2015年8月18日火曜日

やはり、ラーメンと来る

8月17日。
朝から雨でこの日も庭いじりは中止。
まさに晴耕雨読の一日だった。読みかけの今村昌平著「撮る」を読みきった。かなり厚い本だったが作品の映像写真を除くと3百ページくらいか。
 決して妥協を許さぬ今村さんの演出の方法が先日読んだ、ある程度俳優の自由にさせる黒木さんとまるで違う。同じ原爆を扱った作品で、心に訴えかけるものが同じなのに、である。        二人の共通点といえばプログラムピクチャーに縛られることがあまりなかったという点だろうか。黒木さんはほとんどない。今村さんは日活というかなり自由な雰囲気の中で思うがままに作れ田ということだろう。二人とも早々に独立プロを立ち上げている。
 今村さんの語り口が面白い。脚本で役者にしゃべらせてるのは自分の思いの肉声であることが感じられる。取材に時間をかける人はまず人間好きじゃなきゃ務まらないな。彼が取材した人間っていったい何人になるんだろうか?話の聴き方もうまい人なんだろうな。
 「黒い雨」、「うなぎ」などの後期の作品に関する話題も多いが、師と仰ぐ川島さんとのエピソードが初耳、意外だった今井正監督との交流、黒澤監督に対する敬意など、ちょっと楽しすぎる本だった。

 昼食は前日に続きやはり「ラーメン」。これに頂き物の点心(もち米シュウマイ、豚肉シュウマイ、豚まん)。

 午後も雨なんでプールは断念し読書。「インドで考えたこと」。堀田善衛の1957年のベストセラーである。これは途中まで読んだが、面白い。もっと堅い語り口だと思ってた本だが、「俺」調なんですらすら読める。
 椎名誠さんが書いた「インドでわしも考えた」も読もうかどうか迷ったことがあるが、やはりこちらを先に読まなきゃな。

 夕食のメニューは「秋刀魚の塩焼き」、「ゴーヤの味噌汁」、「長いものだし汁和え」、「サツマイモの葉の胡麻和え」。
 秋刀魚は当然冷凍ものだがこの日特売で48円税別。ゴーヤは苦くやはり味噌汁には向かないかも。サツマイモの葉は絶好調。
 食後日本酒をちびちびやりながら、だらだら「鉄道の旅」とかなんとかいうTV番組を観る。

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