2016年4月22日金曜日

平成版・スズメの恩返し

4月21日。61.4kg。血圧計測忘れ。

 早朝食堂はそこそこにして、朝食をとりながら早朝ロードショー。

 「ミリオンズ」。ダニー・ボイル監督作品。とにかく楽しめる、典型的な娯楽作品に仕立てあげてる。母親をなくしたばかりの、キリスト教おたくな弟と経済感覚優秀な兄が繰り広げるドタバタ喜劇をユーロに切り替わる時代背景にして、ファンタスティックなハッピーエンドに持ってゆく技はさすがである。
 映像もよく、テンポも申し分ない。大金を手に入れるのは「シャロウ・グレイブ」の流れをくみ、「スラムドッグ$ミリオネア」 の前哨戦のような作品というところだろうか。この作品で主人公を演じた子供は大きくなってユアン・マクレガーになるに違いない。

 午前中は庭いじり。ちょっと表面が湿っぽかったが、第二の畝のふるい作業をした。この日はやたらとハサミムシの幼虫を捕獲した。全部で23匹。過去最高かも知れない。
作業中、電線のつばめの夫婦がやたらにうるさいので、よく見れば女房(亭主かも)が一方的に喚いているのがわかった。黙って聴いている亭主(女房かも)が哀れっぽく見えた。
  風が強くなってきたんで、おしまいにして時計を見たらお昼近くだった。腹時計は正確だ。
 
 庭の様相がだいぶ変わってきた。季節を感じるな。



100円ショップで二袋100円で買った種から育てたタイムは匍匐性であることがようやく分かるようになるまでになった。
 同じく100円ショップで買った種から育てたジャーマンカモミールも花をつけるまでになった。 今回種をまいたのは「ローマンカモミール」。
 苗で買った「スナップエンドウ」はもうすぐ第1回めの収穫。同じく苗で買ったパセリはかなり巨大化してきた。両方共100円位だったから元は取れそうだな。

 部屋に戻って庭を振り返るとスズメがラベンダーの葉をついばんでるじゃないか。驚いてすぐ追っ払ったけど、スズメがラベンダーの葉を食べる習性があるなんて全く知らなかった。
 この日捕獲した幼虫だって全部食っていったくせに、恩を仇で返すスズメには今後幼虫は殺したあと土に戻すことにした。
 この日さらに招かれざる客あり。黒猫。即、拳銃で撃つ。1発目外れて、隣の家に逃げ込む。追いかけて、柵越えに打った弾が当たった。驚いた猫は戻るような経路でさらに隣の空き地に逃げ込もうとしたところをさらに撃つ。ちょっと外れた弾が柵に当たったんで猫はさらに驚いてた。威嚇は十分だったろうな。
 さらに続けて三毛猫登場。この時はケイのにぃにぃもいたので2丁の拳銃で追い込む。当たらなかったが道路まで逃げた猫を追って、さらに撃って驚かした。
 この庭に訪れる猫は、もう一匹白猫がいる。連中はふかふかの土を好みそこに糞をする。全く厄介な奴らだ。

 ふかふかの土はスズメたちも好きで、この日も砂風呂を浴びてた。この日古いをかけた土にも砂風呂作りに夢中になってた奴がいた。

 昼食は「豚丼」。ケイのにぃにぃが吉野家で食べたものを再現しようとしたものである。味は薄めだったが、キムチを混ぜて食べると最高にうまい。

 午後は雨になりそうだったんで弓道はさぼり、映画鑑賞。1本目「炎のごとく」。加藤泰監督の劇映画としての遺作。ローアングルとクローズアップ、そして正攻法の脚本はちょっと退屈な印象を受けてしまう。申し訳ないが早送りで見終えてしまった。晩年は大作中心で、そのうちの何本かは観たことがあるが、いずれも凡庸なものだったと記憶する。緋牡丹博徒のような1エピソードをじっくり描いたもののほうがこの監督に似合ったんじゃないだろうか。
 で、もう1本。「シルバラード」。完璧な正統派娯楽西部劇。後に「ワイアット・アープ」で大コケしたことの印象が強い監督でもある。悪役の印象が強いスコット・グレンが正義の味方で、出てくる正義の味方がすべてものすごいガンファイターといったところや、ちょっとやそっとで死なない正義の味方という無理な設定もなんのそのって感じの娯楽作品になっている。

 夕食は「新玉ねぎ・にら・豚肉のスタミナ炒め」 、「オニオンスライスののり・卵黄のっけ」、「キャベツの味噌汁」、「ぬか漬けきゅうり」。
 オーストラリア産のシラーズ&カベルネソーヴィニヨンワイン~同国産シラーズワイン。二本目を半分以上飲んだところでダウン。
 

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