2019年2月28日木曜日

コロッケ・カレー.....ありだな。

2月27日。星期三。               149/99。62.9kg。

 早朝キッチンは「ゆで卵」~ソーキの煮汁に漬け込み「味付け卵」に。この日は3時ころ起きたので朝の時間がたっぷりあり、新聞やPCも早い時間で終えた。

 新聞では厚労省の統計不正に関する鑑定からの圧力の有無の記事が連日続いているが、これってつまり「言った、言わない」で終始しているうちに立ち消えになる公算大ではないか?政府は「言ってない」に終始するだけであり、たとえ官僚が口を滑らしても、あとからありえない理由をもってそれを慌てて否定する、って図式は完璧に確立してしまった感があるな。「保身技術」だけは確実に向上している。TVの先を行く政府の9K。Kはもちろん「KEEP」のKである。国民を守るまっとうな政策は「休憩」らしい。

 「東京百話」で広津和郎を読む。広津柳浪の息子である。柳浪は明治の花柳界を描いた小説で有名であるが、「今戸心中」もまだ未読である。荷風先生も影響を受けたというようなことを書いてたっけ。
 で、大正末期の本郷あたりの下宿の様子を描いているが、現在の東京と酷似していることに驚いた。当時、左翼思想取り締まりが徐々に強くなり始めた頃までの東京は多民族を受け入れていた懐の深い都市だったのである。その様子が著名な作家などとともに「トキワ荘」並に面白く描かれる。
 その中で使われていた言葉「こせつく」が非常に懐かしかった。これ、今ではあまり聞かれなくなった言葉だよなあ。これも現在に当てはまる。社会全体がこせついているからなあ。
 当然文中では、当時の世相が「こせついてなかった」として使われている。

 庭では生ごみの埋め込み、サニーレタス・みず菜の収穫、屋内で越冬した植物の鉢を元砂場に移動した。明日が予報によると雨天ということで、水撒きの手抜きでもある。
 コンポスト内で捕獲したコガネムシの幼虫の生き残り(忘れていた分)が20匹くらいいたので、これを殺してから生ごみと一緒に埋め込んだ。

 死骸を放置すると鳥がやってくる。
調べてもよくわからなかった鳥。ムクドリでもヒヨドリでもなさそうだ。最初は虫の死骸を突っついてたが最後は丸呑み。
昼食は「焼きそば」。具材はタマネギ、人参、キャベツ、もやし、ウインナーで目玉焼きをトッピング。

 午後のロードショーは「レベッカ」。1940年アルフレッド・ヒッチコック監督作品。アカデミー賞作品賞受賞作品。どんでん返しが素晴らしいサスペンス映画である。
 設定なども全く違うがウッディ・アレンの「マッチ・ポイント」と同じで、最後に真犯人が罪を逃れてしまうんである。そういえば主演のジョーン・フォンテーンもスカーレット・ヨハンソンを上品にしたような美人である。
 脚本に手を出せなかった事情もあり、演出に専念できたヒチコックの冴えた作品だと思う。で、レベッカ(すでに死んでしまった女性でもう一人の主演、ローレンス・オリビエの元妻)の愛人になる役を演じている俳優が気になったんで調べてみた。ジョージ・サンダース。顔がクエンティン・タランティーノ似であり、この作品でのひょうひょうとした悪役ぶりが印象に残ったんだが、その後安定して役者としてキャリアを積み「イブの総て」でアカデミー賞までとっている。が、生前デヴィッド・ニーヴンに語っていたとおり65歳で自殺している。ニヒルな風貌通りな生き方をした人だったということだ。

 夕食はNADなので「カレーライス」。具材はヘタレ気味のごぼう、合いびき肉、じゃがいも、人参、タマネギ。付け合せにサニーレタス、既成品のコロッケ。

 片付け終えて7時にはベッドイン。天野祐吉のエッセイを読み始めたら、すぐに睡魔がやってきたんで7時半にはダウン。その後、1時間~2時間ごとに目が覚めたのはいつもどおり。やれやれ。

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