2019年3月20日水曜日

栃木のレモンとグンマのアイス

3月19日。星期二。               132/102。64.0kg。

 早朝キッチンは残り物の焼き塩さばの身のほぐし作業。

 新聞記事から。先日観た映画「パッチアダムス」はアメリカの実話を題材にしていたが、同じ「ホスピタル・クラウン」と呼ばれる活動をしている医師がいることが掲載されてた。福島県はいわき市の病院院長であり、さすがにこどもの患者はおらず、高齢者がお相手なので変装も「水戸黄門」とか高齢者向けとなっていた。スタッフも一緒らしく、微笑ましい記事だった。

 もう一つ。内田裕也が亡くなったことに対しての「筆洗」というコラムでの一言が印象的だった。「大音響のレコードが今止まった」。

 7時半には24時間スーパーへ買物。近所のスーパーの特売で買う予定の低脂肪牛乳も、この店の処分品コーナーで手に入れることができた。タイミングがいいとこうなる。
 更に1つだけあった「レモン牛乳」も買った。先日観た映画「お前はまだグンマを知らない」の中で栃木県のヤンキーがちゅぼちゅぼ吸っていたあのレモンが一滴も入ってない「レモン牛乳」である。
 劇中仲の悪い茨城県でも売ってるんである。はっきりしない味は駄菓子の域にも達してない非常に微妙なソウルフードである。
 帰宅後レモン牛乳にこれまた処分品の「アップルデニッシュ」を浸しながら食ったところ、うまかったんだが、これはアップルデニッシュが美味かったのであり、レモン牛乳はそれに寄与してないようだ。

 帰り道、昨年見つけた同じ空き地に「つくし」が生えていた。これだけ気温が上がってくると手頃な大きさになるのもここ数日の間だろう。

 庭作業は白菜とみず菜の収穫。第9の畝の石灰のすき込みとふるい作業。最初の年から使っている畝の割には土が良くなってきていない。今年はハーブや薬味系のものを植えることになっている。

 ぬか床に黄パプリカと茄子を追加し、きゅうり、茄子、かぶを取り出す。

 で、昼食は「サバのちらし寿司」、「ぬか漬け三品」、「しめじのお吸い物」。デザートはケイのにぃにぃが買ってきたグンマで作られた「ストロベリーアイスクリーム」。多分高梨乳業製だろう。すぐ隣にあるハーゲンダッツと一緒に作ってんじゃあないだろうか?味がそっくりなんだけど。
 ハーゲンダッツの工場は世界で4つしかなく、そのひとつが日本(グンマ)であることを知ったのもあの映画「お前は....」でである。
 ハーゲンダッツはバニラとラムレーズンしか食べてないので、今回のストロベリーはちょっとあっさりしていると感じたんだが、ケイのにぃにぃに言わせるとハーゲンダッツのストロベリーアイスクリームもあっさりしているそうである。じゃあ、やっぱり......。

 午後のロードショーは「大空港」。1970年ジョージ・シートン脚本監督作品。正統派娯楽大作で、シンプルな「グランド・ホテル」形式といったもので、いかにもハリウッドらしい出来となった。
 50年前の鑑賞ながら、結構記憶があるのはやはりそのシンプルさゆえだろう。ディーン・マーティンとジャクリーン・ビセットの二人のシーンで流れる「愛のテーマ」がすごく良く、当時熱心に聴いてたなあ。フェランテとタイシャーというピアノデュオのカバーがよくかかってたっけ。
 時代を感じさせるのは、飛行機内での喫煙やスカートの短さである。ジャクリーン・ビセットもスタイル抜群だが、ジーン・セバーグも負けてないな。この女優、その後悲劇的な40歳での自死を知っているだけに、観る目も変わっちゃうな。この当時31歳、美人だったなあ。

 飛行機で思い出す小話。「安倍さんと麻生さんと菅さんが一緒の飛行機に乗ってたところ、飛行機が故障して墜落した。助かったのは?」

 答え。「日本国民」。すごいブラック・ジョークであり、飲み屋でも言えないな。

 夕食は「湯豆腐」。具材は白菜、みず菜、長ネギ、せり(これも収穫もの)。豆腐は近所の豆腐屋さんの一丁500g120円のもの。普段使う300g29円とはえらい違いでうまい。

 発泡酒~燗酒。

 国営ラジオ放送、「夜のプレイリスト」再放送でサイモン&ガーファンクルの「明日に架ける橋」が全曲流れる。これも先ほど観た映画と同じく1970年に出たアルバムだ。
 多分自分が持っているCD(当時はレコードだった)の中で一番多く聴いたアルバムで、全曲口ずさむことができる。
 引き続きCDを聴きながら、燗酒をちびちびやって9時前にダウン。

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