2022年8月26日金曜日

キッチンという名の牢獄

8月25日。星期四。 123/81~156/101。61.9㎏。97。35.9度。  限りなく5時に近い4時起床。軽い二日酔い。  今日はハツ子の誕生日。7年前の山陰~四国への旅行の初日だったんである。早速メールする。あれから7年かぁ。東京に戻ってから、しばらくして現在のところへ移住したんだ。それ以来旅行もしてないな。たまにマンションに戻って、Hと酒飲んだり、東京をぶらついたりしてたのも懐かしいこととなった。  スムージー用の野菜の収穫数の目安ができた。サラダバーネット20本、ツボクサ30枚、ケール5~6本。これにバナナ1本、牛乳、オリゴ糖で、ときどきゲスト(奇形きゅうりや虫食いトマトなど)が加わる。  早朝でもないキッチンではエゴマの葉としょうゆ漬けの汁をフードプロセッサーにかけ、豆腐やごはんにのせてすぐ食べられるようにした。大きい葉の軸が残ったのが残念。  朝食はごはん、「ケンニプのチャンアチ(エゴマの葉のしょうゆ漬け)」、昨日の残りもの、「3種の野菜・バナナ入りスムージー」、「キウイジャム入りヨーグルト」。
 収穫ではシカクマメ、ササゲが多かった。シカクマメはまさに「死角」があり、隣の家との境界線(つまり裏側)についているものは非常に発見しにくくなっていた。で、かなり巨大のものもあった。見つけにくいのはササゲも同じで、ゴーヤーの棚に進出してきたものの中で1本収穫したが、その発見だって偶然である。
 シカクマメの形がインゲンなどの豆と形が違うので、今回初めて知ったのは、大きくなったものの中にはインゲンのようなしっかりした筋が2本あり、これが気持ちよくむけるんで面白かった。豆の中にはこれほどきれいにむけると豆が飛び出してしまうんだが、その兆候は全く見られない。  たくさん穫れる一部の野菜に頭を悩ましているところだが、その中で気が付いたことがある。当たり前すぎて、今頃気が付いた自分が恥ずかしかった。穫れすぎて困ったものは無理して加工しないほうがいいということだ。加工して残ってしまって処分しなきゃならなくなったら、それはまさに「食品ロス」だが、使い切れなくて腐ったものなどは生ごみとして庭に埋めて土に還るんである。無理して加工することをやめた。  昨日の水回りの掃除からメラミンスポンジの使用をやめた。このカスが海に流れ出て「マイクロプラスチック」になることを知ったからである。  同じく、汚水について気が付いたこと。それは余った湯で、油汚れの食器を洗い流していたことが、確かに湯の利用法としてはよかったが、やはりその前に徹底的に油汚れを拭きとってからでないと汚水が下水に混ざってしまう環境汚染につながっていたことである。で、ここで使い済みのティッシュなどが今までよりも活躍することになるわけだ。  昼食は「そうめん」、「ミニ・オイルサーディン丼」、「ぬか漬けはぐら瓜」、「きゅうりの浅漬け」、「金時草とツルムラサキの合体型胡麻和え」。
 食後、家の裏のハニーサックルの枝の誘導、エルダーフラワーの実の最後の収穫と道路に出た枝の剪定。ふだん草の間引き。トウモロコシ、アサツキ、ワイルドストロベリーなどが集まっているところの草むしり。朝顔の移動やへちまの間引きなど。ここでカメムシの被害に遭ったオカノリがあちこちに芽を出してきた。さて。  不定期だが、マンション管理問題の記事が新聞に掲載されている。我がごとである。今回の大規模修繕で積立金がかなり減り、次回には足りなくなることが問題となり、今月から積立金額が上がる。専有面積でその額も変わるが、俺のもので月7千円アップだ。やれやれ。  「私の東京物語」は今回は古谷徹氏である。俺と同い年なんだ。俺が夢中になって観ていた「隠密剣士」にも出演していたということだ。あの頃通っていた小学校は深大寺にあり、その近く山?の中でのロケを見に行ったことがあったっけ。  古谷氏で有名なのはすぐ思い出すのは星飛雄馬とアムロかな。そういえばアムロのお父さん役の声優が亡くなったばかりだったな。  夕食は「カレーライス」。具材は鶏むね肉、人参、オクラ、シカクマメ、ササゲ、ズッキーニと「夏野菜カレー」となった。「サラダ(ふだん草、レタス、きゅうり、トマト、茹でオクラ)・マヨドレッシング」、「ぬか漬けはぐら瓜」、「福神漬け&らっきょう」、「ルイボスティー」。
 片付け終えて、7時から「木曜名画座」。2021年、インド映画、「グレート・インディアン・キッチン」。  ものすごく辛口のホームドラマ。その辛さはインドではなくタイカレーである。女性蔑視の家父長制度の旧家に嫁いだ女性の味わう地獄が描かれる。  本国ではひっそりネット配信されたものが口コミでサーバがダウンするほどの話題になった作品であり、劇場公開されたのは日本が初だそうである。  十分、日本人が観て理解、そして共感を呼ぶものとなっていた。日本もいまだに近代化されていない男性上位国家だ。これからこうした作品はどんどん作られるべきだと思う。  生理ナプキン、セックスの前戯、食事のマナーなどの問題の取り上げ方も新鮮だ。ポスターからは想像できないドラマだった。  半分はキッチンで繰り広げられる料理作りの場面だが、掃除、洗濯など家事全般にわたって、嫁さんが買い物も行かず、家に縛られているさまを見せつけられる。「キッチンという名の牢獄」。キャッチコピー通りだ。  鑑賞中に出たデザートは「休肝日のキュウカンバー・ゼリー」。きゅうり3本使った「きょうの料理」からのレシピによるもの。揚げ物の後なんかにいいかも。
 インド映画にしては100分は珍しい?ちょうどいい長さだ。  9時、血圧測定してダウン。扇風機はおろか、窓全部閉めて。    

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