2013年6月25日火曜日

60歳で梅の漬物職人になった男の物語

  同居人の姉のところへ”梅ジャム”を届けに行くんで囲碁教室をさぼった。
昨日はあまり身体を動かす予定もなかったし、そうすると2時間座りっぱなしがつらいんである。

 午後はSAホールでおこなわれたシルバー人材センターの定期総会に出席。何とも加齢臭が漂いそうな集まりではあったが、内容は無味無臭の当たり障りのない決算報告だった。
 終わりのほうで区長の挨拶があったが、何を言ってるのかさっぱり分からなかったが、割れんばかりの拍手が起こり、全員の脳みその量を合計しても17グラムもないんだろうな、なんて考えながら景品(インスタントコーヒーの小瓶2本セット)を持って帰った。

 帰り道、SAホール近くにあるゆうちょ銀行に寄った。外貨の両替をするためである。先日テレフォンカードを処分して以来、家の中にある金目のものはなるべく現金化するようにしている。その第2弾である。紙幣のみだが6カ国あったので全部持っていった。

 案内してもらったところでそのうち4カ国出来るとのこと。空港で書くような書類を4カ国分書いて待つこと10分。その間若い女性行員が信託の説明をしに来た。来年度から始まる優遇税制の説明なんだが、なぜかその内容はラジオでなんとなく聞いていて知っていたんで即お断りした。つまり検討してみる意思を表示したということである。

 さらに20分ほど待たされることになったんだが、窓口で待たされてるときに、またさっきの女性が来て今度は世間話が始まったんである。とても頭の良い彼女で、ご両親も聡明な方々であることは彼女の話しぶりや内容で容易に察せられた。長期の夏休みで留学先であったデンマークのホームステイ先に宿泊する習慣を続けていることや、短期の冬休みではアジアや近隣の国へ旅行しているとのこと。当然バイリンガルである。
 両替には結局30分かかったんだが、彼女のおかげで退屈することがなかった。

 帰ろうとしたら出口のところでダンス(火・木)のH先生に会った。何でも近くに住んでるそうで、公共料金の支払いに来たところだったそうだ。そこで今週末の旅行の話などして別れた。とても元気があり、お話好きの先生である。

 帰宅後、紫蘇漬け作業。枝なども含めて900グラムくらいあったものが、2回の塩もみでかなり小さくなってしまった。最初の塩もみではあくがつよく香りもない泡のようなものが出ただけだったが、2回目は香りも良く絞り汁も綺麗な紫色で、おもわずちょっと口にしたが、想像通りのうまさだった。来週の出番まで冷蔵庫で待機させる。梅も梅汁が順調に出ており、予定通りに進んでる。

 昨夜のメニューは「メロの西京漬け焼き」、「ほたるいかのしょうゆ漬け」、「高菜のせ奴」、「大豆甘煮」、「ポテトチップス」、「韓国のり」。缶ビール1本、赤ワイン1本。
 同居人が友人との外食なんで、残り物を集合させての一人宴会となった。

お供した映画は「49歳で電車の運転手になった男の物語」。地元密着型の作品で出雲地方の良さが前面出ていて、カメラワークが非常に良く、音響も素晴らしい。電車オタクが主人公なだけにカメラワークが重要なので的を得たつくりになってる。主人公の実習場所が京王線ってのも、ついでに懐かしい風景を見ることができ、お得だったな。俳優も良く、中井貴一は父上を超えてるといってもいいんじゃないかな。奈良岡朋子の鼻にチューブを突っ込まれながらの演技は「ディアドクター」の八千草薫の名演技といい勝負である。そして俺には行きたいところがもう1っ箇所増えたな。



0 件のコメント:

コメントを投稿