2018年4月6日金曜日

ミニ・ジュラシック・パーク

4月5日。星期四。    127/79。63.4kg。



昨日アップするのを忘れた画像である。キャベツ畑でカナヘビがモンシロチョウをくわえている。雑草がほとんどなく身を隠す場所がなくなったカナヘビたちの唯一鳥からの脅威から身を守る場所としてネットが張ってあるキャベツ畑は格好な場所となっている。そのすぐそばで作業していた俺はアブラナやキャベツをめがけて飛来するモンシロチョウを捕殺する。その中のひとつが網に当たった衝撃でキャベツ畑の中に落下したのである。網の棒の部分でとどめをさしておいたものをカナヘビが見つけたんだろう。ケイのにぃにぃが言うところでは、生き餌以外のものを食うのは珍しいという。今年生まれた子供でよほど腹を減らしていたに違いない。無事生き延びて庭の虫達を食べてほしいものだ。

 昨夜のNADのおかげで1時半に目覚め、3時半までベッドで読書。晴耕雨読の生活がスタートし読書時間が大幅に減った。夕方の調理の下ごしらえ終了から調理開始のの時間も、現在ニラやキャベツなどの収穫したものの処理などに費やされている。

 今日は「新橋夜話(しんきょうやわ)」の中の「短夜」という1篇。男と女の往復書簡のような形式で懐かしい心境風景を語る。語っているのは荷風先生自身であることは明白であり、その文章は老い易き若者を投影している。
 続けて小川洋子「妊娠カレンダー」。日曜日に放送される番組み出演されていて、その番組内で毎回1編の小説の解説をされている方で、以前より一度その書かれた昨品を読んでみたいと思っていた。先日ダークモール内の古書店で100円税込みで買ったもので、芥川賞受賞作品である。
 精神を病んでいながら妊娠初期の姉とその夫と暮らす主人公の、姉夫婦に対する葛藤を含めた複雑な思いを、鋭いタッチの心理描写は一気に読ませるほど面白い。
 主人公が作るグレープフルーツジャムを作ったそばから食いつくす姉の場面はまるでスリラー映画だ。思い出の場所の描写も写実的で素晴らしいが、映像作品にはしにくいだろうなあ。そこに心理的なものが深く関わっているからだ。映像化された作品では「博士の愛した数式」が有名である。

 台所に立って最初に遭遇したのが「ナメクジ」だ。昨日シンクで洗ったりした野菜に紛れ込んでいて排水口に流されたものだろう。どこを歩き(這い)回っていたかは追求も出来ないので、周辺の水切りラックなどは水洗いした。昨夜は食器を片付け終わっていたので助かった。
 で、こいつは庭でも悪さをする害虫なので即処刑することにした。二本の爪楊枝を突き立て、ゆっくりその体を引き裂いた。突き立てた瞬間その体は「クリオネ」みたいにマント風の手?を出してあえぐ、その姿はあの棒状の体からは想像つかないものだ。

 早朝キッチンは「ねぎ味噌」、「煮昆布」、「ふろふき大根」。グリルで「塩さば」。

 9時45分予約の歯医者に行く前に庭作業。散水と「正月菜」の撤収と掘り起こしと施肥、今日使う分のキャベツの収穫。

 歯医者は入れ歯の修理をするための簡単な型合わせで、夕方修理が終わったものを受け取るために再度行くことになった。

 買い物を済ませての帰宅後、庭作業。正月菜の跡のふるい作業を済ませてから第9の畝(2本ある)のふるい作業を済ませてから施肥済みなので種まきした。「トウモロコシ」、「カリフラワー」。トウモロコシは袋に8粒しか入ってないんで驚いた。ポットでは2.3粒づつまくように解説されているのにこれじゃあ足りないんじゃあないだろうか?仕方ないんで開けた7つの穴に1粒づつ植えることにした。これも本来2列にするらしいんだが、1列となった。受粉しやすくするためということが本に書いてあったが、どうなんだろう?                                         両方共ポットで育苗してからの植え付けが推奨されているが、あえて直蒔きにした。何故ならばトウモロコシは俺の記憶では親父が直播きしていたからである。それでもたくさん実って最盛期は毎日食卓に上がってたのを覚えている。肥やしは汲み取り便所の人糞、つまり自分たちのものである。殺虫剤も使ってなかったし、まさに自然な食物の連鎖である?

 昼食はケイのにぃにぃと外食。行きつけの中華屋の「今日のランチ」で、この日は「砂肝の辛子炒め定食」。大盛りのご飯、炒めものも二人分はあり、卵スープ、ザーサイ、杏仁豆腐がついて680円税別で、杏仁豆腐はケイのにぃにぃに頼み、なんとか完食した。大満足。今日のランチは出されるのも早く、先に来ていた隣の客より先に供される。これもありがたい。

 そこから足を伸ばしホームセンター行くことになった。ポットを収納し、移動しやすくする低めの枠がついたトレーを買いに行くためである。
 結局それらしいものは売ってなくて、レジのそばのゴミ箱にそれ用として使えそうなトレーが突っ込んであったのを見つけ、レジ係の人に声がけしてから頂戴してきた。

 帰宅後、ポットに種まき。茄子、中玉トマト、ミニトマト、インゲン、オクラ、ピーマン、カモミール、ラベンダー、レモンバーム。 実際に定植するときの間隔を考えてから、ポットの数を逆算してみたら、意外と少ないので、過去作り過ぎであったことがよくわかった。ここで作りすぎて、定植時もったないんで間隔を狭めて後で苦労したことの記憶が蘇った。

 5時過ぎに再度歯医者。帰宅して夕食準備。朝のうちに用意してあったので、午後収穫したものを茹でたりするだけで完成する簡単メニューにした。

 「塩さば・おろし添え」、「ふろふき大根・2種味噌(ねぎ味噌・ゆず味噌)」 、「エノキと豆腐のお吸い物」、「茹でキャベツのツナマヨ和え」、「茹でニラ入り納豆」、「正月菜の白和え」。

 発泡酒~ホッピー~オーストラリア産シャルドネ種(白)ワイン~燗酒をちびちびやりながらTV鑑賞。この日の白ワインはたよりない味だったのでグラス1杯で日本酒にチェンジした。なかなか当たりがない。
 TVは「二度目の・バンコク篇」。チェンマイの菜の花スープが美味そうだったな。続けて「日本の風景・岩手編」。カメラがいいんだろうなあ、と思わせる映像はさすが機材にふんだんに予算を投じている国営放送である。          9時過ぎダウン。

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