2020年9月8日火曜日

秋ナスは誰に食わす?

9月7日。星期一。                   105/73。62.7㎏。  世間の貧困調査で、食事の回数を減らしている比率が上昇しているという記事があった。貧困と無知は切っても切れない関係性があることはだれでも認めるところであるが、現在の貧困の状況は俺が知っている1950年代の貧困とは別物である。  とりまく環境がまるで違うんである。まず貧乏人の家にはテレビをはじめとする家電製品がなかったんである。ラジオさえもなかった。得る情報はたまに飛行機がばらまくチラシや近所のうわさ話などであり、当然新聞もない。  その日を生き抜くために必要な最低限の暮らしをしていたんである。変な自信だが、俺はそれを経験してるんで、現在の生活がどれほど「リッチ」なことであるかを忘れたことはない。食事回数を減らす前にやることあんだろ?じゃなくてやらずに済むことあんだろ?生きるために不要なことが多すぎるのが現状であることを認識しろよ、と言いたい。  ナスの強剪定を行う。花や小さい実をつけた枝まで切り落とす。この非情な作業は「秋ナス」収穫のためであるそうだ。5年もやってて初めての作業である。  キウイの収穫も今年は早い。リンゴが3個しかないので追熟のペースは遅いが、それでも確実にその時間は短縮しつつあるのは、やはり収穫前の成熟度が進みつつあることを証明している。このペースだと今月中に大量の「ジャム化」ができそうである。
 剪定でナスの「赤ちゃん」はみそ汁の具にでもするか。トマトの裂果が多いのは、水不足?うっかり見落とすとこのように巨大オクラが出現してしまう。ごはんを炊いたときに、炊きあがり数分前に釜に突っ込んで、茹で状態になったものを刻んで秋刀魚醤と和えて食べた。うまかった。  昼食は「カツ丼」、「空心菜の味噌汁」、「ぬか漬けきゅうり」。  午後のロードショーは2本立て。  「マージンコール」。2011年J・C・チャンダー監督・脚本作品。リーマンブラザースものであり、「マネーショート」と同じ素材であるが、こちらのほうが情緒的で金に固執する人間性の醜さの印象が薄い。  が、主演のケヴィン・スペイシーをはじめ、役者の演技は悪くない。劇場未公開。  「ステイ・コネクテッド」。邦題はこれに「つながりたい僕らの世界」がくっつく。が、劇場未公開。2014年ジェイソン・ライトマン監督・共同脚本・制作作品。で、同監督作品は何本か観ているが、いわゆる「日常生活ドラマ」を得意としている。  本作品は米国版「ラブ・アクチュアリー」のネット編って感じかな。「ラブ・アクチュアリー」のエマ・トンプソンがナレーションをやっている。  ネット(メールが主)に夢中になってる人たちの生態をうまく扱った脚本はお見事で、当時の流行を描いていても古さを感じさせないのは、技術力の発達に人間が追い付いていないということなんだろうか。  複数の家族と交錯する人を描くパターンはまさに「グランドホテル」であり、「ラブ・アクチュアリー」である。その中でもアダム・サンドラーには驚かされた。コメディ映画の彼しか知らなかったからで、この作品では実に奇抜な演技を抑えたシリアスな役をうまく演じている。「パンチドランク・ラブ」もよかったが、これもいい。終盤で自殺を図る少年を演じるアンセル・エルゴートもなかなかいいね。  二本とも日本では監督名で売れる作品ではないし、キャストもケヴィン・スペイシーがスキャンダルまみれなんで配給会社も手が出なかっただろうし、後者はキャストが日本では知名度が低すぎた。水準以上の作品だが惜しい。
 おやつはケイのにぃにぃが買ってきてくれた「さつまいも子」。セブン系のコンビニで売っているものらしい。芋の「ぬるぬる感」がいいね。  夕食は「へちまとベーコンのスープ」。へちまは洋食にも合う。「ローストポーク」、「魚肉ソーセージ・エリンギ・ナスのバジル炒め」、「トマトときゅうりのサラダ」。  発泡酒~ワイン~テキーラをちびちびやりながら電気グルーヴのDVDを鑑賞。スタンディングコンサートで熱狂する観客を見てると酔いが覚めそうだった。かなり酔いが回って9時ころ?ダウン。  

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