2018年1月6日土曜日

ダークモール再訪

1月5日。星期五。            153/93。63.2kg。

 めちゃ寒い。1階の居間は15度。2階のPCがある納戸は12度。部屋の中で息が白くなる一歩手前といったところである。
 早朝キッチンは夕食作り。この日はとなり町へ出かけることになっていて、帰りが夕方近くになる見込みだったからである。

 出かけるまで時間があったんでDVD鑑賞。「日本の悲劇」。木下恵介監督・脚本の1953年、俺の生まれた年の作品である。
 戦後、二人のこどもを育てるために体を売ることも辞さない生き方に対し、反感を覚える子どもたちと母親の断絶という重苦しい映画だ。合間に社会問題をニュースの映像によって挟み込み、価値観の大きな変動が描かれる。この手の演出は、間違えば本筋を台無しにしてしまう危険性をはらんでいるが、本作品では実に効果的に編集されており、しかもフラッシュバックの使い方も、古さを感じさせない。
 終盤、ホームに入ってくる電車に全速力で走って飛び込む演出には驚かせた。最後まで気丈に生きようとした主人公の生き様を見事に描き切ったとしか言い様がない。
 全く社会風刺がないわけではないが大げさなタイトルで記憶に焼き付いている井筒監督の「宇宙の法則」と並んで家族の確執を描いた作品として優れたものだ。
 最後まで鑑賞すると、この大げさなタイトルの持つ意味が理解できる。これは戦後日本が失ったものがいかに大きいかと訴えたかったに違いない。
 佐田啓二(中井貴一のお父さん)の歌が実にうまいんだけど、吹き替えかどうかは調べたけどわからなかった。 先日観た「めし」に続き上原謙がいい味出してる。

 11時に出発。何度か二人で出かけているが、今回は国道にそって自転車を走らすルートを選んだ。途中迷ったが、ちょうどお昼には到着した。駅そばの中華屋で昼飯を食った。
 「エビチリ定食」。たっぷりのエビチリと中華味の味噌汁、キムチ、杏仁豆腐と烏龍茶がついて680円税別。で、ケイのにぃにぃは炒飯&五目ラーメンセットで600円税別。シェアし合いながら完食し、満腹である。

 そこから牛久に戻るような感じで。大型電気屋へ行き、その近所のスーパーでも買い物したあと、「ダークモール」へ4ヶ月ぶりに行った。今回、初詣もしようと思ってたんだが、神社が多すぎて選びきれなかった。が、龍ケ崎はとても神社が多い土地であり、それも今回見た全てが整備されているということを知った。季節が良くなったらのんびり神社巡りでもしてみよう。

 ここでは中古CD屋~古本屋~100均~リサイクルショップ~普通のスーパーなどをぶらつきながら、時に買い物して夕方まで過ごす。実にのんびりしたもので、この周辺では東京のようには味わえない 「昭和」が残ってる。5の日がセール日だということで、各テナントがそれぞれ特売を行なっていることを知った。その中でもスーパーの10%は安い。この日もたまねぎなどを買った。

 帰り道小雨にやられながら、たっぷり30分近くかけて帰宅。

 夕食は「ブロッコリーとミートボールのトマトシチュー」、「人参のソテー・はちみつマスタード和え」、「シーフードパエリアのリゾット風」。
 この他、ランプフィッシュの卵(キャビアの代用品)、チーズ、フムスをクラッカーやバゲットにのせたもの。完全にワイン用となり、発泡酒のあとはグリューワインをしっかり飲んだ。

 TVは録画した「スパイレジェンド」というピアース・ブロスナン主演のアクション娯楽作品。それまでは軟派なボンドを演じてたピアース・ブロスナンがその延長線上で、ちょっぴり硬派になったもの。無難な脚本と、今流行りのノンストップアクションはまさに無難な娯楽作品。で、9時過ぎにダウン。

 
 

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