4月11日。星期四。 141/95。63.4kg。
朝からパソコンが起動しなくなった。ちょうどケイのにぃにぃが起きてきたので見てもらったところ、ケーブルが外れかかってただけとのこと。やれやれ。ケイのところから預かってきたノーパソ2台の修理に忙しい彼の手を煩わすところだった。
ケーシー高峰さんがお亡くなりになった。当時夢中になって観、笑ったものだったっけ。
またしてもお粗末大臣辞任(というより更迭)。政党名は「辞任党」にしたら。これだけバカを任命した「任命責任」は?誰もが責任を取ろうとしない。東電も政府も。こどもを殺した親でさえ、罰を受けるというのに、だ。
早朝キッチンはべったら漬けの大根の下漬けの上下入れ替え作業。水も十分出ているようだし、順調そうである。
庭作業では大根を三本抜き、残すところ三本となった。
9時半頃からの買い物を済ませてから台所作業。夕飯(おでん)の準備である。大根の大量消費と気温の状態がマッチしたからである。この日の買物で「牛すじ」を安く手に入れたので「静岡おでん」にした。
昼食はイケア製ホットドック用パンを使った「チキンフライサンド」。具材はレタスとチキンフライのみ。これに気の抜けたコーのような、これまたイケア製「スウェーディッシュ・イースター・ソフトドリンク」。微妙な組み合わせだ。
午後のロードショーは「小さいおうち」。2014年山田洋次監督・共同脚色作品。戦前からセンチュウにかけて、ほんとうの意味での中流家庭での出来事を女中の眼から描いた作品。当時の世相をよく描いていると原作は高い評価を得たものであり、監督の思い入れも相当だったと聞いている。
主演の松たか子も助演(となってるが主演としてもおかしくない)の黒木華もいい。この監督でこうした恋愛ドラマは珍しいと思うが、実に上品な色気を出した作品となっている。
男に手を引っ張られ部屋に入る人妻、人妻の足をマッサージする女中。涙も艶もある。昭和を描いて、「向田邦子」風のいい出来だ。
夕食は「かしわご飯」、「静岡おでん」。
おでんの具材は大根、結び昆布、こんにゃく、結びしらたき、がんもどき、ちくわぶ、ゆで卵、牛すじ。
具材によって煮込み時間は違うが、牛すじは合計4時間半。で、とろとろである。これに青のりと削り節粉をかけて食べるのが「静岡」風である。うまい。
が、大根がひどい状態になっており、皮を薄くむいたことがあだとなった。繊維がすごいことになっており、その下からは美味しく仕上がっているのにもかかわらず食感のひどく悪いものとなってしまった。結局それを吐き出すしか方法がないのである。捨てるわけにもいかず、作った責任上、俺はひたすら大根を食べた。で、「みずばらひろし」になっちまったんである。
おでんの〆はちくわぶ。こいつを残すと鍋が泥状になっちまうんである。今度は「でぶばらひろし」になった。
発泡酒~ひたすら燗酒。腹が膨れて燗酒さえも入りにくくなってきたところで白酒(52度)にスイッチ。シングルで3,4杯なめたところでダウン。9時前?だったかな。
BGMは昨夜に続きビル・エバンス。「ワルツ・フォー・デビイ」のデビィは自分の娘ではなく、お兄さんの娘ということをライナーノーツで知った。が、いい曲には変わりない。
今回彼のことをウィキペディアで調べて、この曲や「枯葉」などの演奏から抱いていたイメージとおよそかけ離れた私生活が書かれてありショックだった。
つい先日もチェット・ベーカーの甘い声にも騙された?っけ。
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