2018年1月10日水曜日

4本立て興業

1月8日。星期一。              計測忘れ。

 早朝キッチンは「グリューワイン」。

 早朝ロードショーは「太秦ライムライト」。ベテラン切られ役専門役者が若い新人タレントに教えを施し出世する姿をみながら、自身は不本意な仕事にまわされつつ引退の道を歩むという、題名通りの「ライムライト」からいただいたストーリーである。気になっていた作品で、こじんまりまとまっていて期待通りだった。主人公役の役者が本物の切られ専門役者で、演技自体は見るものはないが、それでも74歳の殺陣は見ものである。畑のシーンでの本人はずいぶん若く見えたのはなぜだろう?
 ヒロイン役の女優がめちゃべっぴんさんだった。太極拳の大会の優勝者らしい。アクションスターッて感じだが、これだけ器量よしだったら、亡くなったつかこうへいさんのような演出家のもとで演技指導受けるようにすれば更に飛躍するんだがな。

 二本目は「ダブリンの街角で」。好みで割れる作品だと思う。移民問題が扱われるのかとおもいきや、それは外され二人の主人公の恋?の行方に絞られ、映像はミュージックプロモーションビデオといった趣である。二人だけ「名前」がないのも変わってる。

 映画鑑賞中に窓ガラスから衝撃音が轟いた。で、窓ガラスの下のペットボトルをどかしてみたら、1羽のメジロがうずくまってた。即死だったようだ。ケイのにぃにぃの解説によると、ガラスが透明なので、向こうに行けると思って激突する鳥が多いそうだ。先日も車道の端にうずくまってる雀を歩道の茂みに移したことがあるが、鶏をよく食うんで鳥に縁が多くなったような気がする。まさかね。
この後、月桂樹の根元に埋葬した。合掌。


 昼食は「ラーメン」。この日ようやく「あんかけラーメン(=サンマーメン)」の作り方をものにしたな。

 ヒヨドリのつがいがキャベツ畑を荒らしているのを目撃した。奴らはめちゃ注意深い鳥で、拳銃を持ち出す間もなく逃げてしまうからたちが悪い。トンネルカバーをつけるほうが良さそうだ。

 午後のロードショーは「ブンミおじさんの森」。タイ映画。死を覚悟した農園の経営者であるブンミさんとその親戚をめぐるファンタジーである。が、意味不明な作品だ。冒頭10分で二言のセリフしかないし、この先全部観ようか観るのをやめるか考えたくらいで、その後も長いカットが続き、最後まで意味不明な作品だった。 海の向こうの難解な映画。南海?何回?見ても理解できないだろう。

 夕食は「キャベツとゆでたまごのグラタン」、「おから入り肉団子のおからシチュー」。

 発泡酒~ワインをちびちびやりながらこの日4本目の映画は「8月のかりゆし」。嫌な予感が見事にあたった作品。いわゆる地方発信の旅行ガイドビデオってなもの。特に旅行者は初めての沖縄で受けるカルチャーショックは、誰でもそれが劇的なものであるればあるほど、このように映画や文章などで発信したがるものであり、実際そうしたものが巷にあふれている。
 この作品では元総理大臣村山富市さんが出演してる。新幹線でお会いして挨拶したことがある、とても物腰の低い人だったっけ。御年93歳になる現在もお元気だそうだ。
 一番大きな要因は、「神がかり」というものが本土などではほとんど喪失されちまったことであり、沖縄にはその面影を強く残しているからだ。
 この作品を始め、全部で10作品くらい集めて東京MXで沖縄映画の特集されたものの中の1本だが、残りの録画されてるものが同じようなものでなければいいんだが。「深呼吸の必要」などのようなものがあれば....と思いながら9時ころダウン。今日はハズレが多かったな。

 

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