2018年1月25日木曜日

温耕寒読

1月24日。星期三。                  144/83。63.2kg。

 ちょっと早めに起床。早い内に水回りに掃除を済ます。気温が大して上がらないとの予報だったので、買い物なども午前中に済ませ、午後は引きこもるつもりだった。

 早朝のラジオで聞いたことのある歌が英語で歌われていて、山下達郎の曲だということはすぐ分かったが曲名がわからないので、早速調べてみた。英語詩聴いたのは初めてだったので、作曲がアメリカ人かと思ったが「ビッグウェーブ」でのカバー以外を知らないので、他の持ってるCDを探ったところ、やはり誰かのカバーに違いないことがわかり、曲は「エンドレスゲーム」だった。
 FMゆうゆうは放送した曲を探すのがちょっと困難であり、結局誰がうたってたのかわからなかった。いい感じだったんだけどなあ。

 冷蔵庫整理。ちょっと残ってた気抜けのコカ・コーラを飲みながら、これまた半分くらい残ったペットボトルコーヒーを使って「コーヒーゼリー」を作った。

 昼食は米を炊いて「东坡肉丼・煮玉子付き」。

 午後は映画鑑賞。「王になろうとした男」。1975年、ジョン・ヒューストン監督・共同脚本作品。野望欲望丸出しの英国退役軍人二人の過酷な冒険と挫折を描く。前半では友愛結社「フリーメイソン」がキーワードになり、中盤はまさにCGなしの正統派アクションファンタジー、そして苦い結末、と飽きさせない2時間である。絶頂期の007の向こうを張って作られた「ハリーパーマー」シリーズの主演を張ったマイケル・ケインとご本尊ショーンコネリーの共演、更にクリストファー・プラマーという豪華版。
 ジョン・ヒューストン作品は何本か観ているが、結末がほろ苦い物が多かったな。「クレムリンレター」を再度観たくなったな。

 夕方まで読書。「日本の弓術」。岩波文庫・昭和57年出版もので、定価200円。買った値段300円。戦前出版されたものの文庫化されたもので、内容は弓道を学ぶドイツ人学者の日本人精神論と言ったもので、解説が半分を占める。矛盾だらけの精神論にカルチャーショックを受ける過程が面白く読める。このショックは現代日本人でも感じるものとほぼ同じかもしれない。なんせ、的に当てるためのの道具としては世界でも最も効率の悪いものだし、それを精神で極めるなんておよそ理解できないよなあ。これって戦争で多くの命を無駄に散らした「カミカゼ精神」なんかと共通してるし、こどもに説明できないことなんてろくなものがないんじゃないだろうか?
 いずれにしても、批判的立場から読んでも実に面白い本だった。それにしてもなんで定価より高いんだろう?別の価値がついてるんだろうか?

 夕食は「鶏肉とスナップエンドウのコロコロ炒め」、「ピーマンと小鰯の炒め煮」、「聖護院大根の甘酢漬け」、「大根の味噌汁」。
 今日はNADなんで、片付け終えてからケイのにぃにぃとホットミルクを飲んでからベッドイン。荷風の小説を読み始めて10分で終了。8時ちょっと過ぎにダウン。

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