2018年1月31日水曜日

ロケットマン廃業

1月30日。星期二。          143/93。63.0kg。

 庭で一番元気なのがルッコラ。別名ロケット。

 やたらにエルトン・ジョンの曲がかかると思ったら引退宣言があったそうである。安室奈美恵、小室と、このところやたらに引退が続く。そのエルトンジョンのヒット曲の1つに「ロケットマン」があり、ルッコラ食べながら、彼の「黄昏の煉瓦道」でも聴こうかなと思ったが、CDで聴いたのはまたもやMISIAだった。

 朝の買い物を済ませたあとはもっぱら読書。「一日一言」の「時の人」はこの日が命日である河上肇。60を前に「高齢者」と自嘲しているのが面白い。荷風先生も40代で「老い」という言葉を盛んに使うのとよく似ている。まあ、荷風先生の場合は「老いてなお盛ん」なんだが。
 河上肇は思想上の問題で逮捕されたことがあり、その後釈放されたことが現在読んでる荷風先生の日記に載っていた。偶然にもちょうど昭和14年を読んでいるところで見つけた。
 荷風先生の当時の風俗観察でスカートの丈が短くなるのを素直に喜んでいるのが嬉しい。が、思想統制が自分のところまで及ぶのではないかという危惧から、削字が多くなりつつあるのもその時代の暗黒の部分を垣間見るようで恐ろしい。新聞も政府の言いなりになっており、政府内の不祥事は一切掲載されなくなっていたことも日記にある。これは近代史の資料としても非常に興味深いものである。つまらん日本史なんかよりよっぽどためになる。                         そんな時代の中にあってもなお「艶」を求める先生はすごい人だ。この年の日記にはロマンチックな詩や俳句なども書かれており、実に楽しい。
 物資が不足しつつある時代でもあり、外遊?で覚えたワインを買いに行くエピソードも面白い。輸入ワインが1本もなく仕方なしに国産ワインを買って、あまりの不味さに閉口する。今ではそんなこともないだろうが、なんせ100年以上前の話だ。
 鶯が鳴くのを聴きながらコスモスやハゲイトウの種をまく先生の姿には癒やされたな。で、花や虫の描写が多い日記なんだが、その中で知らないものがあり、それを調べるのも楽しい。「秋海棠」も知らない花だったな。

 昼食は「そば飯」。1人前残った焼きそばをもとに、ピーマン・しいたけ・人参・たまねぎを加えて作った。これにもやしと長ネギの中華スープ。

 午後は居間兼食堂のすす払い。「漆喰風壁」についたホコリが以前より気になってたんで、昨日に引き続き「季節外れの大掃除」を敢行した。徹底的に掃除機で吸い続けた。障子窓や椅子の足、テレビの裏など、こんなにあったのかと思うほどホコリがあり、たっぷり1時間かかった。

 で、きれいになった部屋で久しぶりのストレッチ。しっかり硬くなるつつあることを確認した。

 休憩時間はこのところ毎日1.2杯飲んでるコーヒー。今日わかったことは、蒸らすためのお湯を注ぐ時間が短いと、次に注ぐお湯の落ち方も早くなるということである。仕上がりも心持ちうすいような気がした。 やはり「蒸らし」がかなり重要なポイントになっていることが身を持って理解した。

 午後も読書で「昭和14年・15年」を読んだ。「ガンダム」の2巻は忘れた。

 夕食は「白菜入りメンチカツ」。油入りパン粉を作り、仕上げはオーブン焼きで作ったもので、これは自分でもよく出来たと思ったが、ケイのにぃにぃも「いいね!」サインを出してくれた。
 「かぶの味噌汁」、「かぶの葉のおひたし」、「もやしのサラダ」。

 発泡酒~ホッピー~ウイスキーをちびちびやりながらケイのにぃにぃと献立の打ち合わせと音楽談義で9時ころダウン。ちょっと飲み過ぎた。明日はNADだから、まあいいか。

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