2018年8月1日水曜日

貧しい老人の正しい夏休みの過ごし方

7月31日。星期二。                   129/80。61.0kg。

 早朝キッチンは、蒸しトウモロコシ。パイ男のおやつである。が、今どきの子はトウモロコシをおやつとして認識するかどうか興味のあるところである。

 ぬかづけの味がいまいちだというケイのにぃにぃの指摘があり、ちょっと休ませることにして、糠と塩を加えた。

 庭作業は第一の畝のバジル後やその他の休耕地に元肥をすきこんだ。来週の入院前にいくつかの種類の種をまいてゆくつもりである。

 パイ男と方向の違うスーパー2軒で買物。そこに着くまでの間で蝉を捕殺するのが恒例行事となっている。来年はパイ男の弟のジュウージアロウが来ることになっているんで、今年が最後となる。
 俺もムキになって捕殺するんであるが、数は去年とほぼ変わらないようだ。この日は手でちょくせつ捕まえたのが3匹。

 昼食は「ぶっかけうどん」。具材は温玉、小ネギ、かまぼこ。これと残り物。

 午後はパイ男と市の図書館へコミュニティバスを乗り継いで行く。1時間半過ごす。図書館利用カードの更新手続きを行なう。年に1度って頻繁すぎね?俺は在住者ではないので固定資産税の領収書を持参せねばならない。それでも去年のようなトラブルがないようにカードに期限日を記して置いたのは正解だった。
 火曜日なのに中はほぼ満席だ。DVD試聴コーナーも順番待ちだ。

 パイ男が3冊、俺は広津和郎の入った全集ものを借りた。全集が順序どおりに陳列されてないんで直しといた。
 携帯着信音が鳴ったり、居眠りこいてるじじいが多かったり、スポーツ新聞で競馬欄をひろげてメモってるじじいやら、この街の老化と貧民さを裏付ける様子が見られる。まさに涼みに来てるんである。
 そういえば来る時にバスの一日利用券を買ったんだが、大人と子供1枚づつで300円になるはずなんだが、150円請求された。かなり愛想のない年寄り運転手で感じ悪かったんで何も言わずに精算を済ませたが、明らかにあのクソジジイのミスである。その都度払えば二人で600円のところ150円で済んだ。

 夕食は「トマトと豚肉のふわ卵炒め」。このレシピのにんにくの茎の代用として空芯菜の葉柄を使用。「じゃがいもの鮭マヨかけ」。これに使う鮭フレークは先日作ったものである。「トウモロコシの白和」。今朝蒸した2本のトウモロコシの1本を使用し、残った1本は明日のカレーに投入予定。
「わかめと豆腐のネギ沢山味噌汁」。
 漬かり過ぎた漬物は水に漬け塩抜きしようとしたところ、酸味だけが残って余計まずくなって廃棄。
 発泡酒~菊正宗銀パックをちびちびやりながらDVD鑑賞。ケイのにぃにぃが借りた2016年スペイン映画「オリーブの樹は呼んでいる」。俺が一人で鑑賞し、面白かったら自分が観るそうだ。ケイのにぃにぃとパイ男はゲーム。
 お話は父親が売ってしまった、祖父の大事にしていた樹齢2千年のオリーブの樹を、売り先であるドイツまで取り返しに行く孫娘を中心としたゴタゴタものであり、メルヘンチックにしたり極度なリアリズムでもなく、脚本がよく出来ている。が、カメラが良くない。祖父がその樹を見ることなく亡くなるが残された家族関係が修復するという定番エンド。90分ちょっとなら観られる。
 自由の女神像を壊したり、フランスをあっさり通過したり、ドイツの先端企業の内幕暴露など、作家の豊富なアイデアがよくつながっている。
 パイ男が寝て、降りてきたケイのにぃにぃと国営放送の「アナザー・ストーリー」の桑田・清原コンビのドキュメントが面白くて、結局最後まで観てしまったんでダウンしたのは10時を大幅に回っていた。

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