2013年1月3日木曜日

その五

百舌鳥からJR環状線の鶴橋へ移動。
その日の夕飯をここでの焼肉とするためである。
大阪で有名なコーリャンタウン。

新大久保を想像してきたら、大分様相を異にしてる商店街だった。
飲食街は一部にかたまっており、商店街の中には飲食店は散らばっていた。
耳にするのは韓国語オンリーである。歩いていんのは観光客かネィティブである。

猥雑な感じは新大久保ほどではなく、風紀もよさそうである。
西成区の後だから余計にそう感じるのかもしれない。

 ここでも同居人の兄に連絡し、ベスト3を教えてもらい、駅に近いその店に入った。
残りの二つは見つからなかったんである。駅に店の地図が貼ってあったが、それでも見つからなかった。

さて、一人焼肉。
入ったら1時間ならオーケーとのこと。
団体予約がつまってるらしい。なるほど忘年会真っ盛りなのだ。

今年は忘年会はひとつもなかった。
すっかり団体さんのお付き合いがなくなったということである。

通されたテーブルのお隣さんも一人焼肉の女性だった。
本を片手に焼肉をつまんで、ビールを飲んでた。
 よほど面白い本なのか?
席が離れてりゃこれを観察しながらの夕食も面白かったかもしれない。


 「シマチョウ」、「ミノ」、「白菜キムチ」、「ビール」。仕上げは「ビビンバ」か「チジミ」にするつもりだった。

お隣さんが追加で頼んだものが、店員に硬いからと言われ、店員のお勧めの「ミノ」に変えたのを聴いてたんで、俺も「ミノ」にしたんである。

 大ぶりの「シマチョウ」、さすが自慢の「ミノ」、量も味も申し分ない。
帰宅してから入るはずの入れ歯の場所には空きがあるんで、片方しか使えない歯で一生懸命噛んだ。おかげさんで口も疲れたが、腹も一杯になってしまい、〆の料理を頼むことが出来なかった。
 ビールを一杯にすべきだった?だが3品のどれもビールに合うんである。

店員は厨房に向かって怒鳴ってる。他の客への料理がもたついてるらしい。
自分のは運よくスムーズに運ばれてきてたが、よくみてると料理の遅れはそれほどでもないような気がする。そこは忘年会の団体予約がストレスになってんじゃないかと思えた。
 これだけうまいものを出してくれる厨房にはかわいそうな気がした。

 大阪に着いたのが8時ころ。
帰りのバスを待合室で他の客をぼんやり見ながらワンカップをちびりちびり。

 乗ってみたらがら空きである。自分の席は女性と隣り合わせだったが、即移動して2席で余裕を持って座ることが出来た。これで3150円はお得であった。

 そういえばJR夜行バスの発着時のメロディと阪堺軌道の発車時のそれが同じだということに気がついた。なぜなんだろう?と考えながら、すぐ眠りに落ちた。
















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