2016年4月5日火曜日

馬づくし

4月4日。153/83。62.2kg。

 早朝食堂はつくしの下ごしらえ。米のとぎ汁で茹でる。

 この日は天気が良くないという予報なんで外出を極力ないようにし、DVD鑑賞で過ごすことにした。
 朝のうちはこの日から始まった「中国語講座」の新シーズンを聞く。久しぶりの陳淑梅先生。以前と発音が違う印象を受けたが、先生も入れ歯なんじゃないだろうか?
 中国語の最初はやはり 4声から。そして大抵その例となるのが「馬」である。MAはこの4つの発音ですべて意味が違ってくるからである。「馬」くなるにはここは避けて通れないが、俺は何度この道を繰り返し通っただろう?今年こそ性根入れて学ぶぞぉ。

 「あの手、この手」。副題は原作のタイトルを英語にしてあった。最後には「END」とテロップするなど、いかにもおしゃれタッチに作っている。が、部屋の中での火鉢やストーブなどいかにも当時の生活感が出ていたりして、ちょっとミスマッチなところが可笑しい。
 セリフがウイットに富んでいて、とても64年前の作品とは思えないほど古めかしさを感じない。この辺りは和田夏十&市川崑の真骨頂だなあ。関西が舞台で、生駒山が写されていて実に興味深い作品だったな。

 昼食は「パドンニ」。カラフルなリボン状になったパスタで、これもケイの結婚式の引き出物である。芽キャベツとベーコンとたまねぎで作ったコンソメスープに加えて「スープパスタ」で食べた。
 茹で時間が難しく、表示通り弱火だとリボンの結び目あたりの茹で上がりが不足気味でだった。で、中火でちょっと茹でたらもう少しでぼろぼろになりそうだった。これは少し硬めのほうがいいようだ。ってことは、やはり表示通りでいいってことか。

 午後は雨も上がって日も差してきたんで、ちょっと庭いじり。ふるい作業はできないんで、ミント畑あたりの草むしりをした。で、このミント畑草むしりにハマった。
 ここに生えてる雑草どもは「擬態」してるんである。そういうふうに見えるんである。ミントがまっすぐに伸びているところでは、同じように伸びていて、あまり伸びていないところでは、大きくならないような奴らが密集していたりする。
 これらを探しながらむしるのは面白い。何周しても必ず見つけるんである。注意深く見ているつもりでも、必ず見落とししているということだ。
 一番の難敵は「どくだみ」。こいつは目立つので、探す手間はないが、とにかく根深くて、根こそぎ抜き取るのはほぼ不可能なんである。それについては本にも書いてあった。「根絶はほぼ無理」と。こいつさえいなきゃあミント畑草むしりはもっと楽しいものになるんだがなあ。

 「馬々と人間たち」。 東京国際映画祭で話題になった作品ということらしいッス。2014年、アイスランド映画。
 いきなり馬の交尾から始まり、お相手の牝馬の飼い主による射殺などショッキングな冒頭から、小さな村での馬が関わるエピソードがオムニバス調に綴られ、その全てに村民が、というより馬が情報を共有しているんではないかと思わせるような、なかなか面白い設定になっている。
 馬の腹を裂き、その中に入って凍死を免れるというエピソードが一番ショッキングだったな。これは「ジャングル大帝」の終盤でレオがケンイチを助ける感動的な場面を思い出させた。
 作品中人間が二人しょうもない死に方をし、馬が二頭哀れな死に方をしているが、エンドのテロップで「この作品で馬がひどい目にあったことはない」という説明が出ていた。どうやって撮影したんだろう?牧歌的な雰囲気の中でのこうした営みを淡々と描いていて印象深い映画だった。

 夕食は「鶏肉とパプリカの生姜焼き」、「もやしのナムル」、「ぬか漬けきゅうりと人参」、「メレンゲ入りのトマトスープ」。
 食後、チリ産赤ワイン・カベルネ・ソーヴィニヨン・フルボディをちびちびやりながらTV親父。

 赤坂さん司会の歌番組でのゲストが「園まりさん」だった。寄る年波には勝てず、テクニックでもカバーできないほど声がでなくなってきているのは見てる方でも辛い。じっくり聞くといい歌も多いだけに惜しいよな。カバーだが「大阪の女」は詞もいいし実に趣深い歌だ。「輝きたいから」は西田佐知子の作詞となっていたがいつ頃の歌だろうか?これは初めて聴いたものだが、なかなかいい歌なんでもう一度聴いてみたいものだ。
 続けて「酒場放浪記」を15分観てダウン。

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