2016年1月5日火曜日

高額医療費対策

1月4日。
  朝一番で、病院事始。左ひざの経過はよさそうで、わずかに残るふくらみも自然消滅するとのことで、診療はこの日で一応終わることになった。右ひざに関しては、変形(老化)によるものなのでリハビリしか方法がないとのこと。これは他力本願の道を絶たれたということである。独居老人は「独挙老人」に。
 
 朝の買い物周遊コース散歩の代わりに病院から自宅まで歩く。途中寄ったスーパーでジャガイモ1個10円税別などの特売品を買った。併設された園芸店で「ホワイトセージ」の、これまた特売品を買った。先に植えた「コモンセージ」が、ちょっと永遠冬眠しそうなんでピンチヒッターということになりそうだ。

 帰宅後、庭いじり。第7の畝のふるい作業である。ここはもっとも建物に近いところで、以前はどくだみの密集地だった。その名残で、ススキに混じったどくだみの根が数多く出てくる。
 さらに、親指大の石、同じくらいの粘土球、そしてみみずが多い。みみずはいちいちふるい作業の済んだところへの強制移住をしてるんで手間かかるったらありゃしない。

 昼食は頂き物のいくらをしょうゆ漬けにしたものとサーモントラウトをあぶったもので「遠い親戚丼」、「しじみのお吸い物」。

 午後は隣駅まで自転車で行く。洋服やチェーン店の「赤木」でケイのにぃにぃの礼服を見に行った。洋服を買うのは久しぶりなんで、この目で実際見てみたかったからである。
 採寸後、店員に選んでもらったものは、実にフィットしていて、生地もよさそうだった。約6万円といったところか。それより安いものも見せてもらったが、お勧め品が中でも一番よさそうだ。
 試着したときのみぞおちあたりのゆとりを見たら、ゆったり感がなさそうだったんで、尋ねて見たら現在主流のデザインなんだそうである。俺の時代は、こぶし1個分くらいのゆとりを持ったものを選ぶよう教わったもんだが。ズボンもノータック。これも俺んときはツータックだったな、確か。

 で、検討することを告げて、サイズと価格が記されたメモをもらった。検討とはもうひとつの競合点である「赤山」と比較することである。

 そこで別れ、俺は今年から週に2.3回通うつもりの市営屋内プールへ行った。基本的には電車で通うつもりだ。
 ところが新年は5日から始まるということだった。やれやれ。この詰めの甘さは去年に引き続くものである。

 帰り道、ふたつの駅の中間辺りにある、タクシーで来たこともある「もつ焼きや」へ寄って「もつ煮」ん大盛り二人分をテイクアウトした。ここのはうまい。ただじゃ帰らないぞぉ。


 夕食は「小松菜入り肉団子」、「こんにゃくステーキ」、「納豆」、「白菜と帆立貝柱(缶)のスープ」。
「グリューワイン」も製作。前日作ったものが、ちょっと沸騰気味だったことでアルコールが飛んでしまったとのこと(ケイのにぃにぃ談)。俺は1滴も飲んでなかったが、その点だけは注意深く作ってみた。今回は大丈夫だろう。が、結局飲まずじまいだった。
 食後、「もつ煮」で薄い焼酎のシークワーサー水割りをちょびちょびやりながら映画鑑賞。「血と骨」。崔洋一監督、チョン義信との共同脚本のたけし主演映画。宮尾作品の映画化されたものを想起させるものだった。家父長制度の崩壊の要因をつぶさに見せる歴史映画といってもいいだろう。
 たけしがすごいのが当たり前にしても、脇の出番がうまく配合されてて、2時間強を長く感じさせない。セットもすごい。
 主人公がくず野菜を拾ってきて一人鍋で食う様と、独居老人の俺の姿がダブって仕方なかった。
これを「転落」ではなく、自然体に生きてきた人間が確かにあの時代にいたんだよなあ。感動を誘う作品ではないが、やはり強烈な印象を残す怪作である。井筒さんだったらどう撮るだろう。

 この日読んだ杉浦さんの本の中で気に入った言葉。「一緒に食べておいしい人が一番大切な人」

 この日昨年の医療費の集計を行った。おととしに引き続き10万円強の支出だった。健康体だったら月に2回は飲み行けたんだな。今年は最初から整形外科を卒業したんで残りは自助努力で完治させたいものである。あとは歯かぁ。 やれやれ。
 

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