2014年6月13日金曜日

気も涙腺もゆるみがちな梅雨

154/98。


明治神宮での稽古が中止となり、午前中は軽い二日酔いもあり、引きこもって過ごした。
映画鑑賞は「私の中のあなた」。N・カサヴェテス作品。泣かされたな。
家族一人ひとり実に丁寧に描いてあるばかりでなく、周囲の人物に向ける視線も実にやさしい。子供が実の母親を裁判に訴えるというキャッチフレーズで宣伝していた記憶があるだけの作品だったが、テーマは多くの問題をはらんでおり、最後に尊厳死をもってくるあたり、よくできた本だと思う。
 カメラワークも非常によく、ちょっと長めのカットも飽きが来ない。

 昼食は弁当の残り。「おいなりさん」、「鶏肉のたつた煮(ピーマン・玉ねぎ・人参)」、「わかめときゅうりの酢のもの」、「いんげんの胡麻和え」。
 5.60枚入って150円くらいというあきれた価格で売ってたものを買ったきたはいいが、相当気を入れて使わないと消費しきれない。1日おきにおいなりさん、てなことに.....。

 午後は天気も良くなかったし、気も沈みがちでダンス教室をさぼることも考えてたが、思い直して出かけた。ワルツ・タンゴとも習ってきたルーティーンはほぼミスすることなく踊ることができた。ルンバもリードも含めてほぼ完ぺき。やっぱり来てよかった。帰りは雨も上がって気分が良くなった。


夕食のメニューは「とんかつ」、「ポテトサラダ」、「なめこの味噌汁」。なんかとんかつ屋の定食みたいである。これに「わさび菜の塩昆布和え」、「ハムカツ」。
 「揚げない」手法で初めて作るロース肉を使ったとんかつは、肉の厚さを考慮してちょっと長めに焼いた。それでも仕上がりはかたくならず、キャベツの千切りとトマトをつけて見た目にも気を配った。

 卵とパン粉が少し余ったんでハムカツを3枚焼いた。が、同居人にすべて食べられてしまった。同居人はつい先日までハムカツを食べたことがなかったんである。
 店で売っているものは厚めで俺の好みではないので、こうして自分で作った物のほうが好きである。もっとも昔のハムカツなんてたぶん魚肉が入ったものだったんではないだろうか?あの何とも言えない安っぽい味は「ポテトフライ」とともに懐かしい子供時代の味である。

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