2019年1月4日金曜日

引きこもり3が日終了

1月3日。星期四。                   126/91。63.4kg。

 0時に目が覚め、蒲団の中で読書。荷風先生の「下谷叢話」は自身の母方の祖父とその時代の歌人を追ったものだが、なにせ旧言葉遣いがしんどく、歌はもちろんちんぷん漢文である。で、中断。
 次に「江戸芸術論」は浮世絵の解読といったもので、和辻哲郎の「古寺巡礼」と趣が似ている。が、散歩ではないので、荷風先生の本領発揮といった洒脱な文章はそこにはない。で、これも中断。
 稲垣史生著「江戸考証」を読む。稲垣さんは杉浦さんの先生でもある人だ。時代劇考証の第一人者と言ってもいい。軽い事例を集めてあり、俺に向いていそうだ。                     2時過ぎに起床。


 早朝キッチン(深夜食堂)では「ラフティ」制作。

 洗面所の天袋の扉の修理。

 洗濯。

 朝食の果物にしていたキウイがこの日完食した。1630個すべて生食&ジャム加工で消費した。

 この日金柑の収穫で種を抜いた重量が500g以上になったのでジャムにすることにし、これで金柑も終了となりそうだ。残りの数はさほど多くないので生食で消費できそうだ。鳥にも食われてるし。その他サンチュと春菊も収穫したが、霜の影響で、手がかじかんで感覚がなくなった。

 午前のロードショーは「ハッカビーズ」。2004年デヴィッド・O・ラッセル脚本・監督作品。環境保護オタクとスーパーマーケットチェーン「ハッカビーズ」のやりて社員とその妻、不思議な探偵夫婦、そして.....。有名スターを集めて繰り広げられる「俺は誰?なんのために生きてる?偶然なのか運命なのか?」といったセリフが2時間中流れる。
 ちょっとありえないないようなんだが、この作品、どうやって商業ペースにのせたんだろう?騙された、と感じる人はかなりいたんじゃあないだろうか?
 ダスティン・ホフマンとリリー・トムリンというベテランが「実存主義探偵」っていうのを楽しそうに演じてた。それだけでも笑えるんだがな。
 深遠なテーマをこういった形で描いていたのはフランスのヌーベルバーグだが、その真似したんだろうか?その象徴としてフランス女優イザベル・ユペールを招いたのかな?

 昼食は「親子丼」、「白菜のお吸い物」。

 年末にケーキのスポンジ台を買っていたのを思い出し、チョコレートを溶かし、生クリーム&バターを加えガナッシュを作って成型してみた。初めてでうまくできなかった。そういえばショートケーキも作ったことがなかったっけ。真ん中には生クリームとカスタードを塗りつけてみた。明日の朝試食してみよう。

 午後のロードショーは「クレアモントホテル」。エリザベス・テイラー原作ってあの女優の?と誰でも思うだろう。同姓同名のイギリス小説家だった。2005年イギリス映画。
 東京新聞が毎年おこなっている「ベスト映画」ランキングで何年度か忘れたが1位になった作品である。
 お金持ちの年寄りが癖あるホテルに宿泊し、人生を見つめなおしたり、大きな変化があったりというのは「マリーゴールドホテルで会いましょう」と同じ路線である。
 老人ホーム化してしまった古いホテルで繰り広げられる人間模様。親族と疎遠になる老婦人(ジュディ・ディンチとダブルよなあ)が出会った人からも影響を受けて、第二の人生に旅立とうとする話。いいお話である。

 夕食は「天ぷら」。具材は鶏胸肉、豚肉とタマネギ(かき揚げ風に)、人参、さつまいも。苦手意識がなくなったところで俺一人で調理した。鶏肉も豚肉も下味がついてるんでうまかった。
 「長芋のわさび和え」、「カリフラワーの味噌汁」、「春菊とネギと焼き豆腐の煮物」。煮物にはラフティの煮汁を使った。
 サッポロビール焙煎~燗酒をちびちびやりながらTV鑑賞。「孤独のグルメ・年末スペシャル版」。京都~名古屋~東京は柴又。名古屋は食文化の異様さをなぞっていて面白かった。やはり「ヘイト」されやすいのはしかたがないんだろうな。

 9時前にダウン。長い1日だった。

 

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