2019年1月25日金曜日

忘れられたカレーパン

1月24日。星期四。               計測忘れ。

 朝食は昨夜から水に漬けといた「防災グッズ」のビスケット。期限切れで大量にいただいていたものである。これを崩し、ベトナム産のコンデンスミルクもどきをかけて食べる。今のところこれが一番うまい食べ方で、このビスケットはそのまま食べるとすごくまずい。

 8時からDVD鑑賞。

 「キッズ・オーライト」原題the kids are all right。2010年アメリカ映画。
アネット・ベニング、ジュリアン・ムーアといったベテランがレズビアンカップルを演じ、そこに二人に精子を提供した男性が、二人の子供(18歳と15歳)の希望で現れてからの騒動と顛末を描く。以前から興味があったものの、最近マーク・ラファロ(精子提供者役)に注目するようになってから、彼が出ていることを知ってやっと観ることになった。
 想像の域を脱した出来ではなかったが、それでも5人の演技は良く、結末の〆方に不満が残ったものの安心して観ていられた。

 10時過ぎにケイのところに出かける。昨日作った「おでん」を届けるためである。

 4の日なんで都電が混む。荒川遊園が2021年まで休園ということで週末の混雑がなくなったもののとげぬき地蔵さんの縁日は永遠である。

 バスは途中下車して、製パン工場に隣接する直営のショップでカレーパンとアップルパイもどきパンを買う。アウトレットになっていて、煎餅でいえば「久助」のようなものを販売している。買ったものも2個入りで135円税込。

 昼食は買い物に出てスーパーで惣菜などを買って来たもので済ます。ケイの食欲が旺盛なのを見て安心する。俺は「牡蠣飯弁当」。これはグッドチョイスだった。599円税別という大盤振る舞いだったが外れなかった。何年ぶり?久しぶりのカレーパンもうまかった。

 帰り道、ぶらつこうかとも考えたが、風が強かったんでまっすぐ帰ることにした。

 本日2作目は「ラブ&ドラッグ」。2010年エドワード・ズゥイック監督・共同脚本作品。
若年性パーキンソン病患者である女性とバブル期の製薬会社(ファイザー)のプロパーのラブロマンス。不治の病しかも進行性の病に侵された女性の不安定さを演じるアン・ハサウェイがうまい。
 全体がコメディタッチで、バブル期の倒錯したセックスが描かれていて(なんたって劇中で売れまくっている薬がバイアグラ)、ちぐはぐな印象が強く、終盤に真摯な姿になる二人の感動的な姿が生きてこないのが残念な作品。
 冒頭でプロパー役のジェイク・ギレンホールの両親役でジョージ・シーガルとジル・クレイバーグが出てたのが懐かしい。

 夕食は「おでん」。その半分量は牛すじ。漬物2種。

 冷酒(菊正宗銀パック)をちびちびやりながらDVD鑑賞。

 「乱れ雲」。1967年成瀬巳喜男監督作品でこれが彼の遺作となる。加山雄三の部分的ノーテンキさ(持ち前の明るさ)が、それまでの緊張を断ち切ってしまう。彼を憎む女性が彼との恋に落ちるまでの流れも不自然さをぬぐ切れていない。数作しか鑑賞してないが、名監督といわれた成瀬さんの成功作とは言えない。ただ、キスシーンのカットがうまい。
 遺族年金とか役所での手続きとかがリアルで、時代考証としては面白いかもしれない。

 〆に麦焼酎をなめてから9時にダウン。



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