2020年11月9日月曜日

大根まみれ

11月8日。星期天。             朝食はポトフの具材、バゲットなど。ポトフはこしてスープを昼食用にする。  新聞では相変わらず「格差」の取材に力を入れている。今回は「デジタル教育格差」で、子供の「マイPC」についての取材だった。小学生になるとさすがに裕福な家でもスマホがやっとでタブレット、PCまでは手が回らないようだ。しかし、今回のように学校にいけないんだったら、やはり、最低限のネット環境は子供にも必要だろうなあ。一日三食を二食に減らしている家庭ではとんでもない話だが。  景気にシンクロしない年金って何だろうと考えることがある。まあ、実質下がっているんだが、それにしても勤め人のそれと比較したら、ほとんど不利な状況とは言えないだろう。仕事を失う人まで増えている昨今ならなおさらである。なんたって俺なんか仕事してないんだもんな。  年金額が下がっても生きていけるような対策をふだんから考えて、早めに実践(久しぶりに使う単語じゃ)しなきゃな。やれやれ。  早朝キッチンは二本分の大根の皮(500g)の加工処理。千切りにして200gは夕食用のきんぴら、300gはざるに載せ天日干しして「切り干し大根」にする。  8時半から買い物。24時間スーパー~3軒のスーパー~ドラッグストア。またしても大根を買ってくる。すでに未加工の在庫がなくなったからだ。  下漬けしてあった大根を取り出し、洗浄してから天日干し。  昼食は「焼きそば」。具材はキャベツ、タマネギ、ニンジン、ピーマン、ハム。これは2人分で、俺は別に「チキンラーメン・焼きそば」の今年3月に賞味期限切れてるやつに間引き菜を加えたものを食す。  庭作業は強剪定したレモングラスに園芸用の土をのせ、さらにそれを黒ビニールで包んだ。こうして露地栽培の場合はこうして越冬するんだそうだ。  「ささげ」の収穫。どうやらこれが最後になりそうだ。  2時ころケイのにぃにぃが東京に向かった。  午後のロードショーは「ザ・バンク 堕ちた巨像」。2009年トム・テイクヴァ監督作品。一度鑑賞しているが記憶があいまい。  国際メガバンクの違法行為を追求する、元スコットランドヤードで現在はインターポールの捜査官の活躍を描くクライムサスペンス&アクション。ロマンスなど悠長な場面が全くない正統派で硬派なドラマでアクションも見せ場が多い。イスタンブールでの屋根の上の追っかけっこはのちにボンド映画がパクったんじゃあないだろうか?美術館の銃撃戦も見ごたえ十分。ドラマもナオミ・ワッツ演じる主人公の上司役とのやり取りもいい。  特にキーパーソンとなる老人を演じるアーミン・ミューラー・スタールがいいね。  二本目は日本映画で「大殺陣」。1964年工藤栄一監督作品。「十三人の刺客」に続く異色時代劇。  四代目将軍跡目相続の権力争いの中で、大老は将軍の弟・綱重を意のままに継がそうと画策し、反するものを排除する。で、さんざんその粛清で犠牲が出るものの、最後は数人の刺客によって将軍の弟が討たれるまでを描く。セリフは聞き取りにくく、後半の殺陣シーンは大混乱状態で、観てるほうが付かれる。  56年前の作品としては古ぼけてない。「十三」に次いでリメイクされるかもしれないな。  最後に狂った大老が「綱重様は死んでない」と叫びまわるところで終わる。これ、「柳生一族の陰謀」で柳生但馬守が十兵衛によって切り落とされた家光(世継ぎとするつもりの)の首を抱えて狂乱状態になる場面の元ネタがこれだということがわかった。おんなじ東映だからいいんだな、きっと。  夕方、干してあった大根をホワイトリカーでまぶしてから、昨日から蓄熱暖房機の前において温度が下がらないようにしてあった「甘酒」を取り出し、その中に大根を包むようにして漬物器に入れる。一日貯蔵した米と米麹を混ぜたものはいわゆる酒粕を使った甘酒ではなく、「吉備団子餅」のような外観だった。  「べったら漬け」はこれで本漬けも終了し、冷暗所に収容して五日ぐらいで完成となる。  夕食は「鶏むね肉の味噌マヨ焼き」、「大根の皮のきんぴら」、「茹でピーマンと塩昆布の和え物」、「ふだん草の味噌汁」。  サッポロ赤星缶を二缶~燗酒三合をちびちびやりながらTV鑑賞して九時ころダウン。  

0 件のコメント:

コメントを投稿