2019年11月7日木曜日

滝川ヤリクリシテル

11月6日。星期三。       136/91。62.8kg。

 2時起床。だいぶ復調してきたようだ。洗面時の痰の量でも判断できる。平生ほとんどでないので絶不調の時の痰の量には驚かされるが、現在ほとんどでなくなってきているからである。

 2時から3時台は各局でジャズが聴ける。今日はビル・エバンスと有名歌手(知らない)のものやジョン・コルトレーンなどがかかった。4時からはボサノバとAOR。早起きは....である。

 新聞。滝川クリステルさんの資産が3億円以上あるって。儲かる商売なんだろうけど、やはり運用や貯蓄ってその人の采配で決まるものだと思う。石田ゆり子さんもその風貌からは想像できないほど財テクに長けているそうであることも以前ネットで読んだことがある。
 小泉の進ちゃんも稼ぐから、およそ子どもの教育費とか老後の心配とは無縁だろうなあ。そんな人が国政を任されて、底辺の人にまで考えの範疇に入るんだろうか?

 水回りの掃除を終え、9時前に2軒のスーパーとドラッグストアへ買い物。1パック78円税別の卵を2軒のスーパーで各1パックづつ買った。週末と違い平日の限定品特売は比較的手に入りやすい。まさに年金生活者の狙いどころである。

 庭作業はスナップエンドウをポット植えにする。今年三度目の挑戦である。なぜうまく育たないか、その原因もわからぬままの不安な挑戦ではある。三度目、で思い出した。スナップエンドウやいんげんなどは年に三回収穫できることから「三度豆」と呼ばれていたそうだ。一度でもいいんだけど成功させたいものである。
 天気が良いせいもあり、しじみやタテハ、トンボが舞い飛ぶ。さすがにモンシロとアゲハはその姿を見せなくなってきた。カナヘビの子供がやたら目につく。住居近くの園芸道具置き場には大きめのヤモリがうろついてた。みんな冬支度で多忙なんだろうか?

 12時前に土浦にむけ出発。久しぶりの土浦散歩である。

 いつもの駅そばの定食屋で昼飯。ケイのにぃにぃも俺と同じ「とんかつ定食」。安くてうまいが、今回ポテトサラダがついてきて、味噌汁が豚汁でなくわかめに変わってた。
 本調子ではないのでビールは抜き。

 家で不要になったグラスとスプーン等の食器とそれを収納した、俺の壊れかけの使い古しのデイパックごと、リサイクルショップに行くケイのにぃにぃと別れ、俺はいつもの古本屋で時間つぶしを決め込んだ。
 表の100円コーナーを見たあと、店内に入るといきなり映画ファン雑誌などがあり、その中に1979年のものがあったんで開いたら、今朝読んだ新聞の記事に関するものが載っていた。
 オリビア・ニュートン・ジョンが乳がん患者救済会への寄付オークションで、「グリース」で使った衣装が予想された金額の倍の4千万円以上で落札されたというもので、雑誌には当時の写真が載っておりそのドレスも写っていた。
 映画そのものはボーイ・ミーツ・ガールもので、当時30歳のオリビア・ニュートン・ジョンがハイスクールガールを演じるなど、無理の目立った作品だが、楽曲にはいいものがあり、彼女のソロバラードやフランキー・ヴァリの主題歌などがヒット曲となったっけ。

 そこでケイのにぃにぃから呼び出され、リサイクルショップに行くことになった。駅をはさんで反対側にありそれほど遠くない。俺のポイントカードを使用したんで、売却するのに本人確認証の提示を求められたんである。売却額が400円。あのデイパックが100円で売れたんである。色のついたグラスが300円。スプーンや透明グラスは売れないということで処分してもらった。

 さて再び古本屋に戻り、4時半まで見て回る。漫画が置いてある場所では松本零士の「電光オズマ」が1冊あった。大きめの1コマに無数のジェット機が描かれており、当時驚いたことを思い出して感無量。古本屋での醍醐味である。
 現在ならCG使ってスター・ウォーズなみの活劇に再現できるであろう世界を、58年前に創造してたんである。
 ある意味荒唐無稽といえるだろうか。荒唐無稽といえばそのすぐそばにあった「ヒーロー漫画集」ってのに掲載されてた、「矢車剣之助」なんて相当面白い映画ができそうである。当時TVドラマ化されたものの、原作が持つ荒唐無稽さを再現できなかったのは、当時の特撮能力では無理からぬことだ。
 4冊ほど100円の文庫本を買ったが、キリの良い所で5冊にしようと思ったが、これがなかなか見つからないところで次官となってしまった。ちなみに候補に上がってたのが何冊かあったがいずれも100円以上だったんで買えなかった。
 (タイムリーな)緒方貞子さん著「満州事変」、樋口恵子さんの介護に関するもの、荒俣宏「知識人99人の死に方」、向田邦子の持ってないエッセイ集などなど。
 で、買ったのが
関川夏央は以前から読んでみたかった。「眠れぬ...」は絶対眠れぬことのない俺が、超早朝に目覚めた時に読もうと思った遠藤周作のもので、彼の著作は読んだことがない、はずだ。坂口安吾の「天皇」についての文が気になって買った。これは戦後まもなく書かれたもので、まさにタイムリーな小論だ。
 日向子さんものは、もはやコレクション。

 5時にいつもの駅前中華屋。瓶ビール(サッポロ黒ラベル)~ホッピー(俺は白、ケイのにぃにぃは黒)。ケイのにぃにぃが調子悪いので、中身のおかわりは俺だけ。
 つまみは「レバニラ炒め」、「エビ焼きそば」。食欲もないようだ。

 早々に7時に帰宅。駅から乗ったバスは、二人席を一人で占領する乗客が目立ち、この土地の民度の低さを露呈してた。東京から帰宅する連中の顔には「敗者の惨めさ」が色濃く出ていた。これが、俺がここ数年住んでいてなお、住みにくさを感じさせる要因の一つになっているのかもしれない。

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