2016年7月30日土曜日

食欲の夏休み

7月29日。    145/91。60.2㎏。

 「死ぬというから変なんだ。先に行くといえば...」は、ある週刊誌に載っていた五木寛之さんのお言葉である。まことに言い換えればこんなにも感じが変わるものかという、いい見本....?
 この手の言葉遊びは数え上げればきりがないくらいであり、その大家といえば相田みつをさんとか、瀬戸内寂聴さんとか、これも数え上げればきりがないだろう。もっとも数え上げるほど知らないんだが。
 で、五木さんのお言葉を分析してみると、何のことはない。要するに、死ぬこと自体に恐怖を心を抱き、それから抜け出せないでいる人に対する気休めの声なんである。どんなに言葉を言い換えても人間の死は絶対である。死自体はどうということもなく、それに至るいろいろな要因や現象が自分に降りかかることに対して恐怖心を抱くものなのであり、「死は怖くないが、殺人は怖い」などというのもそれをよく表わしている。
 例えば「死に至る現象」に恐怖心を抱かなくなると、最近起こった障碍者大量殺人の犯人のようになるんだろうな。
 この日の墓参りをしながら、くそ暑い中ちょっと考えたりした。


 この日は9時半から健康診断。体重は3㎏以上減ったが、身長も約1センチ縮んだ。心電図で心臓が肥大気味であることを指摘され、高血圧がその要因と考えられるとのことだった。様子見ということになった。血液を採取しておしまい。前夜の9時から何も食べてないんで、めちゃ腹減った。

 簡単にサンドイッチと菓子パンで朝食を済ませ、墓参りに出かける。くそ暑い中ケイのにぃにぃも同行してくれた。
 前年、石を敷いたんだが、それでもやはり雑草は茂っていた。虫よけスプレー&蚊取り線香&軍手という完全武装で、草むしりを敢行した。

草むしりを終えてから、持参した除草剤(義父の遺産)をまき散らし使いきった。お隣のお墓がもう5年は放置されてるんじゃないかと思えるほど荒れていて、ドクダミがこちらまで侵略してきているので、来年もどうなってるやら。
 作業中に出てきた「ニホントカゲ」の子供がかわいい。

ここ青山から渋谷に移動し、山手線で大塚へ。昼食は駅そばの居酒屋兼業蕎麦屋で「かつ丼セット・790円」。
 カツが青椒肉絲のような切り方で、漬物がキュウリ一切れときゃべつがほんのちょっと。いかにも寂しいランチセットだった。味もよくない。

 一旦帰宅してシャワーを浴びてケイのところへ、前日出かける直前に収穫した野菜などを届けた。この荷物の中にはケイのにぃにぃが買ってきたケイの好物である「もつ煮」の冷凍したものも含まれている。先日4日間かかって食べたあのもつ煮と同じものである。
 向かう道筋、外の景色は最高だったな。この短い旅(移動はすべて旅にすることができる)に入道雲ほど似合うものはない。

 ケイのところから神田までちょうど1時間だった。ケイのにぃにぃと待ち合わせ、「東京カオマンガイ」で腹ごなしをする。
 注文したのは「カオマンガイ・小・パクチー付き・黒たれ・チキンスープ付き」と「リオ(REO)」というタイ・ビール。ケイのにぃにぃはおなじもので「パクチーなし・赤たれ」。
 黒たれは甘くて辛く、俺の好みの味だった。前回来たときは確かレモンだれにしたと思うが、黒たれのほうが断然にうまい。しかも飯の量も「小」は、飲む前の胃にちょうどいい。

 二軒目はやはり近くの「もつ焼きチェーン店」。激戦区だけにそこそこのものは食べられると思っていたが、後は好みの問題で、この店はまあまあだったな。
 注文はビールがアサヒしかないんで「ホッピー」。これに「シロ・たれ」、「煮込み豆腐(牛筋)」、「揚げ出し・茄子&オクラ」。ホッピーは中身の追加で3杯飲めた。
 やはり、外で食う時は揚げ物に限るなあ。揚げ出しの味が濃くてうまかったな。

 ほろ酔いなんでもう1軒をと思ったが、翌日が引っ越しで久しぶりの運転をさえない頭でやったんじゃ、危ないと考えて帰宅することにした。
 都電沿線で、俺が攻略できずにいた「全員座れる立ち食いソバ屋」が都電の中から営業しているのが見えたんで、次の停留所で降り、〆のそばを食った。昼間の蕎麦屋よりもうまかった。

 あまりにもよく食ったんで、シャワーの後体重を測ったら61.8㎏もあった。で、食い過ぎを反省?しながらウヰスキーの水割りを2杯飲んでからアイスクリームを食べて、ダウン。

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