2018年1月1日月曜日

笑う門には福来てよ

12月31日。星期天。                    計測忘れ。

 早朝キッチンは、「フムス」制作。トルコ料理で、ひよこ豆を使ったパテみたいなもの?トーストなどに塗って食べるんだそうだ。今回は缶詰を使用したので、材料をフードプロセッサーにかけるだけの簡単なもの。



 東京じゃ雪が降ったって?今年一番の冷えじゃないだろうか?で、外出なしということで映画鑑賞とした。早朝ロードショーである。
「野菊の如く君なりき」。1955年、伊藤左千夫原作、木下恵介脚本監督作品。50歳の笠智衆さんが73歳の老人になって過去を回帰する展開となっており、因襲によって裂かれる主人公と2歳上の少女の恋愛を描いたもの。なんといっても信州の風景がすごくいい。意識したカメラはその効果をフルに描き出している。少女役もいい。
 懐かしさを引き出させる風景と純情な二人のやりとりを観ていると、失われた物大きさを感じ、思わず涙を落としそうになったくらいである。

 失うものより、得るもののほうが多くなってゆくと考えるのが若者で、得たものより失ったもののほうが多いと思うのが老人である。       来年、いよいよ高齢者の仲間入りだもんな。


 昼食は「チキンペペロンチーノ」と「フムス・トースト」。どちらも塩味が効いてなく美味しくなかった。フムスは量が多いんで、違う食べ方か、リサイクルを考えなきゃな。

 午後は「さつまいもとレーズンのホームケーキ」を焼いた。ラムとシナモン入れりゃよかった。

 早くから夕食の準備。「年越しそば」。唯一ケイのにぃにぃが提案した年末年始恒例食事メニューである。
 「そば」。今回は天ざる。天ぷらは「鶏天」と「野菜かき揚げ」である。今回は揚げ役をやらせてもらい、苦手意識を払拭しようと思った。結果から言えば、今まで天ぷらに対して持っていた苦手意識はなくなった。特にかき揚げは、衣をつけすぎていたことがわかり、油の中に投入するときに見た目まとまらないと思えるような衣の少なさでも十分まとまる状態を見て、自信持って投入することが一番大事なことも分かった。もたもたして箸でいじくったりするより、一気に投入してそのままにしておいても自然に「あの」形に仕上がるんである。
 鶏天は仕込みも簡単で、味もよく、俺は「唐揚げ」よりもこちらのほうが好きになった。

 「ほうれん草のおひたし」。食べたかった普通のメニュー。

 「高野豆腐の揚げ煮」。これなら揚げ出し豆腐のが良かった。後悔した1品。

 残った揚げ油を使って、昼間のトーストで使ったパンの耳を揚げた。「揚げパン」。これも揚げ時間が大事で、今回30秒で上手に揚がった。揚げてすぐに砂糖とちょっとの塩であえる。美味い。
 飲み物は発泡酒~紅白(琥珀)エビス~菊正宗銀パック。今年覚えた日本酒の中で最も美味いと思った酒である。

 この日は午前中からずっとラジオを聴いた。最近かなり低俗になったJWAVEを離れ、FM東京を夕方まで聴き、4時からは国営放送で裏紅白にもなる「ラジオマンジャック」を9時過ぎまで聴いた。
 「ラジマン」の中の寸劇である「桃太郎」のあまりのくだらなさに笑いっぱなしだった。門司さんのはじけ方がぶっ飛んでたなあ。「ラジマン」の、笑い飛ばして新年を迎えるという目論見は見事に成功した、ということなんだろうな。が、1時までは付き合えなかった。9時過ぎにダウン。

来年も柔らかく生きていきたいものである。

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