2020年3月25日水曜日

延長戦(対 コロナ)かあ。

3月24日。星期二。           計測休み。

 オリンピックが中止ないし延期になりそうだ。最近、九州行きを再考し始めたところだったんだが、こちらも中止になるということだ。青春(書くのも恥ずかしい)18切符を使用できる期間が大前提になるんで、延期はない。
 やっと「経済(金)より命」という考え方をする者がでてきた、ということなんだろうか?

 朝食は「ルッコラ卵炒め」ほか。

 朝のロードショーは「カミュなんて知らない」。2006年、昨日に続き柳町光男脚本・監督作品。大学映研の群像劇で、いたるところに監督の好みの作家や作品のオマージュが観られる。いきなり冒頭の出演者全員紹介風長回しショットはまさに今はやりのテクニックを使っている。解説ではロバート・アルトマンの「プレイヤー」となっている。カメラワークがいい。
 「異邦人」~「ベニスに死す」などを作品中に取り込むなど、思わず笑ってしまう場面も多い。特に本田博太郎演ずる教授が面白い。
 作品のテンポもよく、登場人物の個性もしっかり描かれており、終盤の監督役青年が転落大けがを負うことや、教授が惹かれていた女学生(黒木メイサ)が自分の授業の出来の悪い中年受講生(田口トモロヲ)の女房だという筋も意表をついている。
 茨城県出身の監督にはもっと作ってもらい所だが、この作品を最後に活動休止?

 9時過ぎにがんセンターに向け出発。

 問診とレントゲンだけなのに、受付番号がどん尻なんで11時近くまでかかった。この日は寒く、風も強いところに来て、待合室がやたらに風通しがよかった。これもコロナウイルス対策なんだろう。都電も前後の運転席は窓が開いていた。公的機関の対策は万全のようだ。

 終わってから少し歩いて三ノ輪商店街で買い物をした。

 昼食はインスタント醤油ラーメン。具材はねぎのみ。「おはぎ」。やはりこの時期食べたくなる?

 午後のロードショーは「地の群れ」。1970年井上光晴原作・共同脚本、熊井啓監督・同のATG作品。劇場で一度鑑賞済みの作品だが、やはり多くを忘れており、というか理解してなかったんだろうな。舞台は長崎は佐世保で、底辺の被差別部落同士の争いまでに至る過程を、暗い過去を抱えた開業医の目を通して描かれている。
 ここでの差別の対象になるのは朝鮮人と被爆者(ハンセンと同じ扱いを受け、住居が海塔新田という海岸近くに隔離状態)で、お互い反目しあう悲しい状況である。

 冒頭、中盤、最後に籠の中の一羽の鶏が無数のネズミに食われ、そこに火が放たれ火だるまならぬ「火ネズミ」が映される。愚かしい営みも一瞬に炎に包まれて朽ち果ててしまう。原爆のむごたらしさや争いのむなしいすがたを表わしているのだろう。ネズミちゃんかわいそ。ネズミ年放映禁止。

 Wが4時過ぎに到着。

 夕食は「もつ煮」、「セロリの浅漬け」、「ソーセージ・ポテトフライ」、「スティック野菜(キュウリ・人参)」、「トマトスライス」、「クリームチーズ」。
 ディップソースとして「ワカモレ」、「チーズソース」、「金山寺味噌」。

 飲み物はW持参の「鶴齢」純米吟醸~「高砂」山廃純米吟醸。

 食後、Wは映画鑑賞。彼も芦川いずみがお好きなようで「風船」鑑賞。途中で声がけしたら〆に麺を食べたいというので、インスタント物三種の中から「カレーうどん」希望。
 で、作って出したら、いびきをかいて寝ていた。俺はしばらく酒飲みながら新聞に目を通してたが、起きそうもなくうどんも伸びきっちまったようなので、俺が食べることとなった。食い過ぎだな。
 で、9時前に俺もダウン。
 
 

 

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