2018年4月18日水曜日

2分の一、晴耕雨読

4月17日。星期二。        137/82。62.8kg。

 昨日のプレミアムNADのおかげで早起き。

 早くから庭に出て作業開始。

 さくらんぼの葉を点検し、数枚除去。当分毎朝点検するっきゃないな。

 昨日刈った雑草を根をもぎながら、ブルーベリーのそばのタイムを抜いた跡地に緑肥としてまき、その上に米ぬかをのせた。新しい試みによる「堆肥作り」である。コンポストだけでなく、こうすればあちこちで簡単に対比ができるという。まあ、実験台1号。

 生姜の苗床をみょうがと通路を挟んだ対面に決め、掘り起こし~ふるい作業、そして化成肥料を施肥した。この化成肥料の使用に関しては厳密な原則など決めてない。無農薬だとどうしてもセットで有機肥料のみというタイプが多いようだが、身体的な悪影響が認められないなら使っても良いと考えている。それより重要に考えているのは生ごみの徹底利用であり、残渣などをゴミとして出さないことである。

 いただきものの「落花生」を定植した。位置は枝豆の真ん中である。空いている片方の枝豆は2週間後あたりを種植の予定にしている。時間差をつけて連続収穫を計画し、ビールのつまみを切らさぬようにするつもりだ。

 早めに切り上げ、昼食準備開始まで読書。「見果てぬ夢」。荷風先生の短篇集「新橋夜話」の1編である。父親をなくし、母親と兄が地方に越し一人残った先生が回想から現在の心境などを思い入れたっぷりで描いていて、現代社会批評もところどころに現れるが、それでも全体を通してやさしい。家を出て新橋駅までの散歩?は情緒満点であり、表題はここから来ているのかもしれない。
 

 昼食は九州産の「インスタント食品・辛麺」。要するに揚げチャンポンの超辛版だ。具材はキャベツ、かまぼこ、ちくわ、人参、きくらげ、小松菜。

 午後も少し霧雨だったが、庭作業。 100均でかった「パクチー・50円税別」をコモンセージを挿し木した間に直まきした。多分挿し木は失敗に終わると思ったからである。

 続けて、昨年種を採取した「スープセロリ」もまこうと思ったが、適当な場所が見つからず、円形の平型鉢にまくことにした。庭土、培養土、赤玉土、バーミキュライト、ピートモスを適当に混ぜた土を使った。

 霧雨が小雨に変わりそうだったんで早めに切り上げ、映画鑑賞に。「ヒューゴの不思議な発明」。
とてもよく出来た脚本だと思ったら原作がありました。映画好きにはたまらない作りになっていて、「オールドシネマパラダイス」といったところか。歴史に割り込んでつくり上げる手法も最近では定番のようになっているものの中で成功した作品といえるだろう。2時間でまとめてあるのも好感が持てる。つれあいを亡くし男でひとつで長男を育て、彼を残して事故死してしまう父親役を、短い出番だがジュード・ロウが好演している。彼は「ロード・トゥ・パーディション」で父親を殺し、その子供を孤児にしてしまう役をやっていたことを思い出し、彼はどういう気持で演じたんだろうか、なんて考えながら観た。

 夕食準備開始まで時間があったんで「新橋夜話」の最後の1編「祝盃」を読む。放蕩生活への入門したての頃の回顧であり、かなり初々しく描かれており、脚色が強い作品である。しかし若い時の自分勝手さや無謀さを後悔する描写には、個人的に通じるものも多く、作品の出来不出来に関係なく、読んでしまった。

 庭ではムクドリのつがいが4度も飛来し、我が物顔に闊歩しやがるんでエアガンで追っ払った。前の家の屋根裏に巣食っている夫婦に違いない。全くふてぶてしい奴らだ。

 夕食は冷凍しといた「肉団子」、「各種野菜に中華揚細麺を混ぜてゴマドレをかけたサラダのようなもの」、「コーンスープ」。つまみに「エシャレット・甘酢味噌」。
 発泡酒~燗酒2合をちびちびやりながら二本目の映画鑑賞。「天使の涙」。ウォン・カーウァイ監督作品。格好つけが決まらない。でもいいじゃん。って、そんなスタイリッシュ願望者の織りなす人間交錯編であり、やはりエピソードの積み重ねが全面に出過ぎてドラマになっていないというのが感想かな。「恋する惑星」、「ブエノスアイレス」、「花様年華」も共通していることだが、これはこれで得意の世界を作り上げており、そこが人気あるということなんだろう。
 90分ちょっとはいいね。   9時前にダウンできた。

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