2018年4月2日月曜日

合羽橋のへちま

4月1日。星期天。        173/109。63.4㎏。

 ラジオかけてもバートバカラックの「エープリルフール」は一度も聞けなかった。

 午前中は掃除洗濯で、洗濯に関しては2日かけてダウン4着はじめ冬もの整理を開始した。実家に戻れば継続することになる。この変則的な2重生活はこういう面がしんどい。

 読書は「文読む日々」の2日分で、土曜日のおまけについている「1週間の読み物」のトルストイ作の短編が興味深いものだった。妻に裏切られたことで逆上して家族に暴力をふるい、家出した主人公の不幸の連鎖と末路。が、彼の魂は救われたんじゃあないだろうか?と読者に考えさせるように書かれたものである。「後悔」って誰でもあるのかどうかわからないし、知りたくもないが少なくとも自分にはうんざりするほどある。それが原因で睡眠時に歯ぎしりしていることもわかっている。後悔してもしょうがないんだけどね。これは解決できない問題でもある。

 昼食は沖縄生そば125gを使っての「沖縄そば」。具材は豚角煮、かまぼこ、さつま揚げ、紅生姜、青ネギ。汁もインスタントだがうまい。

 午後の読書は池波正太郎の随筆「大げさが嫌い」を読了。この文庫本に掲載された随筆は「全集」などに含まれず、いわゆる埋もれたものを拾い集めたもので、なんでも総数にして数百あるらしい。週刊誌にして1ページくらいのコラム程度のものも多く、読み方によっては日記のようなものも多い。ちょうど荷風先生の「断腸亭日乗」と似ている。過去の文化が破壊されてゆくことに対しての憤怒や、住みづらくなりつつある東京を嘆き、警句を発するなど似ている点も多い。

 2時からプール。フロントで高齢者利用登録と利用カードの発行手続きをする。カードの色も緑から茶色に変わる。車に乗る時も「枯れ葉プレート」を貼るべきなんだろうな、と思い出しながら受け取る。
 30分泳ぎ、30分歩く。ひざの痛みも出ず、久しぶりにいい感じで終えた。旅行中に30分ほどプールに使ったが、浅すぎて歩くのも負担が軽すぎて運動にはならなかったな。
 何人かが入れ替わったりした中で、一人の爺さんが気になった。目が行っちゃってるようで、ぼけてるんじゃないかと思った。が、果たしてその観察は誤りではなかった。ほとんど歩きもしないうちに、となりの泳ぐ人のコースに乱入?し、左側を歩き始めたんである。それを見た監視バイト?が右側を歩くよう注意したが、何を勘違いしたか(というより何も理解していない)次々にコースアウトしながら、泳いでくる人と危うく衝突しそうになりながら、反対側のウォーキングコースへ移動して事なきを得たからよかったものの、あぶねぇなあこりゃ。
 で、更衣室で再びその爺さんと一緒になり、引き続き観察してたら、今度は出口がわからなくなったらしく、更衣室で靴を履きはじめ(これも禁止されてる)プール方面に戻り始めたんである。

 出口で靴を履いてるところへ、爺さんは戻ってきて、そこで一緒に来た女房と娘?と一緒になった。会話を聞いていると、やはり爺さんの受け答えはボケ老人そのものなんだが、家族はまるで気が付いていない様子である。やれやれ。さらにフロントでも一緒になったが、そこでも娘?の説明に爺さんはまるで理解していないようだった。

 帰宅して風呂に入る。追い炊き機能は復活したようである。まあ、近いうちに壊れるであろうことは予想していたくらいだから覚悟はしてたが。
 
 夕食は昼と同じ沖縄そばで、250gあった生めん完食。これにスパム炒め。これにサッポロ黒~頂き物の国産ワイン。

 食後ワインをちびちびやりながらTV鑑賞。三宅裕司・なぎら健壱と田村亮の息子さん、つまり板妻のお孫さんという変わった組み合わせの「懐かしい昭和」風な番組で、正式なタイトルは記憶なし。借りてきた8ミリフイルムを流しながら解説やコメントを出すというもので、個人さんから借りたもので、その数も多く、ニュースフィルムで編集されたものと違い、珍しいものも多かった。
 9時ころダウン。

0 件のコメント:

コメントを投稿