2016年9月21日水曜日

40年後のダメ作品

9月20日。      133/88。60.2kg。


 丸1日雨。ということでこの日もひきこもりを決め込む。

 午後、小降りになったところを見計らって酒屋へ出かけた以外はもっぱら屋内活動?遅めの帰省だったんで、「豚の角煮」制作が深夜料金時間帯で実施できなかった。
 で、電気代には目をつぶって、あえて午前中にそれを実施した。それほど暇だったわけである。
ストレッチ、中国語の聞き取り、読書とあれば映画というところだったんだが、最近選択肢を狭くしているせいか映画を見る回数も減っている。近所のレンタル屋さんがなくなったことが主要因でもあるが。

 小沢昭一さんの本を読み終えて、次は杉浦日向子さんの「江戸アルキ帖」を読み始める。見開きでひとつの旅日記のようになっていて、1ページは絵であり、もちろん筆者の手になるもの。江戸の町が隣にあったなら、という設定になっており、筆者が江戸時代の東京をブラつくといういわゆるタイムマシンものである。筆者の江戸時代の考証がとても楽しくて、実際に訪れたくなるような街角がいくつも出てくる。

昼食は「フレンチトースト」と豚の角煮に加える大根を煮た時に派生した「お粥」。

 午後は中国語の文法の教科書の問題を解く。日本語を中国語に訳することに加えて「ピンイン」で表記するという初めてのものである。このピンインを習得できると中国語は早くうまくなると言われているが、いかに普段接していても漢字は何とか覚えるもののピンインまで手がまわらないのが現状である。特にSとX、CとQ、ZとJなど、いかに発音をきちんとやっていないかこの時わかる。

 夕食は在庫だけで賄うことに決め、手抜き献立。「茹でウインナソーセージ」、「ベーコンとじゃがいもの炒めもの」、「ザワークラウト風のもの」。これらに「レバーパテ」、「プロセスチーズ」、「クリームチーズ」とクラッカー。「プチトマト」など。
 これにオーストラリア産シラーズ酒のワイン。これをちびちびやりながら映画鑑賞。「華麗なるギャツビー」。レオ様版である。で、これは俺が録画したものではなくケイのにぃにぃのリクエストによるものである。
 いやあ、酒飲みながらの鑑賞にピッタリの作品だった。酒なくちゃ見られない代物だったという意味である。プロモーションビデオを観ているような錯覚に陥る。最近のアクション映画と言ってもいいかもしれないほどのカットの続きであり、これ、存命だったら相米慎二さんに観せたくなったくらいのほどのものである。
 車の疾走シーン、馬鹿げたパーティーシーン、華麗なるファッションなどどれをとっても原作を尊重した作品に仕上がっていないことを証明するものばかりであるのはおろか、後半の余計な説明的なシナリオなどは原作を愚弄してるんではないかとも思わせる。画面に向かってワイングラスを投げつけてやりたくなったくらいである。
 大体においてリメイク自体好きな方ではないが、この作品は「ダメ」リメイク作品の筆頭になったな。アメリカ人はこの作品がお気に入りのようで(俺も好きだが)5度目の映画化であることは先ほど知ったばかり。1974年度版が初の映画化作品だと思い込んでいたんで、前作と比較しながら観ていたが、前作とはもちろん1974年度版のことである。脚本がフランシス・フォード・コッポラのものである。かなり原作に忠実であり、作品そのものもオーソドックスだった印象が強い。この2本の間にもう1本作られているとのことだが未見。
 お口直しにカナディアンウイスキーを2杯飲んでダウン。

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