2018年1月30日火曜日

うろこが落ち尽くした?

1月29日。星期一。              120/77。62.8kg。

 テレサ・テンの誕生日であり、生きていれば65歳なんだそうである。Google のトップページをクリックしたら出てきて、知った。俺と同い年だったん。

 朝食は乾パンに蜂蜜をかけたものが主食。しばらく続けて消化していこう。いろいろ試して「究極の乾パンの美味しい食べ方」を発見できるといいんだが。

 どうしてもなけりゃ行けないというものでもなかったんでこの日は完全にインドアライフに徹した。

 で、読書。まずは杉浦日向子さんの「大江戸美味草(むまそう)紙」。江戸時代、それも中期から末期にかけての庶民の食生活のウンチク集である。キャッチコピーにあるように、まさに目からうろこである。

 「天ぷら」は魚介類のみに当てる言葉であり、「さつまいもの天ぷら」というのはありえず、その場合は精進揚げと申す。

 「田楽」といえば豆腐。こんにゃくじゃなかったんだ。

 「千六本(せんろっぽん・せろっぽう)」=せん切り。

 などなど、書き出していたらきりがない。

 特にうろこが大量に落ちたのは「うなぎの調理法」であり、関西と関東の違いくらいは知っていたが、それが油の好き嫌いから来ているということを初めて知った。確かに「蒸す」というひと手間でかなり油が落ちるが、そうまでしてようやく「うなぎの蒲焼き」がファーストフードから格上げになったそうである。この江戸の「油嫌い」は他にも秋刀魚にも当てはまり、生よりも干物のほうが受けたそうだ。寿司ネタもキスやコハダなどが好まれ、当然トロなんぞは食わなかったってことは結構知られている。
 天ぷらもファーストフードであり、爪楊枝で差して立ち食いする浮世絵が紹介されている。で、早速塩もつゆも使わずに食えるレシピをネットで探してみたら、思ってたとおり天ぷら粉にだし(めんつゆなど)を加えて揚げるものだった。早速近日中に試してみよう。

 で、読了。

 昼食は昨日の湯豆腐ののこりゆで汁を使っての「あったか・ひやむぎ」。うどんは茹で時間が長いので最近はひやむぎにしている。具材は白菜と焼き長ネギ。

 カリフラワーを収穫・撤収した。虫の猛攻撃、そして葉でくるんでからの鳥の攻撃に耐えての収穫だけに、よく頑張ったものだとほめながらの作業だった。


やってはいけない?一株でふたつの収穫を目指したんだが.....。
  試算して千円分くらい。それよりここまで育ったのが嬉しい。

 午後はコーヒーを飲みながら読書。荷風先生の「断腸亭日乗」の昭和12年から。NADの翌朝に読むだけなので進み方が遅いんで、こうして昼間に読むことした。お後に随筆集全2巻が控えているからでもある。
 この頃から反戦についての記述が多くなる。また当時の現代風俗に対する罵声も強くなる。ご自身の遊郭通いはさておいてである。
 「文読む月日」は日によってのテーマが設定されており、キリスト教オンリーではないことがわかったんで、はじめたばかりでやめようかと考えもしたが思い直した。「目からうろこ」ってのが聖書からの由来だということも今日知った。

 思い立って1階の洗面所の大掃除をした。天井のホコリとか日焼けしたような壁の汚れが目についたからである。順次こうした限定的大掃除をしようと決めた。それも気が向いた時だけという限定ではあるが。

 夕食は「れんこんの肉詰め焼き」、「大豆とさつまいもの揚げ煮」、「カリフラワーの味噌汁」、「カリフラワーのマヨサラダ」、「赤かぶの甘酢漬け」。
 発泡酒~ゆず入り焼酎のお湯割り~ウイスキーをちびちびやりながらCD鑑賞。MISIAのセカンド・アルバムがメチャいい。正統派R&Bじゃん。国営放送での「星空のラジオ」の再放送をたまに聞くんだが、トークの時の声がすごく良いんで、その歌い方さえなんとかなれば、と思ってたところ、初期は結構良かったんだということがわかった。現在はこぶしが効きすぎて「洋楽元ちとせ」なんだよなあ。ルッコラをつまみながらウイスキーが進んだ。
 9時をまわって、酔いも回ってダウン。
 

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