2018年1月8日月曜日

続々三本立て興行

1月7日。星期天。                計測忘れ。

 昨日作った「家草粥」で朝飯。昨日はほんの少し食べただけだったが、あらためて美味しいと感じた。貝柱スープとトリガラスープの素と塩コショウで味付けしたとのこと。
真ん中に盛ってあるのが「家草粥」の材料であり、更に加えたのが左の豆苗と右のニラである。

 早朝ロードショーは「大いなる幻影」。1937年、ジャン・ルノワール監督作品。あの有名なルノワールの次男坊である。第1次世界大戦時、ドイツ捕虜収容所で繰り広げられる話で、最初の舞台は第17捕虜収容所であり、同名の作品を作ったビリー・ワイルダーはこの作品のオマージュとしていたんじゃないかな?そういえば、この作品で重要なムードメーカー役のエリッヒ・フォン・シュトロハイムは「サンセット大通り」に出演しているのも偶然じゃあないだろう。
 軍隊の中の貴族の立ち振舞と、下層社会出身との格差を描き、戦争によって貴族社会の崩壊を予見するなど、なかなか凝った構成になっている。これは「ゲームの規則」でも見られたものだが、敵味方の男の友情もしっかり描かれており、とても素晴らしい作品だ。

 午前中2本目の映画は「笛吹川」。1960年、深沢七郎原作、木下恵介監督脚本作品。戦国時代の武田信玄が治めていた土地にある、笛吹川沿いに暮らす農民夫婦の一生が描かれ、武田家の滅亡とともに物語は終わる。多くの監督によって描かれた武田信玄やそれにまつわる時代を、その武田の支配下にあった農民たちの苦しみを描き、権力に対する批判に強いパワーを感じる。
言うならば「影武者」の「影」の部分を描き秀逸である。岩下志麻が一行のセリフで出演していて、それでもクレジットはかなり上位に入っていた。
 モノクロに彩色するという実験的な手法を使うという、果敢に表現の実験に挑む監督の熱意も感じられた。

 昼食はケイのにぃにぃと出かけ、いつもの蕎麦屋で「食い始め」。これもいつもの「カツ丼セット」。満足の逸品であり、ケイのにぃにぃも最近は俺と同じものを注文している。

 そのまま午後は買い物。

 午後のロードショーは「蠢動-しゅんどう-」。江戸時代、吉宗の頃、鳥取藩因幡国内のごたごたを描く。幕府の内偵殺しの罪を着せられた「剣道一直線」青年を取り巻く青春群像や、藩の存続のために、家来や若い武士を使い捨てにする藩主やその取り巻きを描き、「忠義」がいかに非人間的かを訴えてはいるが、最後の大立ち回りが最近のノンストップアクションのようで、好みからするといただけないものになってしまったような気がする。「必死剣鳥刺し」も似たような内容だったと思うが佳作だったのに対し、アクションがあまりに派手だと、どんなにリアルさを繕ってみてもしらけちゃうんだよね。

 夕食は「フライパンでミートローフ」、「さつまいものミルクスープ」。つまみは「石焼き芋にクリームチーズ」。これが美味い。「フランスパンにフムス」。これもいける。最近夕食に炭水化物を多く摂るようになったのが体重の増加を招いている。

 発泡酒~4種類の安ワイン飲み比べ。グリューワイン用に使うワインを少しでも安いものにしたいということで行ない、その結果選ばれたのはやはり紙パック入りワインだった。
 で、食事前に「グリューワイン」の準備。「ピーチティー・ゼリー」の仕込み。八角のかけたものや屑になってしまったものをミルで「八角パウダー」を制作。これはケイのにぃにぃの希望であり、既成品が発売はされて入るものの、探してもなかなか見つからないところで思いついたものである。

 TV鑑賞は「入りにくい居酒屋・フランスはノルマンディー編」~「モヤさま・江東区は砂町銀座編」。
で、9時過ぎにダウン。

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