2015年2月16日月曜日

日曜日にはタイ料理でも作って.....。

 昨日の朝、膝がひどいままで、さらに背中まで痛みが出てしまい、とんでもない日曜日の幕開けだった。
 年に1回程度体調不良時に起こる症状で、多分腰から来ているらしいんだが、長い時は2.3日痛みが残る場合がある。これも長い付き合いになるなぁ。
 気分転換に朝はタイ米を炊き、前夜の「高菜スープ」やなますで朝食。食後の飲み物は紅茶と温めた牛乳にカルダモン・シナモン・ジンジャーのそれぞれのパウダーを加えて「簡易型チャイ」にした。
 で、午前中はYouTubeでの「テレサ・テン」を聴きながら山本周五郎の「青べか物語」を読んだ。久しぶりに1冊の本を読み切った。著者が20代で単身浦安で暮らした3.4年で蓄えたエピソードの中から選りすぐって1本の娯楽作品に仕立てあげている。雑記帳みたいな形をとっており、ルポのようでもある。基本的には晴耕雨読のような著者の生活記録となっている。もっとも耕ではなくお土地柄釣である。昭和初期の浦安あたりの土着風俗が描かれており、かなり姦通に関するものも多いが、映画化に当たって割愛されているのは当時の映倫との力関係のせいであろう。
 著者の温かいまなざしが感じる著述も多く読み取れる。「経済原理」での子供たちに欲望や駆け引きなどを教えてしまったんではないかという著者の後悔にも似た感情を吐露するところとか、環境破壊を後世に残してしまうことに対する悔恨を抱くところなどであり、何年か住んだ土地の人たちに向ける視線は優しい。いい作品だったな。

 休憩時間にテレサの歌を聴いていてわかったこと。男性歌手によってヒットした曲には女が歌うべきものが多いということだ。「港町ブルース」、「想い出迷子」など。明らかに女の唄である。
 顔は好きなタイプではなくどちらかというと苦手なタイプのテレサ。天は二物を与えず、という典型的な例だな。声はいいな。ライブでの低音はちょっとだが、高音の美しさは「アジアの歌姫」の名に恥じないものである。この日の「里の秋」は非常に感動した。

 昼食は「新タマネギと手羽もとのスープカレー」で、タイ米がよく合う。

 午後はYouTubeで映画鑑賞。「シーサイド・モーテル」。パロディをちりばめた喜劇だが、編集が原因しているのか?とにかくテンポが良くないのは致命的である。シナリオのひねりが弱いんで意外性がなく、この手の喜劇にはこれも致命的である。

 夕食のメニューは「手羽もとの梅醤油煮」。梅の代わりにタマリンドを、醤油はナンプラーを使いタイ風にアレンジした。「もずくスープ」も味付けはナンプラー。これに発泡酒の代わりに「シンハー」がありゃばっちりになるところなんだが.....。

 食後、焼酎のシークワーサー割りをちびちびやりながらYouTubeで映画鑑賞。「ドラゴンヘッド」。よく分からない原因での「この世の終わり」映画。「恐怖心をなくす食料」ってのが新しかったが、それでどうなのって話なんだが、疑問ばかり残して映画は2時間近くかけて終わってしまう。原作(漫画らしい)が良くないのか、脚本化の時点で悪くしてしまったのか、多くのプロデューサーが名を連ねていながら、なんでこんな作品を世に出すかねぇ、えぇっ?
 それにしても山田(孝之)くん、よく出てるねぇ。

 

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