2019年7月9日火曜日

イチジク初収穫

7月8日。星期一。      153/104。61.6kg。

 早朝キッチンは夕食制作。「カレーライス」。具材はセロリ、セロリの葉、、人参、タマネギ、(収穫した)じゃがいも、ズッキーニ、パプリカ、ピーマン、ゴーヤー。

 栗原康氏「アナキズム 一丸となってバラバラに生きよ」読了。現代社会に対する漠然とした怒りの根源を説かれたようである。
 短期間なのに著書も多いし、編者としてのものも多いし、逆に選ばれて文章が入っている本も多い。当分5時間授業の放課後用の教材になりそうである。

 庭作業は空芯菜と大葉の収穫。収穫中にイチジクの実が2つ木で完熟しているのを発見。もう少し放置すると落果しそうだった。で、実をつけて入るものの、明らかに剪定したほうが良さそうな枝を2本切り落とす。2mにもならないのに実だけはたくさんつけている。楽しみだ。高校生の時の新聞配達で、庭からはみ出してる実をとって食べたっけ。もちろん他所さんのものである。
 
 きゅうりを選定し、支柱に誘導(と言うより強制)テープで固定する。この作業をはぐら瓜~ゴーヤーと続けて行う。瓜系は同じような剪定方法である。いままで地面近くを多湿状態にしてたか思い知った。「蒸れ」はどの野菜・ハーブに取っては禁物なんである。

 昼食は「冷やし中華」。具材はひげ根取り済みもやし、ハム、錦糸卵、トマト、きゅうり、おかひじき。

 午後のロードショーは「ミケランジェロプロジェクト」。2014年、ジョージ・クルーニー共同制作・脚本&監督作品。ナチスによって強奪されたヨーロッパの美術品を取り返すためのチーム(モニュメントメン)を描く実話を元にした作品。
 チーム編成開始の描写が、まさに「荒野の七人」なみのノリで、最後まで画面から緊迫感がまるでなかった。だらだら物語をなぞってゆく、という構成になってしまっていて、ヘタな学芸会のようである。
 ナチスの美術品強奪を描いた作品ではジョン・フランケンハイマーの「大列車作戦」があるが、あの緊迫感と最後に残した余韻と比べるとかこの作品は到底太刀打ち出来ない。
 出演者は豪華なんだがなあ。本人、マット・デイモン、ケイト・ブランシェット、ジョン・グッドマンなど。

 夕食はサイドに「ヨーグルトサラダ」。具材はトマトとおかひじき。

 食後後片付けを済ませてから、先日の強風で落果したりんごの赤ちゃんをすりおろして残ったカレーに加えた。「バーモントカレー」そのもの?はちみつも加えなくちゃだめか。

 水曜日はWと飲むことになるので自主NADだが、ベッドに入るとすぐ寝ちまうんで、この日は台所で9時近くまで読書。栗原氏が割り込んできたんで休止してた野坂昭如「赫奕たる逆光 私説・三島由紀夫」を読み終える。
 三島由紀夫の著書(特に「仮面の告白」)などからその一生を、自分との関わりを通しながら、二人の昭和史を綴ったもの、と言っていいだろう。
 時間を往来し、二人の文学者の人生を交互に描いてるので、読みにくいこと栗原氏の66倍である。これは著者のある意味での「総括」を試みた仕事だと思う。
 複雑な家系も、三島と照らしあわせて感慨深げな記述である。三島については性癖の関するものが多すぎるきらいがある。まあ、どちらにしても読みにくい本だったな。

 9時ちょっと前にダウン。

 
 

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