2018年5月9日水曜日

ホットも売れよ

5月8日。星期二。       145/92。61.8kg。

 天気は良くないし、気温の高いのに慣れてきている身体には肌寒く感じる朝だ。総合病院へ出かける時間は7時で、7時半開始の受付に間に合うようにするためにはのんびりした朝を過ごしている訳にはいかない。まあ、たまにはこうしたシビアな時間があってもいいか。

 いつ降りだしてもいい中、自転車移動を決めた。

  途中見かけた畑での虫よけカバーの設営方法は、実にしっかりしたものだった。なんせアーチの数が俺のところの3倍じゃきかないな。もう少し投資したほうが良さそうだ。

 5分前に着いて、自販機でコーヒーを飲もうとしたら、5.6台の自販機のすべてが「アイス」になってた。なんてこった。夏でもホットコーヒー飲む派?としてはひとこと言いたい。院内コンビニの開店まで30分もあったんで仕方なくアイスにした。しぶしぶ買ったんで味も普段より渋かった。

 すでに10名以上受付前の椅子に並んで座っていて、俺は12番め。受付は機械式になっていて、それを済まして各科の待合室へ行く。
 7時半から9時まで読書。樋口一葉「にごりえ」。言葉の3分の一がよくわからない。が、貧しい生活の描写、遊郭の様子などは荷風先生に教わっているのでよく分かる。かなり作者自身が描き直ししたり、思い通りに完成できなかった、というような解説文があったが、俺はとてもいい作品だと思う。一人の女の一生を描くのに、大きな寄り道はしていない、と読んだ。特に主人公?が人生が変わったと述懐する記憶の描写には胸打たれたな。

 やはり早く来て正解で、9時半には受診、レントゲンの後再受診で、会計済ませて10時15分。前回は12時半だったと思う。まあ、天気が悪くて患者が少なかったせいもあるかも?って、天気が良いと、今日は病院でも行こう、ってことなのか。
 どこでも年寄りが多いが、特に杖をついたり、足を引きずりながら歩く人(俺も含め)なんと多いことだろう。杖をつかねばならないように筋力アップすることは、今回の担当の医師からも告げられた。処方は院外処方になった。担当医師も使用しているという「ロコアテープ」なるもので、かなり強力らしい。とどめはやはり注射。

 帰り道、業務スーパー、スーパー、100均で買い物。

 昼食は「チャンポン」。

 午後はメニューがらみの調べ物。

 3時から歯医者。入れ歯の金具が折れたので修理をしてもらう。気が付かなったかけた歯を埋めてもらい、型取りしただけで修理は次回となった。

 夕食は「豚味噌鍋(ケイのにぃにぃのレシピによるスープ)」、「赤かぶの葉の胡麻和え」、「ぬか漬けきゅうり、茄子、人参」。鍋の具材は収穫したビタミン菜、春菊、みず菜、九条ねぎで薬味に一光ねぎ。これに豆腐、白菜、合い挽き使用の肉団子。まさに野菜鍋。

 アペリティフに「白州」~発泡酒~日本酒2合をちびちびやりながらアニメ鑑賞。「この世界の片隅に」。超人気作だということで気になってた作品だ。原作は「夕凪の町 桜の国」のこうの史代さん。
 ドラマ化もされており、二度目のドラマ化はこの夏に放映されるということだ。

 期待以上の出来で、これは原作を知らないので、脚本&原作がいいということだろう。2時間の中に無駄がないし、このおっとりした雰囲気と残酷さの共存の描写は「戦争の狂気」を説いて余りある。 主人公すずの声優(のん)も良い。アニメもよく、主人公が書く絵がそのままアニメになる場面や、戦争シーンなどもよく出来ていた。特に爆撃シーンなどは今までに観たことがないくらいの迫力で、その怖さは「プライベート・ライアン」の冒頭シーンに匹敵する。
 この作品がキネマ旬報年間ベストテンでアニメとして初めて1位になったことはうなずける。

 感動の名残をウイスキーで惜しむ。数杯なめて、10時ころダウン。

 

 

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