2020年8月6日木曜日

楽園では殺人は存在しない。

8月5日。星期三。               63.1㎏。  朝食は「鶏飯」の残り。一晩寝かしたほうがおいしいかも。パパイヤの漬物を大量に追加した。  桑田次郎さんがお亡くなりになった。初めて目にした作品は「エックスマン(エックスメンではない)」で、たぶん「まぼろし探偵」の連載が終わった後のものだと思う。同時期の「月光仮面」も終わっており、「エイトマン」で大ブレイクするまでのつなぎの時期になる。画風がシャープすぎて真似はあまりしなかったと思う。が、今回ウイキペディアで見たらなんと、「鉄腕アトム」のあるエピソードの後編を一人で書いているというではないか。手塚先生は石森章太郎にも1話丸投げして書いてもらったのもあるからなあ。石森章太郎のは見たことがあり実にぎっしり書き込んであった。桑田さんが書いたものも見てみたいものだ。享年85。合掌。  水回りの掃除。  午前中は庭作業。枝豆後と?(パプリカのはずだったが、どうやら雑草にとってかわられてしまったようだ)、ニンジンとごぼうの収穫後撤収したところを掘り起こし、石灰をすきこむ。  土がついた手袋で蚊を殺すので、腕と足は土だらけだ。が、暑いのでランニングシャツと短パンはやめられない。  二つの畝でそれぞれ蟻(小サイズ)の巣を破壊した。蟻たちにとってすれば「レバノン」並みの災害だっただろう。卵の貯蔵庫も当然破壊するわけで、それをくわえて右往左往するものも見かけるが、いったいどこへ運ぶんだろう?一匹卵をくわえたのが手袋に乗っかってきたので、当然処刑。大きな蟻がやってきて卵を狙っているようだ。一度阻止する小さい蟻に撃退された大きな蟻の場面を目撃したことがある。部族間紛争はこんな身近なところでも勃発してるんである。  それにしても畝に巣なんかつくりやがって、畝のローテーションぐらい記憶しておけって、か?  終了後シャワー。  撤収したごぼう、ニンジンそしてその畝で我が物顔で君臨してた青じそを洗浄し、シソは葉を乾燥させた。重量は葉だけで150gあった。何か作れそうだ。  昼食は「生姜焼き」、「ぬか漬けきゅうり」、「インゲンのショウガ醤油和え」、「大根の味噌汁」。  午後のロードショーは「チャイルド44」。「ムービー43」の数字はまるで意味がないそうだが、1953年ころのソ連での連続少年殺人事件の被害者数であり、映画の副題は「森に消えた子供たち」。2015年ダニエル・エスピノーサ監督作品。  スターリンによる粛清が舞台になっており、ウクライナ飢饉に端を発した飢餓による大量の死者、大量の孤児の発生したころからスターリン時代の終焉までの間のドラマであり、その恐怖を描くスリラー映画といえる。同監督の「ライフ」も怖い映画だったな。いい出来の作品である。  主演トム・ハーディ、一時期その上司にゲイリー・オールドマンが扮する。「裏切りのサーカス」でも同じような立場の役で共演してたな。その2作品ともスウェーデン出身監督である。  主人公の夫人役にノオミ・ラパス。リスベット並みとまではいかないが、トム・ハーディと組んでの複数のアクションシーンは見ごたえあり。  犯人役ンするは先日見たばかりの「ワールズエンド酔っ払いが世界を救う」に出てた酔っ払いの一人を演じたり、「スターリン葬送協奏曲」にも出ている興味深い役者だ。  スターリンはこの地上に社会主義楽園を構築したとし、そこで暮らすものには不満がなく、よって「殺人」などは起こらないのだと言ってたそうだ。今日のタイトルがそれである。だから殺人があってもそれは事故扱いされたりし、それに抗議する身内などは逆に「反逆罪」に問われたそうだ。なんていう「国」だったんだろう。  4時から24時間スーパーへ買い物。帰宅後シャワー。  夕食は「カレーライス・サマータイプ」。具材はナス、ピーマン、ニンジン、トマト、インゲン、豚小間肉。野菜はすべて収穫したものである。  片付け終えた後、今回借りた16枚の最後の1枚を鑑賞。「彼女がその名を知らない鳥たち」。2017年白石和彌監督作品。  男運の悪い女と、女につきまとう見てくれも素行もおかしくうざい男を中心に描く純愛?ギドギドサスペンスドラマ。「凶悪」以来だが、どうしようもない悪い奴を描くのが好きなようだ。  女に絡む悪い男は4人で、一人はセリフなし。女を囲む女優は二人で、存在感あったな。  で、うざい男を阿部サダヲ、女を蒼井優が演じ、まさに売れっ子の「のり」が観られる。  やっと、16枚消化(実際は15枚・1枚は後でゆっく観たい「シンプソンズ」)して、しばらくレンタル休止することにした。ちょっと暇な時間が鵜なくなったことが要因である。返却期限に追われるのは本分と相反するからだ。  9時ダウン。アルコール抜きだと「即ダウン」とはいかなかった。

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