2013年1月6日日曜日

外来種

 とにかく寒い!
去年暮れの気温は例年より低かったということだが、年のせいとか運動不足による筋肉の減少などが原因してるのではないか、と考えていたんだがそうでもないらしい。

 それほど暖房に気をかけたことはなかったが、さすがに暮れ以来エアコンをつけたり、床暖房の温度を上げたりと積極的に調整することとなった。

 暮れにやってきた同居人の兄が勝手に炬燵を持ち込んだ。ただでも狭いマンションに炬燵は場所を食うんで反対したんだが、使わなくなった折りたたみ来客用ベッドを処分することで対応することにした。

 使用は同居人が泊まるときと限定するつもりだったんだが、実家から帰宅してさすがに寒かったのか、同居人が居間に炬燵を移動し始めた。
 炬燵で暖をとりながら過ごしたいとのこと。

 空間的には炬燵が居間に居座ることで、かなり狭くなるし掃除の作業も煩雑となるので、ソファを移動することにした。

 これでしっかり炬燵の定位置が決まってしまった。外来種による占拠である。


 しかし快適である。やはり寒さをしのぐには従来の日本式暖房は効率が良い。早速昨夜は炬燵で映画鑑賞した。悪くない。

 作品はチャップリンの「独裁者」。風船シーンと演説があまりにも有名なのに未見だった。民主主義を賛美し、当時のアメリカから共産主義者のレッテルを貼られたことでも有名である。しかし最後の演説は70年以上経った今でも古さを感じないばかりか、普遍性を感じさせる。見てくれが変わっても悪の存在はいつの時代でも変わらないのだということが分かる。

 この作品も悪くないが、やはり冬の季節には「街の灯」かな?
あの暖かさが炬燵のぬくもりに通じるようだ。こうして外来種は完全に市民権を得た。

 昨日の夜のメニューは「炬燵の上でのちゃんこ鍋」、「にしんの昆布巻き」。〆は鍋の残りにご飯を加えたおじや。

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