2016年1月20日水曜日

君のためなら....高清水?

1月19日。いや、あれは岩清水だった。

 大してしてあげられることもないまま、午前中をケイのところで過ごした。ちょっと掃除、ちょっと買い物、ちょっと台所。
 冷蔵庫にあったちりめんじゃこと唐辛子の佃煮風のもので炒飯を作って一人昼飯。その時点でケイの食欲の復調はまだであり、ノロの怖さがよくわかった。ノロノロしてると殺されちゃうよ。忙しい現代社会に。なんて若いころ考えたこともあったっけな。

 食欲以外ほぼ復調してきたように見えたので、午後早くにおいとま。

 帰宅の電車の中で猛烈な睡魔に襲われた。車窓越しの陽光に誘われちゃったな。

 夕食のプランを作りなおさなきゃならなくなって、在庫とのからみで時間がかかった。具材の代用が一番難しい。消費を急ぐ具材は豚ひき肉だけなんでメインを決めたあとのサイドメニューとの釣り合いだけなんだが、これにも結構時間がかかる。まあ時間はたっぷりあるから問題はないんだが。

 結局この日の夕食に決まったのは「卵と肉団子のこっくり煮」、「白菜と油揚げとしらたきの煮物」、「キャベツの味噌汁」。
 で、土曜日までのメニューもほぼ決定した。

食後、高清水の純米酒を冷やでちびちびやりながら映画鑑賞。「巨人と玩具」。開高健原作、増村保造監督作品。植木等全盛時代の無責任サラリーマン映画が出現する以前のシリアス風(それでも今観ると喜劇になる)な映画。猛烈社員の挫折や広告業界の腐敗の原点を描いていて、いたるところに感ずる陳腐さは今となっては仕方ないことではあるが、ヘリコプターからチラシをまいたり、サンドイッチマン式の販促などの当時の風俗を懐かしむこともできて楽しい。こうした昭和を描いたものを見ながら飲む酒はなぜか高清水が合う。2合飲んだところでダウン。猛烈社員を30年前に引退した老人はどこまでもだらしがないなあ。

 

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