2015年7月30日木曜日

日本においてはたびたびできない旅行

7月29日。
梅の土用干し最終日。パッとしない天気だったが、雨は降らなそうだったんでセッティングしてから健康診断へ出かけた。
 居住している区では誕生月のがん検診とこの夏場に毎年行われる健康診断の2本立てが毎年無料で受けることができる。ダブっている検査は省くことも可能である。たとえばレントゲンなど。
 健康診断は主にメタボ対策で、BMI数値を中心として血液分析が重要視される。で、俺は大体毎年コレステロール値を指摘されるが、このところ数値基準自体が緩くなったんで去年は指摘されなかった。
 今年は、去年の暮れから調子悪かった手のしびれや硬直気味だったのが整形外科でもなかなか成果が出ずにいたんで、内科からも診てもらうことにして、血液検査項目を自費で受けることを希望した。リウマチの疑いもあるとのこと。やれやれ。
 ピロリ菌といい、最近体調に関してはいいことがないが、これも仕方ないとこなんだろうな。

 9時から始まった検査が終わったのは11時ちょっと前。結局朝飯抜きでちょっと早めの昼飯となった。メニューは「肉まん(紀文)」と「厚揚げと小松菜の甜麺醤炒め」。

 午後は映画鑑賞。1本目は途中まで観た「アルバレスケリー」。1966年、正統派西部劇が衰退しはじめたころのもので、ここいら辺りからニュー・シネマが台頭し始める前夜の作品と言える。視点が南軍に置かれているものの、大味な出来であり、緊迫感のかけたものとなってしまった。出だしから主人公の名前が連呼されるB・フォアの唄だったり、小指を失った主人公がやたらに笑顔を振りまいたり、で本当に締まりがない。R・ウィドマークのいやらしさも徹底されてないし、P・オニール演ずる北軍の将校の抜けてる面も描かれ方はソフトだ。
 まぁ、笑顔の主人公がW・ホールデンだから、それだけでもいいんではあるが.....。

2本目は「野郎どもと女たち」。よき時代のアメリカン・ミュージカル。2時間半。
 M・ブランドとF・シナトラの共演である。「ゴッドファザー」でドンの世話になり出世する歌手が出てくるが、あれにはモデルがいて、それがF・シナトラだということを知ってる人だったらにんまりするに違いない。M・ブランドの二枚目ぶりや歌が聴ける貴重品である。が、作品全体としては古臭さ満載の古典踏襲もの。「ハバナ」場面も当然安作りのセット撮影。
 J・シモンズって本当に歌ってんの?ググってもその点に触れてないところを見ると地声だな。「大いなる西部」、「スパルタカス」といい、役者としても大女優に入る人なんだけど、歌もいけるとは思わなかった。
 これで撮りだめしておいた映画は全部消化した。やれやれ。

 夕食のメニューは「鶏肉と長芋の塩焼き梅あんかけ」、「じゃがいもとタマネギの味噌汁」、「ぬか漬けキュウリ」。
 食後焼酎のシークワーサー割りをちびちびやりながら3本目。「世界の果ての通学路」。ドキュメンタリー。学校に通ってる人とそれに関わってる人、みんなに見せたい作品だな、こりゃ。辺境の土地では毎日旅行してるようなもので、それだけでもめちゃ勉強になる。「旅」で学ぶことは机の上の学習と同じくらい大事なことがあると思ってるんだが....。

 で、この日は8月の後半から計画している「中四旅行」のルートを「中学生の学習地図」を見ながら決めた。鉄道関係は昨年計画した時のものが残っており、それから変更した区間の料金やフェリー関係の情報を集めれば移動だけは決められそうである。それから宿泊先となる。
 「中(中国)四(四国)旅行」が「ちゅうし(中止)」と読めることから「四中旅行」と変更した。

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