2015年8月19日水曜日

海が俺を呼んで.....ないか

8月18日。
午前中の気温が下がってきたんで、庭いじりを早朝にするのをやめ9時ころからすることにした。
土はまだ湿り気味。ふるいにはもう一日待ったほうがよさそうだった。
 この日はやたらとコガネムシの幼虫が出てきた。こいつらには死んでもらわねばならないが、庭に来るスズメのためにお皿(灰皿)に入れておく。米粒並みのやつが多く全部で30匹以上いたんじゃないかな。そこへアリがたかってきてどうやらこいつらに食われてしまうんだろうか。で、以前こさえた止まり木の上に移動した。その後どうなったやら、あとで見てみよう。

昼食は頂き物の「いくら」を酒・しょうゆを加えて「いくら丼」。これに永O園の「松茸のお吸い物」。

午後は途中まで観ていた岡本喜八監督の「肉弾」を鑑賞。これは彼が「日本の一番長い日」を撮ったあとの作品で、ATGと組んだくらいだから超低予算で作られたものとわかる。反戦映画だが説明的なものは一切ない。喜劇仕立てにしてあり、出てくる人物が皆エネルギッシュで、生きることに懸命な姿で、米兵が上陸してくるといううわさに大騒ぎしてる風景を借りた青春映画とも読み取れる。
 全体として演劇風でもあり、戦争をというより軍隊または狂気をおちょくるにはこの方式のがよいだろうと考えたのだろうが、うまくいったと思う。春川ますみや小沢昭一などの今村組の俳優もいいところに出ている。
 最後に昭和43年ころの若者たちでにぎわうビーチが写され、そこに流れ着く白骨化した主人公を乗せたドラム缶。悲しいという感じじゃないな。やはり怒り、かな。
 東宝からの潤沢な資金で思う存分作れたあとの作品だが、これも十分潤沢な役者の演技と名監督の演出で作られている。

夕食のメニューは「棒棒鶏」、「きゅうりの冷たいスープ」、「ぬかづけきゅうり」。棒棒鶏にもきゅうりの千切りが添えられており、きゅうりオンパレードである。

食後ウイスキーの超薄水割りをちびちびやりながら映画鑑賞。「彼女が水着に着替えたら」。ホイチョイプロのバブル時代の超おふざけ映画。原田知世のスーツの肩がパッドはいりすぎのバブルそのもの。しかしこの映画のおかげでダイビングをはじめとするマリン業界?は大いに潤ったんである。この有名な作品を観るのははじめてである。
 で、BGMがすべてサザンということがわかり、だいぶうんざりした。 確か「私スキ」、「波数」はユーミンだったっけ。「私スキ」もだいぶうんざりしたな。
 おふざけ、と書いたが性格には「お遊び」映画といえよう。ホイチョイプロには社風になってるんだろう。時代の流行を追っかけ、それを組み入れたギャグを発したものを書籍・TV・映画にしてしまう遊び心があふれてる。ぎゃあぎゃあ騒いでる映画をぎゃあぎゃあいいながら観る映画である。
 それにしても湘南が舞台の映画なのに海ん中がやたらにきれいで垂涎ものだった、と思ってたら海ん中の撮影だけ沖縄で行われてた。やっぱりな。

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