2018年1月7日日曜日

家(うち)草粥

1月6日。星期六。                   計測忘れ。

 早朝ロードショーは「日本の悲劇」の後半。戦時中同監督の「陸軍」ですれすれのところで 反戦を訴えた気骨なところを、この作品では戦後の日本の崩壊を思うように描いた。

 朝9時の開店を待って近所のスーパーへ買物。で、この店が去年開店して以来もやしを10円税別で売っていたのが29円税別に値上げしていた。
 この日は、当初昼食のメニューがラーメンであり、それが明後日に延期になったんで今日買わなくても良くなったからよかったものの、そうでなけりゃ反対方向の店(19円税込み)まで遠征しなければならないところだった。
 こうした目玉品の値上げというのは余程の理由があるに違いない。現在の状況を考えれば値上げというのはどのタイミングでもよくない。それが競合店より高いとなればなおさらのことである。多分裁量が店長にあるとすれば、収益の問題で迷走しているか、それとも本部の市場調査がうまくないのか、どちらにしても消費者の敏感な購買先変更のいい種になってしまうこと必至である。

 午前中の暇つぶしはDVD鑑賞。「張り込み」。昭和32年松本清張原作、橋本忍脚本、野村芳太郎監督作品。このトリオがその後大ヒット作品を生み出したことは有名である。その最たるものが「砂の器」だ。
 が、初めて見るこの作品で、それ以上の骨太でなおかつ繊細な筋運びと映像の素晴らしい融合を見た。 当時の東京や佐賀、特に佐賀の風景が印象深い。来年行ってみたいところが増えたな。SLファンにとっても垂涎モノの作品となっており、最後の機関車が駅から出てゆくところのシーンがいいね。機関車と自動車が並走するシーンも良い。
 「砂の器」が原作より優れていると思うのは原作を読んでいるからなのだが、未読ではあるがこの作品についても原作者が同様の発言があるのを知った。素晴らしい完成度の高い作品である。

 昼食は「明洞風キムチ鍋」。今回三度目でほぼレシピ完成。朝買って来たキムチ1パックの処分品は1回で完食。

 午後も映画鑑賞。「合葬」。杉浦日向子原作。時代考証を本人にさせたかったな。また違った作品になってたかも。画面が暗すぎるのは家のテレビのせいだろうか?確かに当時の江戸は暗かったらしいのは杉浦さんの著書でも多く触れているが。深川の遊郭あたりの描写がもう少し欲しかったな。
 「幕末青春グラフィティ坂本竜馬」 ってな作品が過去にあったが「幕末青春グラフィティ」のサブタイトルはこちらの作品にこそフィットするんじゃないだろうか?

 夕食は1日早い「七草粥」ならぬ「家(うち)草粥」。庭で採れたものだけを使った粥で、これから先正月の定番にすることになった。
 具材はルッコラ・キャベツ・青ネギ・正月菜・小松菜・葉大根・ニラ、これにテーブルの上で伸びてきた豆苗が加わる。味付けはケイのにぃにぃによる。
 「さといもの中華風おからそぼろ煮」、「ニラとパプリカ&キャベツのザーサイ炒め」、「人参&生姜の豆乳スープ」。
 発泡酒~蕎麦焼酎のお湯割りをちびちびやりながらTV鑑賞。こう長時間TV の前にいるのって、昔の正月みたいだな。
 「入りにくい居酒屋・オーストラリアはシドニー編」~「モヤさま・下北沢の後編」。

 9時ちょっとまわったところでダウン。

          

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