2018年1月12日金曜日

三国語句史

1月11日。星期四。             計測忘れ。

 たまに東京に来ているのは運動不足解消のためでもある。田舎にいるとぶらぶら歩きが少ない。行くところも決まっていて面白味もないから、つい出かけるのも面倒になる。その点では東京は飽きない。

 早速運動不足解消のため都電を使わず、JRの駅まで歩く。巣鴨で乗り換え、都営線を利用し板橋本町がこの日の目的地だ。
 巣鴨にゃ嫌な思い出がある。改札口で、駅員が出入り口を変更した直後に、誤ってそこから出ようとした俺の胸を押し返したんである。で、かっとなった俺はそいつに殴り掛かった。三人ばかりの駅員に取り押さえられ、駅の交番に連れていかれ、お説教を食らったという話だ。
 今で言うところの「切れた乗客事件」の一種だ。

 が、良い思い出もある。ケイの母親を早朝に写真を撮ったところでもある。彼女が御宿へ友人と遊びに行くことを知って、待ち伏せして見送りしようと計画したんである。かなりびっくりさせたようだったっけ。その写真は現在マンションのピアノの上に飾られている。

 板橋本町はケイの母親が青春時代を過ごしたところでもある。近所の小学校の真ん前の坂をちょっと上ったところの奥まったところにあったちんけな住宅だった。その坂の入り口にある銭湯(3度くらい入ったかな)はいまだ健在である。あれから40年以上経ってる。
 で、その小学校は廃校になっていて、建物はいろいろな用途に使われており、その中の一角が外国の絵本に特化した図書館になっていた。
 今日はここをのぞいてみた。外国語はほとんどわからないが、中国語が少しわかりそうな気がして、何冊か手に取ってみたが、そのどれも香港と台湾のものであり、標準語(と中国が指定している)とはかなり違っていて、ある程度は分かったがかなり難しいな。ただで持ち替えられるコーナーでは中国語の漫画があったが、どれも偉人伝風のものだったんであきらめた。

 近所に勤めているケイのねぇねぇと昼食。おごってもらっちゃった。中国人の店で「レバニラ定食」。味が濃くボリュームも満点。
 そのあと、コーヒーチェーン店でデカップのコーヒー。満腹。

 で、別れてから仲宿~氷川町~大山まで歩いた。大山は40年以上前に1年余り暮らしたところだ。何年か前、七福神めぐりのときにぶらついているので、この日は散歩せずに東武東上線で池袋へ出た。JRの駅で降りて、ここからも歩いて帰宅した。

 年賀状の返事を書いて不足した料金分の2円切手を買って投函したり、川向こうのスーパーへ買い出しに行ったりしたら夕方になってしまったんでプールは中止した。
 久しぶりに風呂を沸かして、ゆっくり浸かった。たまにはいいもんだな。

 Wから電話があり、風邪をひいたとのこと。で、この週末の予定は全部ボツとなり、新たなプランを作ることになった。ビールを飲みながら考えようと思ったが、DVDの残りを観るモードになってたんで、計画立案は明日にした。

 実家から持ってきた「塩さば」、「秋刀魚醤ON湯豆腐」、「柿ピー」などをつまみながら「さらばわが愛 覇王別姫」の後編を鑑賞した。
 激動の中国を舞台に二人の京劇俳優である男の友情(愛情)と二人に絡む女の葛藤を描く50年に及ぶドラマである。カット割りや後半多用されるフェードアウトが効果的に使われている。庶民から金持ちにまで浸透して完成の域に達した芸能文化が文化大革命によって、あっさり破壊されてしまう恐怖が伝わってきた。ナチといい、扇動された大衆ほど怖いものはない。
 それにしても主演のレスリー・チャンってかなり売れていた俳優だったんだ。中国映画というより香港映画は数本記憶にあるんだが、レスリー・チャンについては「ブエノスアイレス」くらいしか知らないうちに15年前に自殺してしまっていたんだ。
 この作品の中の虞美人は美しいな。素顔もきれいな俳優だったんだがな。惜しい。

 インタビュー映像で知ったが、この作品は中国・台湾・香港合作である。3国仲良くやってもらっていい作品を作ってほしいものである。

 続けてTVで中村征夫さんを追ったドキュメンタリーを観た。72歳現役ダイバー&カメラマンとして息子さんとともに活躍している内容で、尊敬しますなあ。

 3時間かけて燗酒三合空けてから眠くをもよおし9時ちょうどにダウン。

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