2019年5月10日金曜日

傑作時代劇発見!

5月9日。星期四。     102/71。62.8kg。

 NADの効果で超早起き、1時に目覚め、3時までベッドで読書。と言っても途中で眠くなると中断して居眠りこいてるから、実質的には1時間位のものだろうか。

 「少年狩り・野田秀樹戯曲集」読了。2編あり、表題作の他に「赤穂浪士」。副題が「昆虫になれなかったファーブルの数学的帰納法」。言葉の遊びの連続であり、本で読めばその面白さもわかるというものの、これを舞台でやられたら全く意味不明じゃん。観劇はちと無理。

 朝食はお粥に「角煮」。だいぶ前に作ったものだが柔らかくて、適度に油が落ちてうまい。残りの二切れは今夜のつまみにする。これに合わすのは泡盛だ。
 「トマト醤」制作。昨日に続く、「醤」シリーズの第2弾である。ちょっと塩分がきついが、何に使うか今のところ未定。
奥左から「角煮」、「オニオンサラダ・パクチーのせ」、「エルダーシロップ入り豆乳」、「りんご&バナナヨーグルト・ラズベリージャム」、下段「お粥」、「ケイジャンスパイス炒め・卵&野生ルッコラ(セルバチコ)」


 庭作業はみず菜の間引きを兼ねた収穫。ネットの効果が出てほとんど被害なし。続けてミントとレモンバームの剪定を兼ねた収穫。洗ったあと日干ししてドライティーにする予定である。

 通りを挟んだ前の家の屋根裏にムクドリが巣を作ったらしく、そこから飛来しては庭に放置された刈られて乾燥した雑草を運んでいる。
 先日はその隣の屋根の上でふざけてるのか、喧嘩してるのか分からないが、二羽がからみ合って道路に墜落するのを見た。それも複数回で、さらに二羽が加わって大騒動になってた。
 巣の場所が特定できたら市に連絡すれば駆除してくれるそうで、ケイのにぃにぃが以前やったことがあるそうだ。

 10時から買物。スーパー~酒屋~スーパー。

 昼食は「たぬきそば」。具材はわかめ、かまぼこ、みず菜、天かす、ごぼう天、九条ねぎ。

 午後のロードショーは1本目が「きけわだつみのこえ」。1950年関川秀雄監督、船橋和郎(舟橋聖一の弟)脚本作品で東映の記念碑的な第一作とのことだ。  太平洋戦争末期を描く反戦映画であり、反戦映画としても第1作とされている。 学徒動員された人の数人をクローズアップし、その死に至るまでの運命を丁寧に描いている。
 その残虐性は後の「野火」につながると思う。インテリの苦悩が多く、不条理さが鮮明だ。エンディングで死体がゴーストになるところはシュールで、当時話題になったんじゃあないだろうか。
 当時無名だった俳優ばかりだというが、杉村春子、佐野浅夫、花沢徳衛、沼田曜一などはすぐ分かった。

 二本目は「反逆児」。東映時代劇。1961年伊藤大輔脚本・監督作品。家康の長男とその母、そして妻が織りなす陰謀と愛が複雑に絡み合う悲劇を描く傑作時代劇、というのが俺の感想。
 110分の中に多くの登場人物を配し、語り口はわかりやすく、それでいて複雑な感情を伝えるという、素晴らしい脚本と演出だと思う。女同士の争いやそれに翻弄される主人公を演ずる中村錦之助、杉村春子、岩崎加根子がうまいし、取り巻きの佐野周二などもいい。まるでシェークスピアの「マクベス」のようだ。
 その他、衣装やセットなども素晴らしい。

 夕食は「鶏ささみと茄子の味噌炒め」、「長芋とオクラのサラダ」、「みず菜のおひたし」、「ぬか漬けきゅうり、茄子、パプリカ」、「角煮」、「茹でそら豆」、「大根の味噌汁」。
右の「アメリカンソフトクッキー」の味はソフィスティケートされた「スーパークッキー」って感じ
通じたのか?ケイのにぃにぃが買ってきた泡盛。その名も「エンダ(A&W)」ではなく「エンダー(沖縄語でやさしいという意味らしい)」で名前通りやさしい(マイルド)な飲みくちである。

で、発泡酒~ひたすら泡盛の水割りをちびちびやりながら、TV鑑賞。「モヤさま・鎌倉編」。
 9時ころダウン。今日も長い1日だった。
 

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