへ買物。サッカー台下で50円玉1枚拾った。幸先いいぜ。早起きは50円の得。
 雨が予想されてたんで、早めに庭作業は生ごみ埋め込み、イタリアンパセリの収穫。

 折込チラシを見て、思いたち10時に買物に出かけた。家を出て1分後に雨がふりだした。小雨なんで中止はなし。まずはファミマで金を下ろす。
 セブン系のスーパーは「7の日」にチャージを1万円以上すると100ポイントつくということで、明日か明後日、その店の日替わり特売品である「梅」10kg6800円税別を買う予定であったことから、チャージだけでもしておこうと考えたんである。
 で、この日は併設されたペットボトルリサイクルボックスの利用とチャージだけで買物はなし。

 続けて帰り道のスーパーで青物処分品コーナーで生姜、パプリカ2種などを買う。

 最後は酒屋で発泡酒を買う。

 昼食は「タコス」。具材は鶏肉、アボカドディップ、サンチュ、さらしタマネギ、トマト。

 午後のロードショーは「ロバと王女」。1970年ジャック・ドゥミ監督作品。童話が原作の半ミュージカル。本国では大ヒットしたということだ。
 ミシェル・ルグランの音楽は平凡で、時代が馬の時代なのに、最後はヘリコプターが出てくるという演出もつまらないものだった。
 前半は妻を亡くした王が娘と結婚しようとする「近親相姦」がテーマで、後半は「シンデレラ」もどきのハッピーストーリーといういかにもちぐはぐドタバタ劇である。途中で2回気を失った。

 鑑賞後読んだ本は、これまた最近読み始めた野坂昭如著もので、三島由紀夫の「男色」について書かれている章であり、「近親相姦」の後だったんで、ちとうんざりした。

 夕食はケイのにぃにぃの作る「タコの頭のネギ(長ネギ&タマネギ)風味炒め」。レシピの由来はスペイン料理の翻訳本である。この本がひどいもので、翻訳者が料理についての情報を書き漏らしすぎていて使いものにならない。プロ向きなのかもしれないが、この日俺が作ることになった「ポテトオムレツ」も同本に載ったものだが、作り方のプロセスや調味料はすべて俺がアレンジして作った。そもそもオムレツなんてレシピ要らないよなあ。
 「ミックスサラダ」。具材はコーン(缶)、プロセスチーズ、ルッコラ、キュウリ、トマト、さらしタマネギ(残り)。ドレッシングはオリーブ油、リンゴ酢、マヨネーズ、ヨーグルト、胡椒。
 インスタント「コンソメオニオンスープ」に人参の千切りを加えたもの。スープは「JAL」のなんとかいうもので、アメ横で処分品として売っていたものだ。以前は店頭でよく見かけたものだが.....。

 発泡酒~スペイン産ワイン2種をちびちび飲みながら映画鑑賞。「女王陛下のお気に入り」。2018年ヨルゴス・ランティモス監督作品。アン王女役の女優がオスカーをとったらしいが、たしかにうまい。
 見ものはそのアン王女とレイチェル・ワイズ演ずる相手役(いろいろな意味での)と没落貴族出の女中になった娘(まさに売れっ子のエマ・ストーン)の3人の葛藤である。
 全体的に喜劇調な演出は「グランドブタペストホテル」と似ている。撮影も魚なんとかレンズを使用していているのが印象的だ。
 この作品では「レズ」も重要な鍵となり、貴族のゲスな会話もおかしいが、今日はもうこんな話で満腹である。
 最後までワインで終始し9時過ぎにダウン。

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