2016年12月31日土曜日

5時からロードショー

12月30日。         計測忘れ。

 前日のNADのおかげで3時にスッキリ起床。

 早朝キッチンは、「焼き芋」、「さつまいもとレッドキドニーの田舎汁粉」。義母が正月にはお汁粉を食べていた、なんて急に言い出したもんだから、よく聞いてみると60年以上前の話だった。それでも造作ないことだからいいかなとは一旦は思ったんだが、よく考えると、それは「鏡開き」のことだとわかった。鏡餅を砕いて汁粉(関東ではぜんざいのこと)に入れて食う習慣はあったな。
 で、年明けてその頃に作ろうとか答えておいたが、急に大昔のことを想い出すのってやはり老化現象なんだろうな。俺にもとうにそういう症状が出てるし。
 食い意地の張っている義母のことだから、とりあえずこの田舎汁粉で収まりつけておくことにした。昼飯のあと早速つまんでたっけ。

 5時には朝食も済んだんで余った時間を使って早朝ロードショーで時間を潰すことにした。
 
 「悲しみが乾くまで」。スサンネ・ビア監督作品。夫を失った妻が、夫の親友との交流と葛藤を描いたもので 、全体に喪失感で覆われた重たいドラマだが、それでも希望の光を求めてゆくというところで結ぶのはいくつかの作品と共通している。
 これは偶然だが、主演のハル・ベリーは交通事故で子供を失った母親を演じて高い評価を受けた「チョコレート」に出演してるし、ダブル主演のベニチオ・デル・トロも、これはやはり交通事故で加害者側になる役で出演した「21g」という作品で好演している。
 このふたつの作品はいずれも本作の前に作られていて、製作者側も意図的に出演を依頼したのかもしれないな。
 メイキングを見たら、やはり顔や目のアップは監督が指示したものであって、心理的な動きを観客に理解させるためにしていることを語っていた。
 本作も脇役が、と言うより出演者全員がよく描かれていて、前体の流れが滑らかである。こうした結果が得られるのは、撮影期間の毎朝の打ち合わせやカメラテストなどでセリフをより自然にするために脚本を直してゆくという作業が行われたことが功を奏したのだと思う。
 いい作品が多い監督ではあるが寡作(約2年で1本)でもある。質が良けりゃそれでもいいね。

 毎月1日に行なっているエアコンフィルターの掃除を済ませ、今年の大掃除?は終了。

 昼食は「貧乏丼」と「ぬか漬けきゅうり」と「インスタント味噌汁」。貧乏丼の野菜は白菜の葉の部分で使用した缶詰は「さんまの蒲焼」。ぬか床リニューアル後第一弾はしょっぱかった。

 午後は一応最後の買い出し。

 夕食は「豚すき」。割り下は「オバラのすき焼きのタレ」が特売にかかってたものを使用。

 食後、日本酒の澗したものをちびちびやりながらTV鑑賞。
 録画した国営放送の「プレミアムカフェ・アメリカに背を向けた男」。ヘミングウェイの生い立ちからの足跡を追った旅番組の変形したもの。取材の矢作さんって人のコメントがあんまり面白くなかったな。その後の「今日の料理・カクテル編」が良かった。
 一流のバーテンダーによる、ヘミングウェイも好んだ「モヒート」、そしてカクテルの代名詞「マティーニ」はほんとうにうまそう。そのあとのラムベースで作るオリジナルマティーニも美味そうだった。一緒に見ていたケイのにぃにぃはラムが好きなんで、再現する気満々になってた。

 続けてTOKIOの国分くんの番組の特別編。「博多うまいもん」~リーダーの城島くんと歩く「吉祥寺うまいもん」。吉祥寺ではいきなり「いせや」。ここで高校生の時に、友人Wと飲んだっけ。45年前の話だ。 あまりにも有名だからな。
 この番組は深夜番組らしくふたりともはばかることなく酒飲んでた。両者とも日本酒党らしい。リーダーのおやじらしさは実に好感が持てるね。最後の店はリーダーが選んだ店であり、飲み屋が集中するハーモニカ横丁の立ち飲み屋だ。俺はここでは飲んだことがなく、機会があればちょっと行きたいところだ。
 太田さんの番組は再放送で以前観たものだった。で、ここでお開きして10時にダウン。
 

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