2015年8月6日木曜日

ヨコハマ・ベイ・ブルース

8月5日。
東京の真夏日が連続記録を更新したそうである。
このくそ暑い中を、これまたくそ暑そうな横浜中華街まで出かけた。本牧に1時から用事があったんでその前に昼飯を済まそうと考えたからである。

 前日の架線切れのために京浜東北線のダイヤが乱れてるとのことだったんで、東京か品川で乗り換えることにした。で、検索すると5分遅くなるが品川から京急を使うと100円ちょっと安く上がることが判明した。JRを使っても横浜で乗り換えねばならないので京急にした。これが昔(40年前)と違い乗り心地がいい。快速特急は蒲田と川崎しか止まらず、あっという間に着いた。

 みなとみらい線に乗り換え終点の元町へ。くそ暑い中華街をぶらぶらしてほぼ一回りすると11時。同發本館ランチ開店時間である。
 「チャーシューと豚バラ焼きスライス」、「小松菜のしょうが炒め」、「しめじのスープ」、「漬物」にご飯がついた定食。860円也。量もちょうどいいし、値段も中華街としてはリーズナブル。チャーシュー、豚バラ焼き共うんまい。後ろの席でビールをうまそうに飲むご婦人方の声が聞こえたが、ここは我慢。

 さて、そこから山下公園方面に移動し、「人形館」前からバスに乗り「小港橋」で降り「船員センター」までとほほ歩き。
 証明用の写真撮りもくそ暑い小屋の中。その写真を持って申込受付へ。「小型船舶免許」の4回目の更新手続きである。もう20年である。
 約1時間の講習を受けて解放された。

帰り道横浜港から見る海には低い入道雲が乗っかっており、停泊してる船たちにはいやというほどの太陽光が突き刺してた。ああ船に乗りたいな。釣りでもスクーバでもなく、ただ移動だけの目的であまり大きくない船に。留まったら焼き芋にされそうなアスファルトの歩道を歩きながら思った。

 夕食のメニューは「鶏肉のしょうが焼き」、「トマト・キュウリのヌクチャムかけ」、「大根の味噌汁」。

食後焼酎のシークワーサー割りをちびちびやりながら映画鑑賞。
「イブサンローラン」。栄光と没落。諸行無常の響きが聞こえたね。元恋人(男性)が二人で集めた美術品を「クリスティズ」にかけるまでを軸として過去をさかのぼるドキュメンタリー映画。ただこの元恋人の思い出を中心としてるんで、イブの人生を描くにあたってはつっこみが浅い。
 バレリーナにミノカサゴ風の衣装を着け踊らせるシーンがあったのが印象的。

「父と暮らせば」。黒木和雄作品。井上ひさし原作の戯曲の映画化。観るのは2度目。宮沢りえの熱演、淡々と演ずる原田芳雄と二人とも名演である。監督の「生き残り」に対する焦燥感や罪悪感という思いいれが原作と見事に融合した、ある意味で幸運な結果となった作品だと思う。名画殿堂いり間違いなしか。

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